5分でわかる加藤俊徳「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」書評&内容要約・解説

実用書

学生時代と脳の仕組みは変わっているのに、勉強法を変えないなんて非効率!

記憶力は歳を重ねるたびに落ちるものと思われがちですが、実はそんなことなく、なんなら40代後半こそ脳機能のピークとも言われています。

今回紹介する加藤俊徳さんの「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」は脳の仕組みを紹介しつつ、大人だからこそ活かせる勉強方法・脳の使い方がまとめられていました。

大人になって資格の勉強などをしようと考えている方にぴったりの一冊です。

この記事では、そんな「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」の内容を要約して紹介します。

では、いってみましょう!

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ページ数

おわりにを含めず235ページ、全239ページでした。

読むのにかかった時間

大体2時間ほどで読み切ることができました。

構成

漫画要素をふんだんに盛り込んだ構成で、とにかく楽しく理解できる内容になっていました。

また著者自身が脳内科の先生なだけあって、根拠のある話と経験談が盛り込まれており非常に参考になります。

文章としても読みやすく、まとめられている構成でした。

歳をとると物覚えが悪くなるというは多くの方が体験したことがあるのではないでしょうか。

ですが、脳科学の観点から言うと正確ではありません。

若い頃と大人になってからは脳の仕組みが変わっているために、覚えづらいと言う感覚が生まれるのです。

若い頃と大人ではどのように脳が異なるのか、ズバリ丸暗記ができなくなるのが大人脳の特徴になります。

子供の頃や若い頃(20代前半)までは覚えようと思えるだけで覚えることができました。

ですが、それが大人になるとできなくなるのです。

例えば、「親孝行」というワードがあったときに、若い頃は「おやこうこう」という言葉を音として覚えておくことができます。

意味がわからなくてもなんとなくニュアンスとして覚えておくという形です。

ですが、大人脳になると「親孝行」という単語の意味を理解しないと音やニュアンスだけでは覚えられなくなっています。

これは成長という観点で説明することができ、長年の経験によって判断力が成長するために単純な丸暗記というのができなくなるのです。

丸暗記が難しくなったために歳を重ねると覚えられなくなると感じるようになります。

また、仕事によって使う脳が限られてくるというのもあります。

視覚情報をもとに判断を下す脳ばかりが成長して、耳からの情報を覚えるのが苦手になったりするなどです。

脳はサボりがちなので、使わないとどんどん衰えてしまいます。

広く脳を使うことによって覚えづらいを超えて脳は成長し続けるのです。

実際に脳は死ぬまで成長し続けるという結果も「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」では示されていました。

実際に大人になった脳で勉強を捗らせるためには何をすればいいのか紹介します。

ここでは4つの勉強術についてまとめています。

理解を優先させる

覚えづらい理由でも話した通り、大人脳に必要なのは理解です。

単語の意味を理解する「わかった」という感覚が大事で、理解できたことは長期記憶に残りやすく覚えやすくなっています。

単語をとにかく覚えたり、重要そうな単語に線を引いたりするのではなく、意味や仕組みを理解するように心がけるのです。

理解できれば覚えられる。仕組みや理解した経緯で思い出しやすくなります。

覚えようとするよりも、理解をしようと心がけることが大人の勉強では重要です。

10分の勉強を繰り返す

週末にまとめて2時間勉強するよりも、10分の勉強を毎日やる方が大人の脳には合っています。

繰り返すことで記憶が定着していくのです。

2時間まとめて勉強する場合だと週に一回しか覚えるタイミングや頭に残るタイミングがありません。

なので、残りの6日間で記憶が抜けていくばかり、そして忘れた頃にもう一度2時間勉強しても効率が悪いことは明らかです。

少しでもいいので、とにかく毎日やることが重要で、思い出すタイミングを増やす脳に勉強の必要性が高いことを知らせることで勉強効率が高まり、覚える量も増えていきます。

繰り返すというのを意識するだけで、記憶力の定着が良くなっていきます。

アウトプットを意識する

アウトプットを意識するのも記憶を定着することに寄与します。

アウトプットとは、誰かに伝えることを指していて、意識するだけで記憶力が高まることが証明されているのです。

本を読んだり、資格の勉強をしたら、その内容を誰かに説明する。

これを実行に移しても、移そうと考えただけでも効力を発揮します。

おすすめとしてはSNSやブログなどで学んだことを要約するというのが良いです。

実際このブログもそういった意味もこめて書いている節があるので、アウトプットを意識した勉強をぜひともやってみてください。

視覚派か聴覚派か理解する

覚える時に視覚派と聴覚派が存在します。

性別で分けると、女性は8割の方が聴覚派、男性の6割の方は視覚派とされています。

自分がどちらのタイプかを簡単に判別する方法があり、「うでどけい」という単語を反対から読んでみてください。

この時文字をイメージして「いけどでう」と考えた方は視覚派。

「うでどけい」という音から「いけどでう」を考えた方は聴覚派となります。

この視覚派、聴覚派によって絵や動画で勉強するのが良いか。音でラジオやオーディオブックが良いのかがわかります。

ちなみに僕は典型的な視覚派で、単語とかも文字という形で覚える方が得意です。

逆にオーディオブックとかだと全然頭に入らなかったりします。

視覚派か聴覚派かによって勉強の仕方を変えるとより効率的な勉強ができるようになるのです。

ちなみに視覚派、聴覚派どちらにも有効なのが音読という勉強方法でした。

耳も目も使うのが一番脳力の強化にも繋がるので、ぜひ意識してみてください。

勉強術だけでなく、脳力をさらに鍛えられる習慣も「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」では紹介されていました。

ここでは三つの脳力を鍛える習慣を紹介します。

一つ目は、ウォーキング、運動は脳みそに良いのはよく聞く話ですが、「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」ではウォーキングでも十分に脳力を伸ばすことができるとのこと。

二つ目は、休みボケをする。です。

休みボケというのは、長期休暇などで仕事に戻りたくない。という気分のこと。

この気分になる程、いつも使う脳とは別の脳を使っているということで、脳は使えば使うほど脳力が上がっていきます。

休みは休みで満喫するのが実は脳にも体にも良いことなのです。

三つ目は、利き手と違う手で歯を磨く。

普段右手でやっている作業を左手でやってみるなどを実行することで、普段使っている脳とは異なるところに刺激を与えることができます。

脳は慣れていることよりも、慣れないことを挟んだ方が成長し、脳力も上がっていくのです。

つまるところ、ウォーキングをして脳力の地力をあげつつ、色々と脳みそに非日常などの刺激を与えることが脳力を上げる上で必要ということ。

慣れない環境に身を置くことこそが一番の成長につながりますね。

今回は、加藤俊徳さんの「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」を紹介してきました。

勉強法としては、理解と反復を強化した勉強法。

脳力を上げるためにいつも通りのルーティンを時に崩すのが大事。という話でした。

「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」には他にも脳みその部位ごとの役割なんかが擬人化されて説明されていました。

わかりやすく脳みその仕組みと覚える仕組みが書かれていてよかったです。

気になった方はぜひとも読んでみてください。

では、皆さんの脳がより一層強くなることを祈っています。

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