10分でわかる 決算書3分速読からの10倍株の探し方 要約&紹介

ビジネス本の書評

「上がりそうな株は9割でわかる」

という謳い文句で書かれた一冊「決算書3分速読からの10倍株の探し方」

ここでは内容を要約し10分でわかる内容に凝縮します。

10倍株を探すための方法についても本書を参考にまとめていきます。

この記事を読むことで、10倍になる株を見つけることができるようになるでしょう。

では、行ってみましょう!

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本書の構成

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」は、はっしゃんという投資家VTuberが書かれた本で、タイトル通り10倍に成長する成長株を探し出す方法を細やかに書かれた本です。

作者自身株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家なので説得力がある著者となっています。

本の構成として、1章目で10倍に成長する株が存在を紹介、2、3、4章目で具体的にどのような株を選ぶべきなのかについて決算書のどの部分を見れば良いのかを紹介しています。

5章目では作者であるはっしょん氏が作られたExcelシートの使い方について書かれています。

最終章ではこれまでの章から実際にこれから成長する株の未来を予測する方法が紹介されています。

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」一冊で株を買う基準や決算書の見方の基本的な部分を押さえることが出来る内容になっていました。

若干僕のような初心者では理解できない数字が多い部分もありましたが、何度も読んだりわからない単語にフォーカスしながら読んでいけば理解できました。

ページ数は278ページありますが、3分の1ほどはグラフや実際の決算書の例が出ている内容でした。

本書の目的とおすすめの人

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」の目的は10倍に成長する株を探す方法を知れることです。

ですが、もちろん10倍株に投資するということでリスクもそれ相応に出てきます。

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」に出てくる方法を守ればリスクを抑えることできても0にすることはできませんし、100%の確率で10倍に成長する株を買えるというわけでもありません。

なので、「決算書3分速読からの10倍株の探し方」をおすすめする人は多少リスクを負っても構わないと思える方、また「決算書3分速読からの10倍株の探し方」では短期トレードではなく5年くらいの中期トレードを見越されていますので、気が短すぎない方が対象となっている一冊になります。

10倍株の探し方手順

ここからは実際に「決算書3分速読からの10倍株の探し方」に書かれていた方法を一部紹介していきます。

僕が実際にやってみようと思う部分、役に立ちそうな部分について絞っていますので、はっしゃん氏すべてのアイデアを知りたいという方はぜひ「決算書3分速読からの10倍株の探し方」を手に取ってみてください。

売り上げと利益は増えたか

一つ目は売り上げと利益が増えているかをチェックします。

成長株を探す際に一番大事な基準で営業利益や純利益だけではなく、経営利益(IFRSや米国基準では税引き前利益)の伸びを確認するのです。

決算書に必ず載っている業績部分(主に一番最初)に書かれている内容なので、真っ先にチェックして、もし前年度から伸びていなければ成長株候補から外すという判断を下してしまいます。

忙しい人向けなので、多少粗い見方にはなりますが、10倍株を探すためにはとにかく数を見るということも大事なのでこのくらい判断を簡略化した方がいいとも個人的に思います。

自己資本比率は適正か

自己資本比率は会社が持つ総資産に占める純資産の割合で「自己資本比率=純資産÷(純資産+負債)」で計算します。

自己資本比率があまりにも低いと負債、借金をたくさんしているビジネスで、場合によっては借金を返せず倒産というのもあり得るのです。

自己資本比率の目安としては20~30%以上が安全ラインだと「決算書3分速読からの10倍株の探し方」ではありました。

ただ個人的には確実に30%を超えるような株の方が安全な気がします。

ここはリスク許容度によって変わる部分なので、自己資本比率は高い方が良いくらいに押さえておきましょう。

四季報予想と比べてどうか

東洋経済新報社の「会社四季報」の二期予想との比較も参考になります。

必ずしも四季報の業績予想が当たるとは限りませんが、四季報は多くの方に読まれるため株価にも影響してくることは確実です。

なので参考程度に読むことで相場との食い違いを減らす効果を発揮してくれます。

ただし長期指向の成長株投資では重要度は低めです。

なのであくまでも参考として自分の予想が大きく相場と外れていないかという観点で四季報予想をセカンドオピニオンとして確認するという工程と考えましょう。

BSのポイントを押さえる

貸借対照表(BS)で総資産と純資産、負債を確認することも大事になってきます。

その際見るべきポイントとしては、レバレッジ(ROE)に重きを置いて負債を持ちながらも成長にしっかりと投資をしているかや、ROEが増加し続けているかというポイントを押さえましょう。

成長し続けるためには多少借金をしてでもお金を成長するために使う必要があるのです。

これは個人の場合でも同じで書籍やセミナーにお金を使うなどをしないと成長はありません。

会社にも同じことが言えるわけですね。

EPSで未来を読む

EPSと呼ばれる1株純利益は、投資家たちの期待感を表しています。

なのでEPSが増えていればそれだけこれから投資家が買っていく可能性が高い株であると言えるのです。

そして期待が高まれば解体投資家が増え株価が上がります。

EPSが高ければ今後投資する投資家も増えていくと考えられ、未来を読むための指標になるのです。

実践しようと思うこと

ここまで「決算書3分速読からの10倍株の探し方」に書かれていた実践テクニックを紹介してきました。

僕はとりあえず情報収集からやってみようと思います。

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」の作者であるはっしゃん氏が運営しているYouTubeで勉強しながらSNSを利用して成長しそうな株を探して、短期決算書を読み込んで行こうと思います。

その際に意識する点としては先ほどご紹介したポイントを売上や自己資本比率を考えながら、決算書を見る目を養っていければと思います。

また、決算書を通してよかったものはさらにBSまで見に行ってROEやEPSも良い値だったら実際に10万円くらい投資に回そうと思います。

もし進捗などあればこのブログにて書いていきますので楽しみにしておいてください。

その際気をつけるべき点としては損切りですね。

はっしゃん氏は損切りは1円でも損が出たらするべきとありました。

僕もとりあえずはそれに習おうと思います。

購入日の翌日以降の終値が買値より1円でも安くなったら機械的に売却。というルールでやっていきます。

機械的にやらないともしかしたらこっから上がるかもという心によっていつまでも損切りできなさそうなので、僕としてもルールを決めてやっていきます。

損切りは心のとの戦いなので、ルールを決めておくと良いかもしれません。

損切りをしないという選択肢もありですが、いつ上がるんだろう?という不安と毎日闘うなんて僕はできません。

「決算書3分速読からの10倍株の探し方」ではあくまでも中長期投資なので、長い目で見る必要があります。

忘れたころにめちゃめちゃ利益が出たという感覚ができればいいですね。

まとめ

今回は「決算書3分速読からの10倍株の探し方」を通して成長株の探し方を手順ベースで紹介してきました。

内容を要約していますので、全ての手順やポイントを押さえられていませんので、詳細についてはぜひ「決算書3分速読からの10倍株の探し方」を読んでみてください。

決してこれを買えば儲かるという本ではないので、かなり参考になる株の知識をつけられる一冊だと思います。

決算書の読み方も学べるので初心者にもおすすめの一冊です。

事実僕は初心者ながら読み通すことができました。多少難しい話やはっしゃん氏が作ったエクセルの使い方という部分もありましたが、概ねおすすめできる内容です。

10倍の成長株を見つけたい方はぜひ一読してみてください。

では、10倍、20倍に成長する株を見つけられるように頑張りましょう。

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