給料がいつまでも上がらない。
物価が上がる一方で給料は上がらない日本に嫌になりますよね。
ですが、嘆いてもすぐに給料は変わりません。
だからこそ稼ぎ方を見直すのです。
今回紹介する村上臣さんの「稼ぎ方2.0」では、会社に頼らず複数の収入源を得ることを推奨する一冊でした。
この記事ではそんな「稼ぎ方2.0」の概要から、内容をまとめていきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
おわりにを含めず265ページ、全269ページでした。
読むのにかかった時間
だいたい3時間ほどで読み切ることができました。
構成
会社に頼ってはいけない理由から、個人で稼ぐ方法、クリエイターとして生きていくべき理由が紹介から始まり。
クリエイターになるための方法や手順、思考法について解説された内容でした。
一章ごとにまとめのページが1枚設けられていることで、読みやすい構成になっていました。
これからの時代どう稼げばいいか?
中々給料が上がらない現代。
ジョブ型雇用によってさらに、給料の上がり方は年功序列から離れます。
やった仕事によって給料が決まり、これまでの給料の上がり方は参考にもなりません。
給料を上げるにはリーダーや課長、部長とマネジメントする立場になるしかない。
そんな時代に既に変わってきているのです。
そのため、これまで通り待っているだけじゃ会社に在籍しているだけでは給料は変わりません。
変わらず会社からの給料をもらっているだけだとジリ貧。
物価高に追いつけないまま、給料の価値が下がっていく一方になってしまいます。
だからこそ、これからは会社とは別のところで稼ぐ必要があるというのが「稼ぎ方2.0」で言いたいことです。
さらにクリエイターという働き方こそが、現代に合っているという話でもありました。
クリエイティブなんてできない!という声も、自分の好きなことをアウトプットするだけでいいと聞けば道が見えてくるでしょう。
プラモデルが好きならプラモデルを作成して、販売する。
写真が好きなら綺麗な写真をインスタにあげてフォロワーを獲得する。など
意外とクリエイティブは誰でもできてしまうんです。
自分の好きなことをアウトプットしよう。というのがクリエイターの生き方の一つであり、この生き方こそが副業として今の時代を乗り切れる方法の一つになります。
クリエイター副業のやり方
実際にいきなりクリエイターを副業にやろう。と言われても動き出せる人は少ないでしょう。
なのでここでは、クリエイター副業のやり方を簡単にまとめていきます。
クリエイターを目指す上でまずやるべきことは何を売るか。
これは自分の好きや実現したいこと。を決めると良いです。
自分がやっていて苦にならないこと、好きなこと、ずっと続けられることならなんでも良いです。
エクセルを仕事で使っていて、極めている。なんてのでもOK。
先ほどの例でもあったプラモデルや写真、ゲームでもまずは自分がやりたいこと、好きなことをピックアップします。
ここはあまりハードルを上げず、誰々より上手いからという視点は抜いて、単に続けられるものを選ぶと良いです。
ここまで決められればあとは「共感」というキーワードを意識してアウトプットしていきます。
最近だと生放送をしながら執筆作業をする作家さんなどもいるくらい。その場で意見をもらいながらファンを巻き込みながら制作過程を見せながら視聴者も一緒に作っている共犯者にしていくのです。
最初から生放送をして人なんて集まらないだろう。と思う方は製造過程をアップロードするだけでも反応をもらうことができますのでやってみましょう。
自分がどれだけ熱を持って今の作業をやっているのか。とにかく感情を込めることが重要で感情こそが共感を呼びファンになってくれるのです。
売る時にもそういったファンが積極的に宣伝や、購入してくれることで作成したものが売れます。
作成するものはいろいろでOKです。
自分のノウハウを文章にまとめたもの。動画にまとめたもの。
プラモデルの作品、写真、ゲーム実況動画、ゲーム、プログラム、本。
なんでもござれでとにかく自分の好きなものを売るためには何を作ればいいのかを考えることが必要です。
売る場所は様々あって「note」「メイブン」など
今の時代スキルを売ることも容易になっているので、そういった場所で売るのを最終地点として過程を発信してファンをつけつつ、クリエイター副業をやってみましょう。
やるべきこと
もっと具体的にどういうステップで実行に移せばいいのかも紹介します。
やりたいこと、好きなことを明確にするのは第一ステップ。
実際にそれを具体的に売る方法に変えるのが第二ステップです。
教育教材を作るのか、作品を作るのか。
もしも作るときに難しいと感じる部分があればツールを使っていきます。
文章のことならChatGPT、絵のことならお絵描きAIを使えばいいんです。
作ることのハードルはテクノロジーによって下がっています。
作りたいもの、やりたいこと、好きなことを容易に作成できるようになるのです。
その過程で大事なのが、消費者たちの意見を取り入れること。
過程を公開しつつ、アドバイスや意見を求めるのです。
今向かっている道は正しいのかニーズはあるのかを確認します。
その際、良い方法として5つくらいの思いつきをとりあえず同時進行でやってみるということです。
エクセルなどのオフィス系のソフトウェアが得意な方であれば、エクセルの使い方を教える講座、ワードを教えるインスタ、メールを使いこなすYouTube講座などです。
最初は同時進行で進めるのは難しいものの、5つくらいをやることで伸びそうなジャンルが見えてきます。
ニーズがありそうなジャンルを突き詰めていくというのが第三ステップです。
思いついたやりたいこと、好きなことを売る形を考え、実際に作りながらニーズに応えられるものに組み替えていく。
小さく初めて、育てていくイメージです。
これをソフトウェア開発の用語でいうとアジャイルと呼びます。
アジャイルでクリエイター活動をすることで、ニーズのあって自分のやりたいが見つかりお金につながっていきます。
まずは、自分のやりたいこと、好きなことをアウトプットする形を見つけ小さくやってみる。を意識してみるところから始めましょう。
ファンをさらに増やしていく方法
ファンをさらに増やしていくために、横のつながりやコメントを大切にしましょう。
横のつながりとは同じくクリエイターとして活躍している方などです。
自分の熱意や好きなことを伝えることで、じゃあ〇〇さんと話が合いそうだから紹介するよ。となる可能性があったりします。
そのためにカンファレンスやクリエイターの集まりなどには積極的に集まるのが勧められます。
コメントに対しても貴重な意見というものが含まれています。
必ずしもポジティブな意見ではないものの、しっかりと参考にすることでより良いもの、ニーズに合ったものを作り続けることができるのでコメントをしっかり拾うことでより濃いファンがつくようになるのです。
まとめ
今回は、村上臣さんの「稼ぎ方2.0」を紹介してきました。
クリエイターという副業をしよう!というのが基本的な考え方で、そのために好きなことややりたいことで5つくらい動き出して、ニーズがありそうなものを知ろう!
そして、ファンをつけるように意識しながらファンと二人三脚で進めることで、副業がより安定する。という話でした。
やりたいこと。をアウトプットするところが難しそうではありますが、今ではChatGPTなど便利なツールが増えているのでどんどん新しいツールやテクノロジーに飛び込んで、試してみるのが良いでしょう。
では、皆さんのクリエイターライフがより良いものになることを祈っています。
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