失敗を恐れていませんか?
失敗を恐れるがあまり、失敗こそが最悪を免れる方法だと知らずに恐れてはいけません。
今回紹介する「失敗の科学」では、失敗を恐れることによる最悪の結果と失敗を推奨している理由を事細かに説明されています。
「失敗の科学」を読むといかに失敗が大切なもので、失敗こそ成功への鍵というのがわかる内容です。
成功したい方必見の内容であり、全ての会社員に是非読んでほしい一冊です。
この場では、「失敗の科学」の内容を5分で読み切れる内容に要約します。
では、行ってみましょう!
本書の概要
ページ数
全348ページになります。
読むのにかかった時間
毎日10分ほどの時間を確保して、3週間ちょっとかかりました。
トータル4時間弱ほどで読み切ることができました。
構成
失敗を恐れたあまりに発生した事故と防ぐためにすべきことが書かれたのち、対処法として失敗の推奨事項について書かれています。
内容は事実ベースで書かれており、病院の例や航空会社の例など身近なところがテーマになっているので非常に危機感を持って読むことができる内容でした。
細かい部分まで実際の発生例などを示す分、内容が濃くなっています。
逆に本当に伝えたい部分はそれぞれの章の最初と最後だけ読めば、抑えることができる内容でした。
時間のない方は拾い読みでも十分に内容を把握することができると思います。
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失敗を恐れてはいけない理由
失敗を恐れてはいけない理由は、人は常に間違い続けるのが当たり前だからです。
「失敗の科学」ではまず最初に出てくる例で、健康な患者が医者の医療ミスで亡くなってしまう話が紹介されます。
この医療ミスは、本来やるべき医者の対処がなされていないために発生したのです。
またその際付いていた看護師は、本来やるべき対処をわかっていたものの言い出せずに結局患者は亡くなってしまいます。
看護師が医者に物を申すなんてあり得ない、もしも看護師の言うことが間違っていたり失敗を招いてしまったら恐ろしい、そんな考えのせいで大惨事になってしまったわけです。
人は常に間違えるもので、医者だってそれがあり得るのにそれを指摘できない環境が生まれてしまっています。
間違いをおこなさない人、失敗をしない人はいません、だからこそ指摘し合える環境や例え間違った意見でも聞いて否定して改善する考えが大切なのです。
医療ミスに対しても、失敗を認め改善していく姿勢が大切になります。
人はどうしても失敗は恥ずかしいものひた隠しにして、改善するタイミングを逃してしまうことが多いです。
失敗は隠すのではなく、むしろオープンにすることで改善点が見え、二度と発生しない事象へと変わっていくのです。
失敗をすることで改善する
失敗は繰り返すことで、確実に成功へとつながっていきます。
航空会社が今の事故率の低さになるまでに、長年失敗をし続けた事実を知っていますでしょうか?
「失敗の科学」では航空会社こそ、失敗を学びに変えている良い例だと言っています。
航空会社では、飛行機が墜落した際もその時の音声を録音する装置が備わっていたり、徹底的にどうして墜落が起こったのかを分析します。
これによって少しずつ改善が行われ、今のような事故率の低さを生むようになったのです。
それに対して医療現場などでは、医療ミスはひた隠しにするものだったり、政治業界でも失敗した人は干され二度と表には出れない環境を作ってしまったりしています。
失敗は改善する絶好のタイミングなのに、どうしても失敗は恥ずかしいもの、避けるべきものしてはいけないものという考えが根付いてしまっているのです。
「失敗の科学」の筆者はそんな考えを改め、失敗を細かくして成功へと繋げていくことが大事であると書いています。
難問に挑む際には一発逆転ではなく百発逆転を狙えと書かれていました。
難問を一回で解こうとするのではなく、100回という試行回数やステップを分けることによって難しい問題を簡単な問題に分解していくのが大事ということです。
まさに失敗を前提とした考え方で僕は特に気に入った考え方です。
日本では特に、失敗への見方がひどいと思います。
不倫や発言によってすぐに炎上し、叩かれ、干され、二度と表には出れなくなる人も多いです。
失敗はしてはいけない、失敗したら終わり、失敗するのは恥ずかしい、そんな考えが根付いている人種と言っても良いと思います。
その考えでは確実に成長はしません。
少しずつ考え方が変わり、失敗を許す社会になり、失敗を恐れることなく改善できる社会になれればと思いました。
誰しも失敗はするもんですから、最初から逃げていては成功も決してありません。
僕の好きな名言で「人生で失敗をしないと、人生に失敗をする」というのがあります。
失敗がない人生は、それこそが失敗という実に興味深い言葉です。
この言葉を胸にいろいろなことに挑戦していきたいと思いました。
だからと言って失敗を目指してはいけない
失敗はするべきですが、決して失敗しようと言っているわけではないのは注意してください。
最初の方や一回の挑戦で痛手にならないものに対しては、失敗をしようというくらいの心構えで良いと思いますが、命に関わるものや二度と戻らないものに対しては失敗しようという心構えではいけません。
あくまでも失敗を許すという考えであって、失敗を強要するものや失敗を推奨している考え方ではないことに注意してください。
失敗は許されて、分析してしっかりと改善していくことが大事ですので、テキトーにやって失敗しちゃいました、では原因追求や改善は難しいです。
常に全力でやって、失敗したらどうしてダメだったのか分析して次に活かす。
この流れが大事なのです。
最初から失敗を目指していたら、失敗がゴールになってしまいますから。
あくまで成功を目指した上での失敗を許容しようという考えというのを、覚えておいてください。
まとめ
今回は「失敗の科学」という本について要約を行ってきました。
失敗は許容すべきもので、改善に活かせという考え方は実に的をいていると思いました。
どんなすごい偉人だって失敗をしながら、その成功を手にしているのです。
最近見た切り抜きでひろゆき氏が、実は色々なサービスを立ち上げたことがあるけど失敗したことがあるという話を聞きました。
成功している人の影にはそれ以上の失敗やそれを活かした努力があるのが身に染みてわかりました。
僕も今後、どんどん成功を目指して努力して、失敗をして成功できるように頑張りたいと思いました。
みなさんは最後に失敗をしたのはいつですか?
では、失敗を許し、成功のために頑張れる人が1人でも増えることを祈っています。
裏技:無料で読む方法
今回紹介した本はオーディオブックを使って無料で聞けます(読めます)
「ながら」でも本が読めて、本が苦手な方でも聞くだけなので大丈夫です!
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