才能もセンスも、親も全てが不平等な世の中で唯一平等に与えられたもの。
それが時間です。
時間はどんな人にも同じように与えられているもので、それをどう使うかが重要。
今回紹介する永松茂久さんの「20代を無難に生きるな」では、20代という貴重な時間に何をするべきか、何をすると後悔が少ない成長できる存在になれるのかが書かれていました。
この記事ではそんな内容を要約して紹介します。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
あとがき含めず209ページ、全213ページでした。
読むのにかかった時間
一気読みできて、大体1時間半ほどで読み切ることができました。
構成
20代にどうあるべきかという基礎から、いい人ではなくなるべき姿の紹介。
20代のうちに観に受けておくべき能力や学び方、やるべきことがまとめられた構成になっていました。
20代は尖るべき
20代はとにかく尖るべきというのが「20代を無難に生きるな」の主張でした。
例えば、人の顔色を伺うのではなく思ったことを言う。であるとか。
SNSに流されることなく自分の意見を持っているべき。ということです。
大衆の言うことが全て正しいと言うことはなく、自分の考えを持つことが重要であるとのことでした。
なんならあえて大衆と逆のことをやることも推奨されていて、Facebookを今更やる若者はいないからこそ始める。なんてことも載っていました。
また自分なりの成功パターンを見つけるためにも、いっぱい失敗しろともありました。
とにかく失敗を繰り返すことが20代でやるべきことで、正直「20代を無難に生きるな」に書かれている8割は失敗しろ。ということと言っても過言ではなかったです。
自分なりの考えを持って試して、失敗して、成功するまであきらめずに頑張ることこそが20代が尖るべき、やるべきこととなります。
伸びる20代の学び方
20代の中でも伸びる人と伸びない人がいます。
それを分つのが学び方、ここでは学び方について項目に分けてまとめていきます。
上司
尊敬できてなりたい上司に巡り会えた人はそれだけで非常にラッキー。
成長の機会と成功への特急券を手に入れたも同然です。
近くにいる人に人間は影響されるものなので、そんな環境を手に入れられた人は非常にラッキー。
尊敬できてなりたい上司の立ち振る舞いや喋り方を真似するのはもちろん、とにかく近くに座り行動を観察するだけでも全然違います。
意識しなくても自然と同じ口調や考え方を手に入れられることでしょう。
上司なんて尊敬も、なりたくもない存在だよ。という方も安心してください。
そういった場合は、反面教師にするのです。
上司のどこが嫌で、自分だったらどうするのか。を考えます。
そうすることで上司と真逆な態度で成長する部分と、意外と見えていなかった上司のすごいところを吸収できるようになるのです。
本
本を読むことは学ぶ中で重要な要因になってきます。
「20代を無難に生きるな」では100冊の本を読むよりも、10冊のお気に入りの本を何回も読むべきとありました。
100冊ただ本を読むのではなく、自分の中に落とし込む行動に移せる本にこそ価値があるという考え方です。
お気に入りの10冊を選ぶためには多くの本を読む必要はありますが、30代までにお気に入りの本を見つけるというのを一つの目標にすると良いでしょう。
今後一生付き合っていく本を見つけたら、最低でも7回は読む。7回読んでも学べそうな本を選ぶことが重要で、その本を行動に移せたらもう学びのスペシャリストになっています。
師匠
師匠を見つけることも20代でやっておくべきことです。
師匠というのはなりたい存在のことで、現実に師弟関係を結ばずとも自分がこの人を師匠と思おうとした人物でOK。
お気に入りの本の著者でもいいですし、著名人でもいい。
その人と同じ考え方や物の見方ができるようになりたいという人を見つけるのです。
もちろんSNSなどで実際に繋がりを持つでもいいですし、身近な人でもいい。
ただし、親などの近すぎる存在だと客観性に欠けるので避けるのが無難です。
なりたい存在、目指したい人物を見つけるのが20代でやっておくべきことにあがってきます。
20代で身につけておくべき可愛がられ方
20代で一番といっても良いほど身につけておくべきスキルが、可愛がられるスキル。です。
自分より年上の人に可愛がられるコミュニケーションスキルこそ、知っておくべき手に入れておくべきスキルだといえます。
30代になるとミスをすると信頼を失墜させてしまいますが、20代のうちは可愛い、これからの成長が期待できるので上の人たちも寛容です。
そのタイミングだからこそ、いろいろな挑戦をしたり上の人たちに教えを乞うことで可愛がられます。
具体的には、話を聞くときは真剣にメモを取りながら。会う前にその人のことを調べる。楽しみな将来を感じさせる。などを実行すると良いとありました。
また、逆に近づいてはいけない年上の例としては、昔の話ばかりする人、愚痴や言い訳が多い人、年齢を言い訳にしている人たちです。
可愛がられ方を鍛えながら、近づいてはいけない人を見る目も養っていく必要があります。
まとめ
今回は、永松茂久さんの「20代を無難に生きるな」を紹介してきました。
SNSの意見に流されるな。という言葉が一番心に響きました。
実際ものを買うときレビューとか気にしすぎちゃって欲しいものが買えてないんじゃないかとどきっとしちゃいました。
20代を無難に生きないためにもやりたいことやる!を意識したいと思いました。
行動こそ、失敗こそが20代。是非とも時間を無駄にせず挑んでいきたいですね。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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