AIの進化で問題の一つにもなるフェイクニュース。
今回紹介するのはそんなフェイクニュースの一つである、フェイク新聞です。
いかにも現実っぽいのに、何もかも嘘。AIが作ったもの。
この記事ではそんなフェイク新聞の作り方を解説していきます。
簡単ですが、悪用は厳禁です。とは言ってもちゃんと読めばフェイクニュースというのは丸わかり。
では、いってみましょう!
フェイクニュースに必要な要素
フェイクニュースに必要な要素は多数ありますが、中でも画像と文章が大部分を占めています。
文章だけでも文と文が正しく結ばれていて、論理が通っていれば信頼感のあるニュースにはなりますが、そこに画像までつけば鬼に金棒。
画像と文章が合わさったらもう、クオリティがかなり高まります。
あとは、ニュースの内容でおかしいところがないか、画像で妙に歪んでいるところがないか確認することでしか確認できません。
フェイクニュースに必要な要素は、とにかくリアルな文章と画像。
さらに衝撃的なニュースであればあるほど、拡散されやすいという特徴もあったりしますね。
今回取り上げるフェイク新聞では、さらに新聞のような質感を最後にプラスすることで新聞の写真を投稿しているような画像を最終的に作り出すことをしています。
新聞を撮影した画像だとさらに信頼感が高まるので、まさにフェイク新聞はさらに注意が必要そうですね。
リアルな画像と文章を作った上で、それらを合わせた記事を新聞の質感で画像化する。
これがフェイク新聞。書いてある内容も画像も全部が嘘なのに超リアルにAIを使えば作れちゃうのです。
フェイク新聞を作るのに必要なもの
フェイク新聞を実際に作ろうとなった時に必要なのは、パソコンのみです。
あとは、各種ソフトウェアを利用することで誰でも作ることができちゃいます。
ソフトの一例として下記を挙げています。
・Stable Diffusion(無料バージョンあり)
・ChatGPT(無料バージョンあり)
・Illustrator(月額2,728円)
・Photoshop(月額2,728円)
・Cinema 4D(月額200円~)
今回紹介する方法のようにこだわると、有料ソフトも利用してお金がかかりますが、無料で作ることもできるので代用できるソフトを探してみてください。
フェイク新聞を作る手順
まず画像を作るためにStable Diffusionを利用します。
Stable Diffusionは画像を作成するAIツールで、スクリプトを入力することでAIが自動でいくつかの画像を作成してくれるのです。
今回は普通のおじさんが座っている様子を指示し画像を作成します。
続いて記事の内容をChatGPTを利用して作成です。
のどかな雰囲気っぽいニュース記事という条件かつおじさんの名前だったりを指定することで、それっぽい文章を作ってくれます。
続いてIllustratorで画像と文章を合体させ、新聞風なデザインにしていきます。
ここが一番時間がかかるかもしれません。
レイアウトにこだわらずある程度のレベルであれば、こんな感じでOKです。
続いて、Photoshopでおじさんの画像にぼかしを入れることで、よりリアルな写真へと編集を行なっていきます。
最後にCinema4Dを利用して、3DCGに書き起こすことで折り目を表現することができます。
もう一度Photoshopでノイズや微かな手ぶれ用の編集を加えてあげるとさらにリアル感が増します。
これで完成です。
作成例
今回紹介したやり方は僕がやっているわけではなく、こちらのサイトを引用したものでした。
気になった方は詳細なやり方も載っているので、試してみてください。
ちなみにできた作品がこんな感じ。
リアルすぎますよね。
内容がのどかななので、騙されたとしても平和ですが、この技術がいつか悪用されるかもしれないと思うと怖いですね。
AIをどう利用するかは人間次第ですから、気をつけたい限りです。
まとめ
今回は、フェイク新聞の作り方を紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
かなりリアルな新聞の記事を作れちゃうのに驚きましたか?
正直まだまだ簡単!!と手放しで言えるほどの作業量ではありませんが、あと1年もすれば誰でもすぐにできるようになりそうな気がします。
怖い反面、ワクワクもしますね。
AIによって世界が悪くなるか、善くなるか。人間次第です。
だからこそ、AIツールをうまく使いこなせるように、今のうちにチェックしておきたいですね。
では、皆さんのAIライフがより良いものになることを祈っています。
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