修学旅行の思い出はなんですか?
今回紹介する衣笠彰梧さん、トモセシュンサクさんの「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 8」は修学旅行が舞台でした。
王道とよう実らしい修学旅行を楽しめる作品になっていました。
伏線も散りばめられ、かなり恋愛模様に振られた巻だと感じました。
この記事では、あらすじから書評、一部ネタバレありのあらすじ要約、考察を行っていきます。
では、行ってみましょう!
全巻までのおさらい
7巻まで文化祭が終わりました。
7巻までのクラス順位は以下です。
Aクラス:坂柳クラス
Bクラス:堀北クラス
Cクラス:龍園クラス
Dクラス:一ノ瀬クラス
7巻までで残されている伏線は以下になります。
・綾小路に忠告をする謎の声の人物とは?
・王のところに差し入れをしていた人物とは?
・綾小路と坂柳との間の特別授業の内容とは?
果たしてこれらの伏線が回収されるのか。。。
あらすじ
期末試験も終わる11月下旬。
修学旅行の詳細が発表された。場所は北海道。
特別試験は存在せず、スキーや観光など通常の修学旅行と変わらないプログラム。
だが一点異なるのが、各クラス男女2名ずつ合計8名が1グループとなり4泊5日の旅行中行動すること。
綾小路は櫛田の他、龍園など他のクラスの面々とグループを組むことになった。
楽しい修学旅行かと思いきや、そんな甘くはなく「既に俺と坂柳の前哨戦は始まってんだよ」との龍園の言葉でグループはピリつく。
生徒同士の関係を大きく変えるイベントも目白押し。
誰が誰のことを好きなのか、新たに恋が生まれる??
雪降る街でピンクな思惑が交差する時、一つの大きな謎が解ける。
本書の概要
ページ数
あとがき含めず325ページ、全327ページでした。
読むのにかかった時間
大体3時間ほどで読み切ることができました。
書評(ネタバレなし)
甘酸っぱすぎる!!僕が求めているのはラブコメじゃない!というのが「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 8」に対する僕の感想です。
修学旅行でしかも特別試験がないというところで、今回は小休止みたいな一巻でした。
ただ随所に散りばめられた恋愛要素が芽を出したり、摘まれたり、花になったりとしました。
恋愛好きにはたまらない展開かつ、王道の主人公がどんどんモテていく展開でした。
だが、僕はこの展開が好きじゃないんです。
主人公がモテるのが許せない。言うこと言うことで女を惚れさせていくなんて、うらやま…いやずるすぎる!と思います。
よう実にはもっと頭脳戦やら心理戦やらを期待して読んでいるので、僕個人としてはもう少し恋愛は抑えめでおいて欲しいです。
モテなかった学生時代を思い出して辛い気持ちにもなりますし…!
とはいえ、伏線の一部が回収されたのは少し嬉しかったですし、今後絶対熱い展開になるなと言うのがわかる内容でもありました。
いよいよ龍園と坂柳がぶつかるか!?と激アツが盛り上がっているのです。
どっちが勝つのか、予想だと龍園が逆転勝ちしそう…ですね。
あとは、最後の場面に出てきたあの子がどう立ち直るのかも実物です。
とにかく次巻が楽しみになる「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 8」でした。
要約・あらすじ(ネタバレあり)
ここからはネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はまとめの章まで飛ぶようにしてください。
では、ネタバレありのあらすじ要約からやっていきます。
修学旅行前、須藤が綾小路の部屋までやってきて、修学旅行中に堀北に告白するから見ていてくれと依頼してきました。
修学旅行の当日、綾小路のグループは「綾小路、櫛田、龍園、西野、鬼頭、山村、渡辺、網倉」の8人だった。
鬼頭と山村はAクラスで、龍園と西野がCクラス、渡辺と網倉がDクラス。
鬼頭は龍園を毛嫌いしていて、ばちばちの口喧嘩をしていた。
ついには寝る場所についても揉め始め、スキー対決となった。
スキー初心者なのに上級者並みのうまさで綾小路が割って入り、なんとか鬼頭と龍園は落ち着く。
須藤はついに堀北に告白を実行。
結果は、、堀北にキッパリと断られてしまう。
堀北曰く、人をちゃんと好きになりたいから須藤とはノリで付き合えないとのことだった。
諦めるしかないと思った須藤は一歩成長した。
最終日の夜には、伏線の一つである「綾小路に忠告をする謎の声の人物とは?」が明かされた。
正体は一年生の石上だった。
坂柳の情報網により、神崎を介して石上へと辿り着いたのこと。
石上は綾小路の父を尊敬しており、綾小路の父の命令がない限りは綾小路自身に手は出さないとの言質をとった。
一つの謎が解け、無事修学旅行が終わるかと思いきや。
一ノ瀬の姿が見えないとの連絡を受ける。
綾小路は推理で一ノ瀬の居場所をいち早く見つける。
一ノ瀬は自分の不甲斐なさ、リーダーとして龍園や坂柳、堀北に遠く及ばないことで悩み苦しんでいた。
一人寂しく今後どうしていくかを考え、ぼーっと空を見ていたのだ。
綾小路はそんな一ノ瀬を見て、まだここで心が完全に折れては困るとの打算から励ます。
励ましを聞いても動かない一ノ瀬を見守っていると、ついには涙がこぼれ出す一ノ瀬。
その涙に気づいた綾小路は一ノ瀬の肩を抱く。
そして、泣いたっていいと優しい言葉をかけるのだった。
今後の展開を考察(ネタバレあり)
龍園と坂柳が次にぶつかることはほぼ確定しました。
次巻あたりでついに戦いの火蓋が切られることでしょう。
また石上という黒幕の一人が明らかになったことで、今後石上との戦いも見られるのではないかと思います。(綾小路の父の命令で戦う図が思い描く)
一ノ瀬を焚き付けているのは、今後綾小路が堀北クラスと戦う上で、一ノ瀬を利用するためだと僕は考察します。
堀北クラスがAクラスになったら、綾小路はDクラスである一ノ瀬クラスに移動して、堀北クラスを打倒するみたいな展開になるんじゃないかな。
坂柳VS龍園もその展開の前の前哨戦みたいな形になりそうですね。
なので、結果としては龍園が勝って、Aクラスを打倒するものの堀北クラスがAクラスになる。というのが僕の展開予想です。
恋愛模様にも動きがありました。
櫛田、絶対綾小路に惚れてます。
櫛田の裏の顔を知ってもなお変わらず接してくれる姿と、櫛田のために動いているという事実によってもうメロメロになっているのが伝わる描写が多すぎました。
これは確定ですね。
櫛田が惚れたという点が今後どのように話に絡んでくるかは分かりませんが、人の心を利用する綾小路の手駒になる確率は高そうです。
軽井沢も一ノ瀬も櫛田も惚れさせた綾小路は、ふつうに羨ましすぎます!!!
今後の恋愛も気になるところですが、やはりよう実の見どころは心理戦と頭脳戦です。
次巻には、そんな戦いを期待しますね。
まとめ
ここからはネタバレないので、安心してください。
今回は、衣笠彰梧さん、トモセシュンサクさんの「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 8」を紹介してきました。
修学旅行懐かしいなぁと思いながら読んだ内容でした。
かなり恋愛の話が多く、心理戦や頭脳戦がない小休止みたいな印象です。
とはいえ、今後の激アツ展開の序章みたいな感じで面白いといえば面白かったですね。
絶対次巻の方が面白いでしょうけど。
次巻こそ、激アツのバトル展開期待します。
では、皆さんのよう実愛が爆発することを祈っています。
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