本は読むものではなく、聞くものになりつつあります。
ながらでできる読書と言われる読書サービスの一つが、今回紹介するAmazonが提供している「Audible」というサービスになります。
「Audible」を実際に1ヶ月間使ってみた感想についてまとめつつ、おすすめできるかどうか考えていきます。
年間100冊以上の本を読む僕が、読書として使えるかどうか、「Audible」は入るべきなのか書いた記事です。
ぜひ、「Audible」加入前に一読ください。
では、行ってみましょう!
ながら読書とは
ながら〇〇という言葉が最近よく聞かれます。
何かをしながら、〇〇をするという意味合いで、例えば、ながら家事や、ながら歩行とかです。
この中にながら読書があるのをご存知ですか?
読書は文章をじっくり読まないとできないから、何かと同時並行で行うことはできないというのは思い込みなのです。
読書を音にして、耳から聞きながら別のことを行うことができるようになってきたのです。
ながら読書とは、本の内容を読み上げてくれるサービスを利用して、何かをしながら読書を楽しむことができる画期的な方法になります。
この記事では、そんな「ながら読書」を楽しむためのサービスの一つであるAmazonが提供する「Audible」について紹介、レビューを行っていきます。
聞く読書に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
Audibleとは
価格 (月額)
Audibleは月額1,500円で会員になることで受けられるサービスになります。
会員は聴き放題で、対象の本ならいくらでも聞くことができます。
月に1冊以上読めば、簡単に元が取れるサービスです。
機能
聴き放題で好きな本を選ぶことができ、ナレーターで選ぶこともできます。
また1.5倍や2.0倍などの速度設定も細かくする子ができ、0.1単位ごと0.5倍~3.5倍まで選ぶことができます。
またオフライン再生も行うことができるので、Wi-Fi環境かでダウンロードした本を外で通信が必要のない状態で聞くこともできるのです。
バックグラウンド再生もでき、Audibleで本を聴きながら、Twitterやインスタといった別のアプリを開いて作業することもできます。
レビュー
実際にAudibleを使った感想をまとめていきます。
よかった点
よかった点は、聴きやすい声であったことと対象の本が多く、読みたい本が溢れているという点です。
せっかく色々な本を聞くことができるといっても数や種類が少なければ意味がありません。
読みたくない本や興味のない本が対象では意味がないです。
ですがAudibleにはその心配がありませんでした。
最新に近い本でもAudibleの対象になっていたり、話題の本、面白いそうな本、小説と幅広いジャンルがAudibleの対象になっていました。
実際に倍速再生なども試して聞いてみましたが、朗読のレベルも非常に高かったです。
何をいっているのかわからなくなる点もなく、本当に本は聞く時代になっているんだと実感させられるクオリティでした。
また小説のジャンルではお気に入りの声優さんが朗読しているケースもある点がよかったです。
僕は物語シリーズのアニメが好きで神谷さんの声がお気に入りなのですが、物語シリーズはその神谷さん(主人公)が朗読の声をしているのです。
自分の好きな作品が好きな声優で朗読されるそんな心遣いまでできているのがAudibleだったのです。
読書は音がなくて寂しい、推しの声なら本を読めるという方にはぴったりなのがAudibleだと思いました。
悪かった点
悪かった点は、ながら読書は結局頭に残りづらいという点です。
僕がながらに向いていないのかもしれませんが、作業をしながら聞いていると何を話していたかを全く覚えていないという状態が多々あったのです。
文章を書きながらや勉強をしながら、Audibleを利用していたのですが、いつの間にかこんなに話進んでいたの?ってなることが多くありました。
作業に集中してしまうと、読書はできず、読書側に集中しようとすると作業の手が止まってしまう。
これはかなり難しい問題だと思いました。
ながら読書は作業と並行するのではなく、移動中などに利用するのがピッタリだと感じました。
僕はそういう面だと不適任だと思います。
移動すること自体が少ないからです。
外に出る回数が少ないので、外でながら読書をする時間がほとんどないのです。
作業と並行して自宅でAudibleを聞こうとしている方は注意して下さい。
作業と聞く読書は同時並行は難しいです。
僕がマルチタスクが苦手な可能性は高いですが、結局効率的な方向だとどちらか一方を選んだ方が賢明だと思いました。
また、Audibleだとちょっと戻って見直すというのが難しくなってしまうのもマイナス点だと思いました。
紙の本だと5ページ前や、これまで読んだ部分をパラパラと読み直したり思い出したりすることができるのですが、Audibleだとそこが難しいです。
章ごとに細かく分かれていたりするので、巻き戻しやちょっと今の部分もう一回聞きたいということはできるのですが、これまで聞いた部分を要約したい、ちょっと思い出すために最初からキーワードだけピックアップしてきたいということができません。
最初に戻したらまた一から聞き直すことになるからです。
どうしても朗読という形になっているので、読み返しという点ではよくないと思ってしまいました。
結論、おすすめしない
結論、僕としてはAudibleはおすすめしません。
正確には外での使用を考えていないのならばAudibleは使いどきがないと思います。
僕は家事などをやりながら聞こうという意図でAudibleに加入したのですが、正直家事をしているときはNETFLIXなどでアニメなどを見る方が好きだったのです。
Audibleは結局、作業中のBGMだったりわざわざ聞くかという気持ちにならないと使うことはありませんでした。
多くの作品を定額で読む、聞くことができることは魅力的なポイントですが、結局使わなければ意味がありません。
また外に出るとき僕は、音楽をガンガンにかけたい派なのです。
歩きながらもどうしても本を読みたいというニーズがなく、結局音楽を聴いている方が好きという方もAudibleは使いきれないと思います。
もう少し移動が多くて、電車を乗り継ぐという方はAudibleを聴きながら、移動時間も学習や本を読むことができるという使い方はできますが、僕には合っていませんでした。
なので、自分がどういった使い方をするかを明確にイメージできる方が使うべきサービスだと感じました。
Audibleは一ヶ月無料キャンペーンがやっていますので、自分に合っているかを確認するためにも一度入ってみることをおすすめします。
意外なタイミングで聞く読書がはまるかもしれません。
まとめ
今回はAudibleについてレビューを行ってきました。
思った以上の作品数でしたが、結局聞くよりも読む方が僕は好きでした。
活字を読むよりも聞くほうが楽という方には、Audibleを使いこなせるかもしれません。
僕としては無料期間が終わったら速やかに解約するつもりです。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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