AppleWatch特許侵害で輸入禁止になる?今しか買えないかも??

IT情報

AppleWatchの心電図アプリが特許侵害で訴えられているのをご存知でしょうか?

2015年にまで遡る大事件、もしかしたらAppleWatchが輸入できなくなるなんて話もあります。

今回は、そんなAppleWatchの心電図機能の状況を整理し、今すぐ買っておくべきかについて解説していきます。

AppleWatchを買おうか迷っている方必見です。

では、行ってみましょう!

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AppleWatch心電図アプリとは

AppleWatch心電図アプリとは、AppleWatch Series4から搭載されている機能で、文字通り電気心拍センサーを使って心臓の鼓動と心拍リズムから心電図をとることができます。

注意点としては、22歳未満の方の使用を想定していないという点です。

ヘルスケアアプリで年齢を入力すると、エラーになるのは22歳未満であるために心電図アプリが対応していない形になります。

特許侵害問題の詳細

今回そんなAppleWatchの心電図機能に特許侵害の問題があるとのことでした。

発端は2015年にさかのぼります。

米医療機器メーカーAliveCorの主張によると、ウェアラブルECGセンサーの情報をAppleと共有しAppleWatch用リストバンドにつき提携の可能性を協議したとのこと。

ですが、結局は具体的な商談には発展せず、AliveCorはAppleWatch用アクセサリー「KardiaMobile」を発売しました。

2018年、アップルはECGアプリを搭載するAppleWatch Series4を発売し、「KardiaMobile」は発売終了を余儀なくされました。

そして、2021年、AliveCorはアップルがAliveCorのECG技術を盗み、3つの特許を侵害していると提訴したのです。

2022年に米国の特許を取り締まる組織であるITCは、AliveCorの主張を認めAppleWatchを輸入禁止にすべしとの判断をしました。

ITCの規則に基づくと、あとはバイデン大統領の判断に任されるとのことです。

60日間の猶予が与えられ、最終的にバイデン大統領もAliveCorの主張、特許違反であるという判断を了承しました。

しかし、すぐに輸入禁止とはなっていません。

というのも、連邦裁判所の審判が下っていないからです。

連邦裁判所の審判が下り、AliveCorの特許違反である申し立てを受け入れれば、AppleWatchのECGを使った心電図アプリは特許違反で輸入が禁止になります。

輸入が禁止になった場合、米国に輸入・販売ができるのはAppleWatch SE(心電図アプリが使用できないモデル)だけになるのです。

輸入禁止になりそうな理由

米国生まれのApple製品が、輸入禁止ってどういうこと?という疑問が浮かんできます。

これは確かにアップルという会社は米国にあります。

しかし、実際にAppleWatchなどの機器を作っているのは中国やインドといった海外です。

また、輸入禁止の意図は特許侵害をしている製品を出回らせないということですので、販売も禁止になります。

つまり、米国内で特許侵害になっている製品を輸入で仕入れることも販売することもできなくなるというのが、ICTによる輸入禁止事項になるのです。

これまでも、特許違反としてICTより輸入禁止という判決を受けた事例がありましたが、いずれも大統領が市場の様子を見て拒否してきました。

今回、バイデン大統領がAppleWatchに関する特許違反の決定に拒否権を使わなかったため、本当に輸入禁止になるのではないかと騒がれているというわけです。

日本への影響はない?

では、輸入禁止になることで日本へはどのような影響があると考えられるのでしょうか?

日本への輸入も禁止になってAppleWatchが買えなくなります!!

ということは全くなく、手に入りづらくなることはあっても米国で輸入禁止になっても心電図付きAppleWatchが手に入らなることはないでしょう。

米国が輸入禁止で販売禁止になることはあっても、発売自体はできるので、日本への輸入は続くと考えるからです。

ただし、特許違反したから心電図付きのAppleWatchはもう作らないという判断をアップルがした場合は、心電図付き新作AppleWatchが発表されないことはあります。

米国内で売れないならそもそも新しいのは作らないという判断をする可能性はあるでしょう。

なので、米国内で輸入禁止になってもすぐに日本で影響が生まれるわけではないが、Appleが今後AppleWatchから心電図つき機能がなくなる可能性はあります。

今のうちにAppleWatch Series8(2023年3月時点最新機種)を買っておくのも手かもしれませんね。

僕個人としては心電図がついていないAppleWatch SEで多くの方は満足できると思いますが!

まとめ

今回はAppleWatchが特許違反で、輸入ができなくなる!という話をしてきました。

ICTやら連邦裁判所、ECGやら難しい単語が多かったですが、結論特許違反はしちゃダメだよ、したら販売ができなくなるからね。ということでした。

連邦裁判所の決定次第ではAppleWatchの心電図付きは米国内では輸入、販売禁止になるかもしれません。

とはいえ、僕の個人的予想では、販売禁止にはならないんじゃないかと思います。

なんせ、米国でも一位、二位を争う稼ぎ頭がAppleですから。

では、皆さんのAppleWatchへの関心が高まることを祈っています。

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