複数の爆弾を用意して、爆破準備完了
そんな1巻が今回の「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻」(以降「よう実」)でした。
僕が唯一読んでいるライトノベルでミステリーや謎解き、心理戦が描かれている「よう実」今回も楽しく読ませていただきました。
ネタバレをちょっと含みつつ感想の方書いていきたいと思います。
では、行ってみましょう。
今巻の概要(ネタバレなし)
前巻で満場一致特別試験を経た後の今回。
前巻のおさらいとして櫛田がついにクラスの前で正体を晒すものの堀北によって退学を免れ、逆に佐倉が満場一致特別試験で退学しその代わりにクラスポイント100ポイントを受け取り主人公綾小路たちクラスはBクラスになっているところが前巻まででした。
今巻では、櫛田が本性を表したことによって暴露されたクラスメイトの秘密によってギクシャクした人間関係、佐倉の退学によって生まれた恨み、本性を晒させられた櫛田の怒り。
山積みの問題からスタートします。
そんな問題を抱えたまま、学校は待ってくれずいよいよ体育祭が始まります。
今回の体育祭はそれぞれ種目に出場していい結果を出せばポイントが加算されていくシンプルな戦いになります。
しかし、登校日になっても、櫛田、長谷部、王の三人は学校に来ない。
このままでは仮病による欠席としてクラスポイントが減ってしまう。
果たして堀北たちBクラスは現状抱えている人間関係を解決し、体育祭で勝ち上がることはできるのか。
人間関係のフォーカスしながら堀北の頑張る姿が必見の一冊が今回の巻でした。
大逆転!というほど大逆転はないので、少し物足りなさは残るものの、ハーレム要素やドキドキ要素満載なので、ラノベ好きにはたまらない展開でした。
まぁ僕はハーレム要素とか主人公だけがモテる系はなんか腹たって好きじゃないですが!!!!
爆弾準備完了(ネタバレなし)
人間関係修復と体育祭が主なテーマになっている今巻ですが、爆弾準備段階とも言える描写が散りばめられているのが今巻でした。
ところどころで読者側にだけ伏せられた情報があり、今後大きな出来事への伏線として張り巡らされているのです。
しかも数が多い、一つ二つではないんです。
これが全部回収されるとなったら大事。
だいだいだいだいだいだい爆発が起こる予感がします。
綾小路の暗躍の本当の目的についても明かされ、彼が見据えている未来の一部もわかる場面もあります。
今巻だけでワクワクを生み出すというよりかは、今後のワクワクを引き立ててくれる貴重な一巻だと思いました。
そのうち今巻を振り返って、「あーここが、こう繋がってくるわけね!」ってなるんじゃないかと思います。
忘れないように次の章では伏線と思える内容をメモしておきます。
ネタバレになっちゃうので気をつけてください。
最終結果&結論(※ネタバレあり)
ここからは、ネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はまとめの章まで飛んでください。
では、ネタバレありで話を進めさせていただきます。
最終的に体育祭は堀北率いるBクラスがトップ、龍園クラスが二位でした。
この結果大分Aクラスとも差が埋まってきているんじゃないかと思います。
具体的な差は今回明示されていませんでした。
ですが確実に堀北クラスがAクラスに届きうるところまでやってきたと思います。
また、体育祭時に恋愛模様も動きがありついに須藤に惚れているっぽい小野寺の存在が明らかになってきました。
僕的には主人公以外がちゃんと恋愛する展開は満足ですが、まぁそれよりもすごい心理戦を楽しみにしています。
また、今回はかなりベッドシーンが多かった気がします。
決して直接的なシーンはないにしても匂わせが凄かった気がします。
大人な僕としては察する感じです。
ベッドシーン以上にワクワクを引き出してくれたのは色々な明らかな伏線。
ここでひとまず忘れないように伏線らしいところをメモしておきます。
・佐倉が退学前に使った5000プライペートポイントとは?
・王のところに差し入れをしていた人物とは?
・カラオケ店で綾小路が堀北、龍園、葛城に話した提案とは?
・綾小路と龍園の誕生日会
・堀北クラスの佐藤に声をかけてきた人物とその内容とは?
・勝負の約束を破られた南雲会長の今後の動き
・綾小路と坂柳との間の特別授業の内容とは?
・綾小路に忠告をする謎の声の人物とは?
・長谷部のたった一回と明言された復讐
書き出してみると気になるポイント、考察したい内容がたくさんですね。
ここでは列挙だけで詳しい考察まではしないですが、今後に大いに期待できる内容だと思います。
個人的に佐倉が使ったプライベートポイントによって長谷部の復讐を看破する展開が予想しますね。
あまり予想しちゃうと当たった時悲しんでやめておきますが。
他にも綾小路がゆくゆくは堀北クラスの敵になるつもりという目的も明らかになりました。
せっかく育ったクラスを自分の手で叩き潰す算段。
目に見えてワクワクする話になること間違いなしです。
これまで圧倒的な力を見せていた綾小路が負ける姿や大逆転して堀北が勝つ姿が正直みたいです。
どうか坂柳と綾小路とのチェス対決のような曖昧な実は綾小路が勝っててもおかしくなかった展開より、はっきりと勝敗がわかる形にしてほしいです。
とまぁ、いつこれらの伏線が回収されるかはわかりませんが、今後の展開が楽しみです。
まとめ
今回は「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻」について感想をまとめてきました。
今巻だけで話が大きく動いてスッキリ解決というよりかは、この先の必要でありワクワクさせるための踏み台という印象を受けた巻でした。
今後熱い心理戦が行われることが確実です。
大爆発するよう実を楽しみにしたいと思いました。
次巻あたり結構動き出すんじゃないですかねぇ。
アニメも続編が決まり、ノリに乗っているよう実。
今後も期待しながら待ちたいと思います。
伏線やミステリー心理戦がある「ようこそ実力至上主義の教室へ」は本当に面白い作品です。
この作品によってラノベへの見方が変わりました。
他にもいいラノベがあれば読んでいきたいですね。
では、また7巻でお会いしましょう!
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