怒ってしまい、後悔することありませんか?
なんで、あんなことで怒ってしまったのか…
怒ることは悪いことではありませんが、コントロールできないのは問題!
今回紹介する安藤俊介さんの「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」では、怒る原因とコントロールする方法が紹介されていました。
この記事では、そんな「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」の内容を要約して紹介します。
では、いってみましょう!
本書の概要
読むのにかかった時間
だいたい2時間くらいで読み切ることができました。
構成
怒るとは何か、原因と怒りっぽい性格は変えられること。から始まり
怒りタイプ診断をした上で、タイプ別の怒りやすいポイントがまとめられていました。
最後には怒りをコントロールするための具体的な方法が紹介され、21日間で改善させる計画が紹介されていました。
怒る原因とは
怒る原因とは、ズバリ、「べき」です。
歩きスマホはするべきではない。
挨拶はするべき。
男は女に奢るべき。
相手の気持ちを考えるべき。
と、いろいろな「べき」があります。
これらの自分の持っている「べき」と異なる状況になったときに、人は怒りを覚えるのです。
電車では静かにするべき。なのに、大きい声で喋っていることにイライラします。
仮にこれがファミリーレストランといったところだったら、同じ大きい声で喋っていてもイライラすることはないでしょう。
人によって「べき」は異なっているため、怒るポイントは人それぞれになります。
ただ、怒りのタイプは性格によってざっくり分けることもできるのです。
それが怒りタイプ診断。
怒りタイプ診断
怒りタイプ診断は簡単。下記の12の質問に1~6点で点数をつけてください。
1だったら全くそう思わない、6だったら全くそう思う。という位置付けで点数をつけていきます。
Q1. 世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ
Q2. 物事は納得いくまでつきとめたいと思う
Q3. 自分がやっていることは正しいという自身がある
Q4. 人の気持ちを間違って理解していたということがよくある
Q5. 性善説よりも性悪説の方が正しいと思う
Q6. 言いたいことははっきりと主張するべきだ
Q7. たとえ小さな不正でも見逃されるべきではないと思う
Q8. 好き嫌いがはっきりしているほうだ
Q9. 周りの人が自分のことを何と言っているのか気になる
Q10. 自分で決めたルールを大事にしている
Q11. 人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ
Q12. 後先考えずに行動できるタイプだ
以上。
ここまでの内容で点数がそれぞれ決まったら、以下の組み合わせで足し算をします。
- Q1 + Q7
- Q2 + Q8
- Q3 + Q9
- Q4 + Q10
- Q5 + Q11
- Q6 + Q12
これら6つの中で一番数値が大きかったものがあなたの怒りタイプです。
もしも同率のものがあれば、複数の性質を持っているタイプ。
ではそれぞれのタイプはどういったものなのか。
①は公明正大タイプで、ぶれずに突き進む正義の人。
②は博学多才タイプで、何事もきっちりさせたい潔癖な完璧主義者。
③は威風堂々タイプで、いろいろおまかせしたい自他ともに認めるリーダー。
④は外柔内剛タイプで、思い込んだら一直線の闘士。
⑤は用心堅固タイプで、勝てない勝負は決してしない戦略家。
⑥は天真爛漫タイプで、何でも思い通りに叶えたい自由な表現者。
以上のタイプだと言うのが、この診断によってわかります。
それぞれのタイプによって特徴や怒りやすいポイント、他の人のタイプを見抜く際のポイントなんかがあります。
この記事ではそこらへんは割愛しますので、ぜひとも「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」本書で、細かい性格内容を確認してみてください。
アンガーマネジメントトレーニング
自分のタイプがわかったところで、実際にアンカーマネジメントトレーニングをしていきます。
21日間頑張るだけで怒りのコントロール方法がわかってくるというコンセプトです。
まず21日間、毎日やることが二つ。
・アンガーログ
・ムカっときたら「3つの暗号」
アンガーログは、頭に来たことをとにかく記録します。
怒りに感じたタイミングですぐに記入して、とにかく日時、何があったのか、その時思ったことを記録します。
怒りの温度を10段階で評価するのも良いです。
自分の怒りの傾向が積み重ねることで見えてきます。
ムカっときたら「3つの暗号」は、ムカっときたらまずは①6秒待ちます。
続いて、②その怒りの許容度を考えます。絶対許せない範囲なのか、まぁ許せる範囲なのか、許せる範囲なのか考えます。
③自分の行動で変えられることなのか考えます。
怒りにまかせて怒鳴ることで、改善されるのかを考えることで、できないことに怒ってもしょうがないということをわかることができるのです。
この「アンガーログ」「ムカっときたら「3つの暗号」」をやることで、怒りのコントロールをマスターすることができます。
毎日やること以外にも、アンガーログを分析して自分の傾向を掴んだり、24時間憧れの人の気持ちで人に接する「プレイロール」なんていうのもトレーニング方法にあります。
基本は「アンガーログ」「ムカっときたら「3つの暗号」」を主軸に、アンガーマネジメントをすることが大事で、他については補強といった感じです。
この記事では他のアンガーマネジメントトレーニングは割愛しますので、気になる方は「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」をのぞいてみてください。
まとめ
今回は、安藤俊介さんの「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」を紹介してきました。
僕自身、結構怒りっぽい性格なので、「べき」という発想は面白いと思いましたし、トレーニング方法も早速取り入れていこうと思いました。
怒ることは決して悪いことではありません。
怒りによってやる気になったり、努力したり、悪に立ち向かうことができます。
ただそれがコントロールできないからいけない。NARUTOも九尾の力をコントロールできたからこそ、火影になれたのです。
僕たちも怒りという一時の感情で人生を台無しにしないように、コントロールしていきましょう。
では、皆さんの怒りがより良いものになることを祈っています。
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