5分でわかる橘玲「言ってはいけない 残酷すぎる真実」書評&内容要約・解説

実用書

人生は、親で決まります。

人の印象は、見た目が全てです。

こう聞いて、どう思うでしょうか?

不愉快になった方も多いと思います。

実際僕もこの言葉だけ聞くと嫌な気持ちになります。

ですが、これもまた真実です。

今回紹介する橘玲さんの「言ってはいけない 残酷すぎる真実」ではこれらのタブーとされている考え方にフォーカスし、科学的根拠で真実から目を背けるな!と投げかけてきます。

胸糞悪くなる部分も多いですが、その通り過ぎて反論できない。

まさに言ってはないけない。真実だからこそ辛い一冊でした。

この記事ではそんな「言ってはいけない 残酷すぎる真実」の内容を一部抜粋して紹介します。

では、いってみましょう!

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本書の概要

ページ数

あとがき・参考資料含めず、242ページ

全254ページでした。

読むのにかかった時間

だいたい3時間半ほどで読み切ることができました。

構成

知能、見た目、教育についての残酷な真実が語られる構成になっていました。

簡単にまとめると、見た目が大事で知能は遺伝、教育は親からではなく学校で決まるという話でした。

これらの言ってはいけない残酷な真実がどんどん研究という根拠で論じられる構成です。

不快な気持ちになる方が多く出ると最初の行から書いてあるとおり、ショックの大きな話になっています。

言ってはいけないこと3選

言ってはいけないことはズバリ以下の三つです。

「知能は遺伝だから努力じゃどうにもならない」

「人は最初は見た目で、結局見た目」

「子育てや教育は関係なく、学校という環境が一番大事」

この三つの残酷すぎる真実について書かれているのが「言ってはいけない 残酷すぎる真実」でした。

この記事ではこれらの三つの根拠となる事例を紹介します。

辛すぎる話なので、不愉快になる方も多いことでしょう。

これらの三つを聞いて少しでも不愉快だなと思った方は、ここでブラウザバックすることをおすすめします。

結構ショッキングな話が多いので、この記事も「言ってはいけない 残酷すぎる真実」も読まない方がいいです。

真実を知ってもなお、明日に希望を持てる方だけこの先にお進みください。

人は遺伝で50%決まる

人は遺伝で50%以上が決まります。

これは動かすことができない真実です。

頭の良さを表すIQは約77%ほどが遺伝で決まります。

残酷なことを言うと、いくら勉強をしても親の頭の出来で大体が決まってしまうのです。

さらに犯罪についても遺伝の影響が大きく、親が犯罪を犯しているとその子供も犯罪を犯す可能性が高いと統計データが出ています。

音楽、スポーツ、数学はさらにその影響が顕著で、いずれも80%を超える遺伝率を誇ります。

残酷だけど見た目が超重要

遺伝だけでなく、見た目も残酷ではありますが超重要事項です。

ルッキズム反対!という声が出てきそうな話ですが、事実としてあるのでそれは受け入れましょう。

美貌格差は確実にあり、経済格差としては3,600万円ほどの差が生まれるとのことでした。

また、人は第一印象でその人の内面を的確に見抜く力を持っています。

ぱっと見の印象を覆すのはなかなか難しいんですね。

生まれ持った美しさだけでなく、清潔感や健康的かなども指標に入ってくるので、単純に生まれた時の見た目が良いだけではないというのは押さえておく必要があります。

見た目の美しさというのは、顔の良さだけではなく健康的であるかという要素も重要ということです。

顔が全てじゃないからという言い訳は、努力できること全てをやって人が言うべきことだと個人的には思います。

まずは自分ができる見た目を磨く方法を試してみてください。

教育って意味ない?

「教育が意味ない」と聞いてびっくりしませんか?

正確には親が子供に言うことはたいして影響しないと言うことです。

逆に、子供の性格が変わる要素は友人関係になります。

友人関係の方が親からの影響よりも大きいのです。

非行が当たり前の学校などで育てば、その子供も非行に走る可能性が高かく、努力が当たり前という友人関係では子供も努力が当たり前に感じるようになります。

わかりやすい例えだと、自分は野球が上手いと思っていたけれど同じ部活に自分以上に野球が上手いやつを見つけて、野球を諦めるという話です。

これは完全に才能やら親の言うこと関係なく、自分よりも野球が上手いやつがいたという環境によって生まれた結果になります。

仮にプロになれるほどの野球の才能があったとしても、自分よりもちょっと上手い人がいてやめてしまっているかもしれないんです。

親からいくら言われようとも、子供が言うことを聞かないのは、親以上に友人関係を大事にしている本能があるからになります。

親としては悲しい気持ちもあると思いますが、これもまた進化の過程で手に入れてきた僕たちの能力なのです。

真実を知ってどうするか

ここまで「言ってはいけない 残酷すぎる真実」の一部の内容を紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

不愉快になりましたか?

それともだからこそもっと頑張ろうと思えましたか?

真実を知ってどう行動するかが僕は大事だと思います。

遺伝だからと諦めてもう50%を全力で磨くなり、見た目を少しでも良く見せるために努力をする。

真実を知ったからこそ注力すべきことが見えてくるはずです。

僕は「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を読んで逆にそう思いました。

親ガチャ、見た目ガチャ、運。

そういった要素があるのは事実として受け入れて、自分で変えられるところを見つけていきましょう!というのが「言ってはいけない 残酷すぎる真実」の本当に言いたかったことなのではないでしょうか。

僕はそう受け取りました。

皆さんは真実を知った今、どう行動しますか?

まとめ

今回は、橘玲さんの「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を紹介してきました。

かなりショッキングな話が多かったですね。

結局は運が大事、みたいな話になるので救われない一冊だと思えますね。

ですが、逆に真実を知ったからこそ見えてくる世界もあります。

見た目が重要ならもっと気を遣おう、親よりも友人関係が重要なら学校選びはもっと慎重にしよう。などです。

自分で変えられる部分を見つけるヒントにもなる本だと僕は感じました。

現実から目を背けずしっかりと、対峙することで大きく成長できると思います。

ぜひ、この記事の内容でもっと詳しい言ってはいけない真実を知りたいと思った方は、橘玲さんの「言ってはいけない 残酷すぎる真実」読んでみてください。

ショッキングな内容ではありますが、非常に学びになる一冊です。

では、皆さんの好奇心がより大きくなることを祈っています。

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