電子書籍より紙の方が頭に残る?紙、電子それぞれのメリットまとめ

書評

あなたには読書をする習慣があるでしょうか?

勉強のために読書する方も多いと思います。

そんな時あなたなら電子書籍で読みますか?紙の本で読みますか?

実は、紙の本で読んだ方が頭に残るんです。

同じ読書でも紙の本にするだけで効率が上がるんです。

今回は紙の本の方がなぜ、頭に残りやすいかから電子書籍の方が優れている点、紙の本の方が優れている点についてまとめていきます。

ORANGE BLOG オリジナルロゴ
スポンサーリンク

紙の本の方が頭に残るわけ

電子書籍は頭に残りにくいという研究があります。

研究では

・「電子書籍による読書は短期記憶に記憶されやすいから」

・「睡眠の質を下げるブルーライトが出るため」

・「触覚による刺激がないため」

という理由により頭に残りにくいと結論づけられている。

ブルーライトに関してはブルーライトを抑える電子書籍、Amazonが発売しているKindlePaper Whiteを利用することで睡眠の質を下げずに読書を行うことは可能だと思います。

また、睡眠の質がどうして記憶に関係があるかというと、睡眠中脳では情報整理を行うのです。

睡眠の質が下がるとこの情報整理を行う質も下がってしまうのです。

睡眠の質=情報整理(記憶整理)ということですね。

なので、一夜漬けの勉強は短期記憶として残っても1週間もすれば忘れてしまうのは情報整理(記憶整理)されていないためです。

研究としてはこの三つの原因を主に主張しています。

他の考えとしては、電子書籍ではパラパラめくることができないというものがあります。

紙の本はパラパラめくって読みたいところをもう一度読み直すと言うのも容易にできるのです。

さらに触覚情報も記憶に結びついていて、大体どこら辺のページに書かれているかを感覚で覚えていたりするのです。

電子書籍はどうしても性質上パラパラ読みのようなざっと中身を見るのには不向きですし、ページ数というのは数字でしか確認することができません。

また、根拠は少ないですが紙の本の方が昔から読んできた分身近だからという言い分もあるようです。

こちらは、子供の頃から電子書籍なら問題ないのでは?という意見もあるかと思います。

通知が気になるのが原因で電子書籍に集中できないからという言い分もネットにはありましたが、こちらは容易に解消できる要因です。ズバリ本を読む端末はスマホとは別にする。

KindlePaper Whiteなどの端末を使うということで解決できます。

ここまで、電子書籍は頭に残りづらいという話をして来ましたが、頭に残りづらいから電子書籍はダメというつもりはありません。

もちろん人によっては、電子書籍の方が肌に合っていて記憶にも残りやすいと感じる人もいると思います。

ただ僕はそうではなく、使い方を工夫しようとお話ししたいのです。

便利なところは電子書籍を大いに活用しよう。使いづらい部分は紙の本も使う両刀使いこそ一番賢い方法だと思うのです。

なので、ここから先は電子書籍と紙の本の良い点と悪い点を確認し、実際の使い分けの提案を行なっていきます。

紙の本

メリット

頭に残りやすい

紙の本の何よりのメリットは「頭に残りやすい」というものだと思います。

電子書籍と比べるとどうしても埋められない差とも言えるのは「頭に残りやすい」というメリットくらいだと思います。

それだけ紙の本は人間の脳に残りやすい仕組みが満載なのです。

書き込むこともできますし、人による読み方の工夫もできる自由度の高さも相まって、勉強や実用書は紙の本の方が圧倒的に有利です。

気になるところをチェックしやすい

気になったところにすぐにチェックを入れれるのも紙の本の良いところです。

電子書籍にもマークをすることは可能ですが、やはりまだまだ手書きの強みには敵いません。

付箋をふと思ったところに貼ったり、鉛筆や蛍光ペンで線をひいたり、文字を書き込んだりもできる紙の本はやはり自由度が高い。人によって使い方を幾つでも変えることができるのはやはり今でもまだ紙の本が優れているところです。

ただ、このメリットは電子書籍が進化することでカバーできると思います。

今の電子書籍は動作が遅かったり、書き込みはできてもイマイチという点も多いですが、この先進化することで紙の本に非常に近づけることができるかもしれません。

売れる

紙の本だけが持つメリットに読み終わった後に売ることができるというのもあります。

本は一回読めば読み直すのはかなり少ないと思います。

少なくとも僕は2度読むことは非常に少ないです。

そんな方は本を売ることでお金に変えることができるのです。

さらにその売ったお金で別の本を買うこともできるのです。

最小限の出費で本を読み続けられるメリットは紙の本にしかありません。

ただし、売るというのは人によって抵抗やめんどくささが生まれる部分でもあります。

いざ、本を売ろうとすると、「もしかするともう一度読みたいと思うかも」「売っちゃうのはもったいないような」という感情になる方もいます。

ですので、みんながみんな売ることによるメリットを感じられるわけではないとも補足させてください。

僕はいらない本はメルカリで売っています。

メルカリだと自分が納得する値段で売れるのでおすすめです。

ただし、売る前にどのくらいの相場で売られているかを調査する手間があったりしますが。

僕の場合、自称綺麗に本を読む男子。なので高く売れる可能性も高いんですw

デメリット

場所をとる

紙の本は物理的に場所を取ります。

これが一番のデメリットと言っても過言ではありません。

小さい文庫本ですら横幅は105ミリ、縦幅は148~152ミリあります。

さらに分厚さもあるのが紙の本です。なので場所を取る、収納が必要になるのです。

本棚に綺麗に並べられたらいいですが、本は読めば読むほど増えていく。

そしていつしか本棚からあまり出てきます。本棚を出た本は部屋の外観を損ねていきます。

平積みになり段々とあちらこちらの床を侵食していき、あっという間に部屋を埋め尽くしていくのです。そこまで本読まねぇよという方も本というの場所を取ることは確かです。

新たに本棚を買ったり、本棚の隙間が気になって、小物を買って埋めようとしてみたり、いらないものばかり増えていってしまうのです。

収納は買うだけで他のものが増えていくのです。隙間を埋めたくなるのが人間の性というものです。

本はやはり本棚に収納しないと汚く見えてしまうので、場所を取る本棚、本は非常にデメリットですね。

値下がりがない

紙の本は基本値下がりがされません。安く買う方法はただ一つ。

中古本を買うというものだけです。

紙の本が値下がりしないのは、紙の本は出版社が決めた値段から値下げをしてはいけない、「再版制度(=再販売価格維持制度)」というものによって決められているからです。

出版物が誰にでも同じ価格で手に入るようにする仕組みです。

これによってネットでも同じ値段でしか売ることができないですし、買うことができません。

電子書籍はこの対象外になり(誰でも買うことができるため)値下げが行えるのです。

なので、紙の本は購入者にポイントを付与するくらいでしか他の本屋との差別化は図れないのです。

電子書籍

メリット

場所をとらない

電子書籍が圧倒的に紙の本より優れている点で場所を取らないのが大きいと思います。

電子書籍は電子書籍リーダーさえ持っていれば、それ一つで何十冊、何百冊を収納できてしまうのです。ミニマリストさんも嬉しいわけです。

また、電子書籍リーダーだけでなくスマホ一つでアプリさえ入れれば今すぐに電子書籍を導入することができます。

スマホという軽い端末で漫画や本を何百何十冊と読めてしまうのは、紙の本では絶対にできないメリットです。

いつでもどこにでも持っていける

電子書籍は場所を取らないということから、読む場所も選びません。

防水機能のある電子書籍リーダーならお風呂でも問題なく読めてしまいますし、本当に場所も時間も関係なく読むことができてしまうんです。

旅行にも持っていきやすいので旅行先でふと「ワンピース」が読みたくなってもすぐに全巻読むことができてしまうんです。紙ではそうはいきません。

どの本がいつ読みたくなるかはわかりませんし、それを持っていくことなんて不可能です。

割引がある

紙の本は再販制度によって、割引、値引きができません。

しかし、電子書籍は再販制度の外側にいるために値引き割引ができるのです。

セールによって通常より50%オフなんてこともできてしまいます。

これは、中古本は嫌いだけど本は安く買いたいという方にはとても魅力的なメリットです。

AmazonをチェックしているとKindle本(電子書籍用の本)が安くなっていたり、セールになっていたりするので要チェックです!

デメリット

頭に残りづらい

紙の本に勝てないと言われるのが、頭に残りづらいというのが電子書籍にはまとわりついてきます。

どうしても紙の本に比べると長期記憶にならず読んだは読んだけど大して内容は覚えていないということが発生しやすくなります。

電子書籍で勉強をしている方には大きなデメリットだと思います。

機械のスペックに左右される

電子書籍はスマホや電子書籍リーダーを使って本を読みますが、どうしてもスマホや電子書籍リーダーのスペックによって読みやすさが変わってくるのです。

電子書籍リーダーですと紙の本のような明るさが再現されていて本に近い感覚で読むことができますが、どうしても処理能力が遅い分ページのめくりがもっさりしていたり、本の読み込みが遅かったりとしてしまいます。

スマホは処理能力が速いので、ページめくりがサクサクしますが、ブルーライトによって夜は睡眠の質が下がってくるのです。

また、LINEの通知が気になってしまったり他のアプリを開いてしまうことも増えてしまいます。

やはり電子書籍リーダーがもっと進化して処理能力がスマホレベルに近づく必要がまだまだあると思います。

売れない

紙の本は読み終わっていらない本は売ることでお金に換えることができます。

しかし電子書籍は買って読んでもデータとしてずっと残り続けるのです。

電子書籍は買うときは少し値引きがされたりしますが、売ることができないことを考えると適切な値下げと考えることもできるかと思います。

なので、売ることが絶対にないというような本くらいでないと紙の本よりも金銭的にマイナスになる可能性があります。

使い分け方の提案

ここまで、紙の本と電子書籍の良いところと悪いところ紹介してきました。

ここからは紙と電子書籍のメリットデメリットから、どのような使い分けが良いか僕なりに考えたので、参考にしてみてください。

・勉強関係の本(実用書、ビジネス書)は紙の本、小説や漫画は電子書籍

頭に残りにくいデメリット、メリットをそれぞれ補うような形を最大限意識した使い分け方になります。

小説や漫画という高額で売れる可能性がある商品を電子にするのは少しもったいない気がしますが、何度も読み返すことができる小説漫画を電子書籍に置き換えるのは非常に良い方法だと思います。

小説や漫画は何十、何百冊と保存することもあるので場所を取らずに保管できるメリットは大きいです。

・基本は紙の本、Kindleが圧倒的に安い本だけ電子書籍

僕はこの使い分けをしています。電子書籍は値下げが起こりやすいということで、そのメリットを最重視した使い分けになります。金銭的に最も優れていると自負しています。

安くかつ多くの本を読みたい方にはこの方法をおすすめします。

・電子書籍の進化を信じて全部電子書籍化!

こちらはあまりおすすめしない方法です。ITの進化に期待するパターンです。

電子書籍は進化し続けています。

その歩みは遅いもののいつしか紙に非常に近い製品が生まれる可能性は十分にあります。

本のようにページをめくれるようになったりするかもしれません。使い分けが面倒臭い。

私は頭に残りやすいから大丈夫という方はこちらが良いかと思います。

読むのではなく聞く読書

 本をオーディオブックを使って無料で聞けます(読めます)
「ながら」でも本が読めて、本が苦手な方でも聞くだけなので大丈夫な時代になっています!

まとめ

今回は電子書籍と紙の本、頭に残りづらいのは電子書籍という話からそれぞれのメリットデメリットについて書いてきました。

使い分け方についても提案をさせていただき、少しでもあなたの参考になればと思います。

正直のところ電子書籍が限りなく本の形に近づくことが一番良いと思います。

電子書籍リーダーを作っている方々には頑張っていただきたいです。

多少高くても本当に本に近い形になるのであれば、僕は買います!

あなたの読書ライフが少しでも快適になれば嬉しいです。では。

ブログ運営者写真

コメント

タイトルとURLをコピーしました