国民全員が株主になれば、良い資本主義の世界ができるのではないか?
そんなアイデアから生まれた「カブアンド」というサービス。
今回紹介するのは、そんな「カブアンド」が生まれた背景や内容が書かれた一冊、前澤友作さんの「国民総株主」です。
この記事ではそんな「国民総株主」の内容を一部ネタバレありで紹介します。
では、いってみましょう!

本の概要

ページ数
おわりにを含めず194ページ、全198ページでした。
読むのにかかった時間
大体1時間半ほどで読み切れました。
構成
お金配りをやめた経緯から、カブアンドという国民全員を株主にしたい意図が紹介されます。
最後はそもそもどうして、世界平和という命題を持ち出したのかが紹介される構成でした。
おすすめ度

前澤友作さんの「国民総株主」のおすすめ度は、ごめんなさい、5点満点中1.5です。
正直、おすすめはしません。
わざわざお金を出してまで読むべき本ではないと個人的には思いました。
というのも、とにかく内容が薄い。
お金配りでは埒が空かないから、みんなに株を渡す。株は分かりやすく電気、ガスといったサービス契約のお供として渡すよ。僕は世界平和が好きだからね。
という内容をもっともらしいことを言って、引き延ばしている感じでした。
とにかくがっかり、こんな内容は1ページのホームページで十分すぎる内容だと感じます。
そもそもの行間も広く、地雷臭が1ページ目からしていたのですが、全部読み切ってもその感想が変わらないのは初めてでした。
お金を払ってまで、読むべき本とは正直思いませんでした。気になる方はぜひ立ち読みで済ませてください。
国民総株主の背景

国民総株主というアイデアの背景にはお金配りの経験があります。
一人100万円配るということをやっていた前澤友作さん。
しかし、お金配りではその場しのぎで全く改善されないことを学びました。
そこから、現金ではなく資産を与えるべきという考えに至ります。それが株です。
株を国民が持って、会社が売上を上げると自分の懐にある株の価値も上がって嬉しい。これを体験させたいというのが根底の考え。
そのための一つとして「カブアンド」というサービスを提供することになりました。
カブアンドとは

カブアンドとは、サービスを使った分だけ株がもらえるサービスプラットフォームです。
カブアンド上の電気会社を選択すれば、毎月の支払いに対して株がもらえるという仕組み。
電気、ガス、モバイル、ひかり、ウォーターサーバー、ふるさと納税と対象サービスはかなり多いです。
これまでのポイントに近い考えで、株がもらえるという感じ。
詳細は下記ホームページがわかりやすいので、覗いてみてください。
要するに言いたいことは

「国民総株主」のズバリ、言いたいことは、お金配りじゃ国民全員は幸せにならないからみんな株を持とう!ということです。
その最適解が「カブアンド」であるかはわかりませんが、気になる方は実際に何かのサービスを「カブアンド」にしてみてもいいかもしれません。
僕は取り入れやすいサービスがなかったので、今のところはカブアンドを利用することはないですが、今後のサービスによっては一口噛むのはありかもしれないと思いました。
まとめ
正直、おすすめできない内容が薄い本でした。

「カブアンド」という一つの答えに至った経緯が薄いながらも書かれた一冊。
気になる方は、「カブアンド」のホームページやら立ち読みをしてみてください。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

