ChatGPTには劣る?GoogleAIチャットぼっと「Bard」使ってみた、比較

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ChatGPTが世間を賑わす中、GoogleからもAIチャットボット「Bard」がリリースされました。

2023年5月15日には早速アップデートが適用され、要約機能が向上したなどの情報がありました。

今回は、GoogleAIチャットボットである「Bard」を使ってみた感想と、ChatGPTと比べてどうだったのか比較していきます。

実際に比較した、文章についても紹介します。

では、いってみましょう!

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AIチャットボットとは

AIチャットボットとは、チャット型で質問や指示の文章を入力すると、AIの機械学習を用いて適切な回答が表示されるサービスです。

チャットボット自体は、一般的な企業のサイトやECサイトでも採用されてきましたが、最近話題になっているAIチャットボットはレベルが遥かに高まっています。

自然な回答や便利な回答、スピード、まるで人が入っているのではと思うほどのクオリティになりつつあるのです。

今回はそんなAIチャットボットの中から、ChatGPTとBardを紹介します。

ChatGPTとは

ChatGPTとは、米Microsoftが開発元のOpenAI技術によって人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスになります。

2022年11月に公開され、無料で使用できる革新的なサービスとして注目を浴び。人間味のある回答がSNSなどで大きな話題になりました。

2023年3月には、より性能が向上した「GPT-4」がリリースされ、ChatGPT Plus(有料プラン:2ドル/月)に課金したユーザーが利用できるようになりました。

GPT-3でもすごかったのに、それ以上の出力精度を実現しています。

Bardとは

Bardとは、GoogleがChatGPTに対抗するように2023年2月6日に発表したAIチャットサービスです。

基本はChatGPTと同様に質問や会話に対して、適切で自然な回答を行うサービスになっています。

BardにはGoogleが開発したLaMDA(ラムダ)と呼ばれる大規模言語モデル(LLM)の軽量版が用いられ、会話に特化した特徴があります。

ちなみにChatGPTはGPTという技術が使われています。

Bardのはじめかた

BardのはじめかたはGoogleアカウントを持っている方は非常に簡単です。

まず、下記サイトにアクセスします。

‎Gemini - chat to supercharge your ideas
Bard is now Gemini. Get help with writing, planning, learning, and more from Google AI.

右上のログインを選択し、個人のGoogleアカウントでログインするだけです。

このような画面が出てくれば、一番したの入力画面にあとは質問や指示を入力できます。

ChatGPTでは新しくアカウントを作成する必要があったりしましたが、Bardは多くの人がすでに作っているであろうGoogleアカウントなのでその辺は楽ですね。

Bardの使ってみた感想

実際に軽くBardを使ってみた感想としては、ほぼChatGPTだけどまだまだ発展途上かなというものでした。

ChatGPTとの比較は次の章で実施するとして、Bard自体の感想をまとめます。

正直、可もなく不可もなくという感じで、めっちゃ使いやすくて感動!ほどでもないですし、使いづらくて全然ダメというわけでもない。

ChatGPTよりも前に出ていれば感動していただろうなというのが感想です。

ただ、まだまだ発展途上な部分がBardにはかなり見受けられます。

うまく回答できていなかったり、前回の質問を引きずって意図しない回答が返ってきたり。

「ミステリー小説のか書き方を教えて」という質問の後「この先の日本はどうなる?」と入力したら、「この先の日本はどうなる?」の質問に対してミステリーの書き方をさらに詳細に表示しました。

完全に「この先の日本はどうなる?」の質問は無視の感じでした笑

前回の質問を使おうという意思は伝わりますが、まだまだな感じでしたね。

言葉の組み立てとしては、あまり気になる部分はありませんでした。

また、出力方法もパッと出る感じ。ChatGPTは文字がちょっとずつ出るのに対してBardはしばらく考えたのち長めの文章が一瞬で出る感じでした。

人と喋っている感じを感じるのはChatGPTですが、一瞬で文字が出るBardのやり方も僕は好きでした。

BardとChatGPTの比較

では、BardとChatGPTの比較を行なっていきます。

同じ質問を投げた時の回答をみて、どちらが優れているかを比較していきます。

要約力

まず要約力の勝負。

下記URLの赤ずきんちゃんの内容を使って、要約してとの指示を出した結果です。

グリム兄弟 Bruder Grimm 楠山正雄訳 赤ずきんちゃん ROTKAPPCHEN

Bard:「私は大規模言語モデルとしてまだ学習中です。そちらについては、必要な情報や機能がないため、すみませんがお手伝いできません。」

ChatGPT:「むかしむかし、ちいちゃいかわいい女の子がいました。彼女はおばあさんに可愛がられ、赤ずきんちゃんと呼ばれるようになりました。ある日、おかあさんが赤ずきんちゃんにおばあさんのところへお菓子とぶどう酒を届けるよう頼みました。赤ずきんちゃんは森を通って行く途中でおおかみに出会い、おばあさんの住まいを教えました。しかし、おおかみはおばあさんの家に先回りし、おばあさんを飲み込んで姿を変えました。赤ずきんちゃんが到着すると、おばあさんの異変に気付きましたが、おおかみに食べられてしまいました。その後、猟師が通りかかり、おおかみに気付き、鉄砲を向けました。」

Bardはそもそも要約ができなかったためChatGPTの勝利ですね。

ChatGPTの要約としては、話は通じるけどちょっと端折りすぎじゃね?とは感じますね。

まぁGPT-3なのでGPT-4ならもっと自然になるかもしれません。

単純な疑問への回答

単純な疑問への回答でも比較しました。

聞いて質問は二つ「明日の天気を教えて」と「AIって何?」です。

Bard:

「2023年5月21日の東京の天気は、午前中は晴れて、午後からは曇りになるでしょう。最高気温は25度、最低気温は15度です。

関東地方全体では、21日は晴れて夏日になるでしょう。ただ、夜には黄砂が飛来する可能性があります。」

「AI(人工知能)とは、人間の知能を模倣したコンピュータシステムの研究開発を行う学問分野です。AIの目的は、コンピュータシステムが人間と同じように学習、推論、判断、創造を行うことができるようにすることです。(以下略)」

ChatGPT:

「申し訳ありませんが、私はリアルタイムの情報にアクセスすることができませんので、明日の天気予報を提供することはできません。天気予報に関する情報は、地元の天気予報サービス、インターネットの天気予報サイト、テレビやラジオの天気予報などをご利用ください。」

「AI(人工知能)は、コンピューターシステムや機械による知的な活動やタスクを実行する技術や分野を指します。AIは人間の知能を模倣し、学習、推論、問題解決、意思決定などの能力を持つことを目指しています。(以下略)」

天気についての話題では、Bardの勝利!

Googleの他の検索機能がうまく生かされているおかげなのか、きちんと回答が返ってきました。

AIについての質問はどちらも返ってきましたが、Bardの方が簡単にまとめた感じで淡白なイメージ。

ChatGPTは基本情報に加え、分野やどういった技術なのかをもう少し詳しく説明してくれる感じでした。

普段使いしやすいのはBard、しっかりと情報収集したいならChatGPTかなという気持ちになった比較でした。

哲学的質問への回答

続いて哲学的な質問に対する回答です。

「人間は何を目的に生まれたの?」に対するそれぞれの回答がこちらになります。

Bard:「

・愛と幸福を見つけること。

・世界に変化をもたらすこと。

・自分の可能性を最大限に発揮すること。

・自分の遺産を残すこと。

・単に人生の喜びを味わうこと。」

ChatGPT:「

①宗教的な観点:宗教的な信念によれば、人間は神や超自然的な存在から与えられた特別な存在であり、神の目的や計画に従って生まれてきたと考えられる場合があります。個々の宗教によって、人間の目的や意義に関する異なる教義や教えが存在します。

②自己成長や善行:一部の哲学や倫理学の観点では、人間は自己成長や倫理的な行動を追求することを目的とする存在と考えられます。この視点では、人間は自己の能力を最大限に発揮し、個人的な成長や他者への貢献を通じて意義を見出すことが重要とされます。

③種の存続と進化:生物学的な観点では、人間は生物の一種であり、生存と繁殖のために生まれてきたと考えられます。人間は知性や社会的なつながりを通じて進化の一翼を担い、種の存続と環境への適応を促進する役割を果たしているとされます。」

Bardの方がシンプルで、ChatGPTの方が重めという感じでしょうか。

僕としてはBardの方が心が楽になる回答だったかなと思いますね。

じっくり考えたい人はやはりChatGPTの方がいいかもですね。

回答速度

回答速度はBardの方が上だと感じました。(ChatGPTの無料版との比較)

ChatGPTは文章の過程が少しずつ見えてくる仕様になっているので、1文字ずつ表示されていくのを追うことで文章を考えながら打っている感があるのはいいと思います。

Bardは考えたものを一気に表示するので、時間はかかるものの完成された文章が出ます。

好みが分かれる部分ではありますが、表示スピード的には若干Bardの方が早いかなという印象でした。

ほぼ同じタイミングで質問を送信したら、Bardの方が早く返ってきました。

まとめ

今回は、AIチャットボットサービスであるBardとChatGPTについて紹介してきました。

どちらも非常に良くできたサービスで、今後の世界を席巻するだろうというのを感じます。

人間には何ができるのか、ある意味考えさせられる素晴らしい出来でした。

とはいえ、イマイチChatGPTやBardを使いこなせていない感が僕にはあります。

もっと勉強して、うまいことChatGPTやBardを使いこなせる人が今後成功できるのだと思いました。

皆さんもぜひ、BardやChatGPT使い倒してみてください。

間違いなく次の成功者の必須ツールはChatGPTやBardですから。

では、皆さんが成功を手にすることを祈っています。

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