本を読むなら、絶対紙!
と昔の僕なら思っていたことでしょう。
けれど、コスパの面で考えたら圧倒的に電子書籍の方がお得なんです。
同じ情報を手に入れられるのに、電子書籍の方が紙よりも安く、効率的になっています。
今回は、年間120冊以上の本を読む僕が、ビジネス・経済・実用・小説といったジャンルで使うべき電子書籍サービスについて紹介します。
5社のサービスのメリットデメリットをまとめつつ、比較し、一番おすすめの電子書籍サービスを教えちゃいます。
では、いってみましょう!
紙より電子書籍が良い理由
まずは電子書籍が紙の本よりも優れている点について紹介します。
コスパがいい
電子書籍は紙の本よりも安く手に入れることができる特徴があります。
紙の本だと1,500円かかるものが電子書籍版だと1,000円だったりはよくある話です。
これは電子書籍の方がクオリティが下がるわけではなく、紙の本と電子書籍で内容は一切変わらないのに電子書籍の方が安くなります。
紙の本だと輸送料や印刷料がかかる分、値下げなどができません。
電子書籍は値下げができる分安くなるのです。
紙の本には「再版制度」(書店が勝手に値下げできないようにする法律)が適用されていて、値下げができません。
同じ情報でも少しでも安く手に入れることができる電子書籍は、コスパが良いです。
効率がいい
紙の本を手に入れようとした時、時間が必要です。
書店に行くなり、通販で買ったり、書店に行くまでの時間、自宅までの到着時間がかかってきます。
その点、電子書籍ならば買った時点ですぐに読み始めることができるのです。
この本が読みたい!と思った時にすぐに手に入るのは熱を冷まさずに読めるという特徴であり、一冊の本を読み切れる可能性も高まります。
時間効率の良さ、読み切れるという本の情報に対する効率が良いのも電子書籍ならではのメリットです。
場所を取らない
紙の本に勝っている点で一番は、場所を取らないという点と言っても過言ではありません。
大量の本を読む方ならわかる悩み、それが本は場所を取るというものです。
一冊5cmくらいの薄さですが、それが10冊でもう50cm、もっと分厚い本とかも含めればあっという間に1mになります。
紙の本はとにかく場所をとります。本棚も必要になりますし、雑に置いていると部屋の外見も崩します。
電子書籍はその点、タブレットや電子ペーパー、スマホで読むことができ、電子情報なので何万冊と入手しても一切場所を取りません。
ミニマリストだけでなく、部屋の中を綺麗に保ちたい方にも電子書籍がぴったりです。
電子書籍のデメリット
電子書籍の優れている点の他に、紙の本に負けている点も紹介します。
頭に残るのは紙
2014年、イギリスの新聞社ガーディアンのネットメディアに掲載された、ノルウェーのスタンヴァンゲル大学の研究者アン・マンゲンの研究内容では、電子書籍のグループの方が短編小説の内容の記憶が悪い結果となりました。
これは電子書籍はスクロールによってページをめくるので、紙の本とは違い触覚によるサポートが弱いためだと考えられます。
本を読む際、僕たちは目だけではなく紙のざらつき、大体どのページを読んでいるかわかる手の感覚を使いながら読んでいるのです。
また、デバイスによりますが電子書籍は書籍以外のSNSの通知があります。
これによって注意力散漫になってしまい、本来の読書に集中できないのも原因の一つです。
記憶にとにかく残したい、という読書目的ならば紙の本の方が優れています。
リセールできない
電子書籍は売ることができません。
そのおかげでそもそもの値段が安くなったり、無料で読めたりするわけですが、紙の本なら中古市場に流すことができるのです。
先ほど割引の話をしたわけですが、紙の本なら1,500円で買った本が状態にもよりますが800円くらいで売れたりします。
差額700円で本を一冊買えたと考えると、電子書籍の価格よりも安くなる場合もあるのです。
もちろん、売る際の手数料、手間、売っちゃうと手元には本が残らないという懸念点もありますが、リセールできるかできないかは大きな違いになるでしょう。
ページボリュームがわかりづらい
500ページと聞いてどれくらいで読み切れそうかわかるでしょうか?
紙の本なら分厚さで、すぐにわかり読もうか読まないかの参考になりますが、電子書籍はページ数を確認しても数字でしかわかりません。
このどれくらいのボリュームの本なのかを把握しづらいという点も、電子書籍のデメリットです。
紙の本であれば、分厚さでどれくらい読みやすいか、読んだ後の達成感も味わえますが、電子書籍だとどれくらい読んだのかをぱっと見で判断することは難しく、本選びの際もページ数は参考程度にしかなりません。
本を何冊も読んでいくと自分が大体1ページ何分くらいで読めるのかわかってくるので、電子書籍を複数読み切ることで、だんだんとページボリュームも掴んでいけると思います。
ただ、確実に紙の本よりかはページボリュームについて、わかりづらい点は否めません。
電子書籍サービスの種類
電子書籍のメリットデメリットを抑えたところで、電子書籍のサービス達について紹介します。
まずは電子書籍のサービスにはどんな種類のものがあるかからです。
電子書籍サービスというだけで、僕が軽く調べただけでも30近くのサービスがありました。
一部がこちらです。
・Kindleストア
・楽天マガジン
・漫画王国
・コミックシーモア
・Fujisan.co.jp
・ブックパス
・シーモア放題
・ebookjapan
・AudioBook
・dブック
・紀伊國屋ウェブストア
・Kindle Unlimited
・U-NEXT
・PrimeReading
・Amebaマンガ
・Renta!
などなど…
多すぎますよね。。笑
電子書籍にはマンガ、雑誌、ビジネス書、小説、実用書、と本には様々なジャンルが存在し、電子書籍サービスもジャンル別に得意とするものが変わってきます。
また、サブスク式の読み放題なのか、一冊一冊を購入する必要があるのかにもよってサービスは変わるのです。
この記事では、ビジネス書、小説、実用書というジャンル、サブスクでの読み放題であることに絞り、電子書籍サービス3社の紹介をしていきます。
電子書籍サービス3社
Amazon
AmazonではKindle本として一冊一冊の購入もできますが、3種類の月額で読み放題になるサービスも用意されています。
Prime Reading
月額500円(税込)で電子書籍1,200冊以上が読み放題になるサービスです。
同時に、PrimeVideoも利用でき、動画は5万本以上を視聴できます。
動画メインに加えて、電子書籍も読みたい方にぴったりです。
Kindle Unlimited
月額980円(税込)で200万冊以上の本が読み放題になるサービスです。
とにかく種類豊富な中から自分のあった本を見つけたいという方にはぴったりのサービスで、今なら30日間無料で使えますので試しに利用してみるのも良いでしょう。
Audible
月額1,500円(税込)で12万以上の本が聴き放題になるサービスです。
読み放題ではなく、聴き放題。つまり読み聞かせをしてくれるサービスになっています。
ながらでも本の情報をインプットしたいという方にはぴったりのサービスで、プロの声優さんや俳優さんが朗読してくれるのを楽しむことができます。
こちらも30日間無料体験があるので、自分の肌に合うか試してみてください。
U-NEXT
月額2,189円(税込)で、雑誌・オリジナル書籍が読み放題になるサービスです。
年間約20点のオリジナル書籍が出版され、U-NEXTだけでしかない書籍を読むことができます。
また毎月1,200ポイントが付与され、ポイントで84万冊以上の中から購入することも可能です。
最新作なども対象なので、新作も読み放題の中で読みたいという方はU-NEXTでポイントを使って、購入するという流れが一番お得でしょう。
U-NEXTは、26万本以上の動画も見放題になるので、要チェックですね。
今なら31日間無料お試しもあるので、試してみてください。
Flier
月額2,200円(税込)で3,000冊以上の要約記事を読むことができるサービスです。
要約記事というのが注目ポイントで、一冊の本をFlier側でまとめた内容を読む形になります。
なので、時間がないという方にぴったりのサービスです。
一冊分の内容を5分で読めるというのをコンセプトにしているので、本の情報だけをとにかく手に入れたい方にはこれ以上ないサービスでしょう。
7日間無料体験やシルバープラン(月5冊まで読み放題)もあるので、チェックしてみてください。
比較
3社が出しているサービスについての違いを比較表にしてみました。
月額で読み放題で選ぶのであれば、Amazonのサービスが一番ですね。
最小限の月額で楽しむのであればPrimeReading、電子書籍をメインで使うのであればKindleUnlimited、音声で読書をしたければAudibleがおすすめになります。
U-NEXTは最新の書籍を安く読みたいという方におすすめです。
U-NEXTの読み放題としては数は少なめですが、購入がポイントでできるのが大きいと思いました。
毎月1,200ポイントもらえる分で最新の電子書籍を毎月1冊購入できると考えるとお得です。
Flierは本を一冊読む時間は取れないという方向けだと思います。
要約記事なので、とにかく時短になるのが大きいです。
一番おすすめの電子書籍サービス
最後に、今回紹介した中で一番おすすめできる電子書籍サービスについて結論づけします。
ズバリ、Kindle Unlimitedです。
Prime Readingがコスパは一番良いとは思うのですが、電子書籍をフル活用するならKindle Unlitmitedぐらい読めた方が便利だと思いました。
Prime Readingは対象数が1,200冊程度しかなく、Kindle Unlimitedは200万冊ですから。
電子書籍をとにかくいっぱい読んでいくぞ。となっている方にはKiondle Unlimitedでどんどん読んでいくのが電子書籍の良さをフルで活かせると思います。
追加料金かからずに、読みまくれますので、コスパの良い選択肢です。
マンガ以外の本を読むなら間違いなくKindle Unlimitedがおすすめになります。
数もそうですし、Amazonのサービスですので、Amazonで購入できる電子書籍リーダーとの相性も抜群です。
ブルーライトが照射されないモデルですので、夜の読書にもAmazonの電子書籍リーダーはおすすめになっています。
おすすめの電子書籍リーダーはコスパ最強の「KindlePaper White」です。
上位モデルも魅力的ですが、僕はここまでの値段は出せませんでした。
参考にしてみてください。
まとめ
今回は、電子書籍サービスについて紹介してきました。
電子書籍サービスはどんどん新しく出てきていて、種類も豊富です。
ぜひとも、自分がどのジャンルを読みたいのか、どういった目的で読みたいのかを明らかにするとサービスも選びやすくなるので、自問自答してみてください。
マンガ以外の本であればKindle Unlimitedが一番おすすめです。(漫画も一部読み放題対象)
電子書籍で紙の本よりお得にいっぱい本を読んでいきましょう。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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