折りたたみ携帯、通称ガラケー。
そこから進化したスマホは今では誰の手にもある必需品となっています。
そんなスマホがだんだんと画面サイズが大きくなっていくとともに、
ついには大きさのために画面を折り曲げられるようにまで進化してきました。
今回はそんな時代の最先端折りたたみスマホについて仕組みの紹介と今後の進化について考察していきます。
今販売中の折りたたみスマホを整理した章もありますので、楽しんでいってください。
では、行ってみましょう!
折りたたみスマホとは
折りたたみスマホとはその名の通り、折りたたみ可能なスマホのことを言います。
有名どころだとSumsungが出しているギャラクシーシリーズだと思います。
縦に折れて手鏡のようなものや、横の折れて普通のスマホサイズからタブレットサイズに早変わりするものまであります。
これらのスマホは主に画面サイズが大きくなりつつある現代のニーズに応えるべく作られているものと考えられます。
画面サイズの大きさを求めるとどうしてもスマホサイズが大きくなってしまい手に収まらないだったり、ポケットにはいらないということがあるのです。
僕の場合はズボンの前ポケットに入れるタイプなので、iPhone13miniくらいの大きさが一番しっくりきています。
画面サイズは大きいのが好きだけど利便性を上げたい。
そこで生まれたのが折りたたみスマホというわけです。
折りたたむことで折り畳んだ際は通常のスマホや通常のスマホよりコンパクトサイズになるのにも関わらず
開くと通常のスマホ以上に大画面でコンテンツを楽しむことができることこそが、折りたたみスマホの醍醐味なのです。
利便性と大画面を両立させた製品なのです。
また、まだまだ発展し始めたばかりの業界で、折りたたみスマホというのもまだそこまで普及しきってはいません。
人とは違うスマホを使ってみたい方や大画面なコンテンツを楽しむニッチな層には非常に嬉しい折りたたみスマホといえます。
折りたたみスマホの原理
折りたたみスマホとは一体どういった仕組みなのでしょうか?
あなたはきっちり説明できますか?
そもそもこれまでのスマホの画面から考えて折り曲げるなんてできそうにないと思いませんか?
折りたたみを可能にしている技術は、超薄型ガラスによるものなのです。
超薄型ガラスというのは、ドイツのショットという会社で発明された技術で、
指で曲げられるほど柔軟性があるかつ大量生産できる形にまでなっていてその薄さは髪の毛よりも薄いガラスとまで言われています。
柔軟な形状に強度も付与できるのでまさに折りたためるディスプレイ業界の先陣を切る技術というわけです。
また、この技術に有機EL技術が乗っかることで折りたたみスマホは実現されています。
有機ELは聞いたことはあるじゃないでしょうか。
従来の液晶ディスプレイはバックライトと呼ばれる光からカラーフィルターを通して人に目に光が入る構造になっていました。
そのため必ずバックライトと呼ばれる光を発する機械とカラーフィルターという二つの仕組みを二重構造でセットしなければカラー表現はできませんでした。
それが有機ELではバックライトがなくなりカラーフィルター部分自体が発光体の役目も果たせるようになったのです。
これによって発光体(旧カラーフィルター)単体でカラー表現できるようになったので薄型化コンパクト化が実現できるようになったのです。
また液晶ディスプレイ時代はバックライトは、常に点灯し続けていたために黒という色についても若干のバックライトによって鮮やかな黒色ではありませんでした。
有機ELでは発光体を全く光らせないことによって鮮やかな黒色を表現できるようになりました。
この有機ELの技術によって薄型化にさらに加速する展開となっているわけですね。
以上の超薄型ガラスと有機EL技術の二つの融合によって超薄型ディスプレイは作られているのです。
どうして曲げても折れてしまわず復活するのかわかっていただけましたでしょうか?
原理を知るとますますガジェットのことが好きになるかと思います。
現在発売中の折りたたみスマホ
こで、一旦現在発売中の折りたたみスマホについて整理しましょう。
・Galaxy Z Filip3 5G
縦折れ、重量約184g、生体認証指紋・顔、オープン時のディスプレイ約6.7インチ
・Galaxy Z Fold3 5G
オープン時のディスプレイ7.6インチ、横折れ、重量約272g、生体認証指紋・顔
・LG V60 ThinQ 5G
デュアルスクリーン、約6.8インチ、重量218g、生体認証指紋
Galaxyシリーズは今回紹介しているザ・折りたたみスマホという形で、超薄型ガラスを使った折りたためるディスプレイが使用されています。
日本ではdocomo、auで購入することができます。
ソフトバンクはGalaxyを取り扱っていないので注意してください。
また、Galaxyの折りたたみスマホは性能が良かったり時代の最先端を行く性能の代わりに値段が高いです。
一括払いだとGalaxy Z Filip3 5Gは148,896円で
Galaxy Z Fold3 5Gは237,600円になります。
ちなみにiPhone13シリーズは868,000円~194,800円になります。
ですので、比較するとかなりお高いということがわかるかと思います。
iPhoneの最高値はiPhone13 Pro Maxというデカく重く容量1TBなので選ぶ人はそうそういないと思いますし、最高値iPhoneを選ぶような方は値段なんて見ていないと思います。
ですがGalaxyは最安値でも148,896円かかってしまうのです。
性能によって変わってきたりはしないのです。
値段以上に性能や新しさに魅力を感じない限り、折りたたみスマホはまだまだ選択の余地はないかもしれないですね。
噂レベルですが、Googleも折りたたみスマホを作っているそうです。
年内に発売か?と言われています。
ディスプレイはSamsung製なのでGalaxyと変わらない折りたたみ性能にはなりそうです。
今後の折りたたみスマホ市場
ここまで、折りたたみスマホについて紹介してきました。
ここからは、折りたたみスマホ市場が今後どうなっていくか考察・予想していきます。
折りたたみスマホ市場は正直微妙じゃないかと僕は思っています。
スマホ画面が大きくなっていくにつれて折りたためることで利便性をアップを図っている戦略になるのですが、
画面サイズが大きければ大きいほどいいという時代にはストップがかかりつつあると見ています。
画面サイズは今くらいが操作できる限界ですし、これ以上大きくなってもニーズはないと思っています。
あまりにも大きければそれこそタブレットのようにスマホとは別に持ち歩く方がいいですから。
ですので、タブレットにもなる折りたたみスマホに関してはやや未来は明るいかなと思っています。
旅行先や出先でタブレットとスマホを二つ持つよりもタブレットにもなる折りたたみスマホ一台だけになるのは結構魅力的です。
しかし、普通のスマホから半分に折れるという折りたたみスマホに関しては、そこまで小さく折りたためる必要はないかなと思ってしまいます。
正直開いたところで、通常のスマホと変わらないのに高額の値段や若干ディスプレイに折り目が見えるのを許容するのは無理です。
半分になるスマホの魅力はイマイチかなと感じてしまいます。
開かずとも通知が見えたりどこかに置いて写真を撮れたりということもできますが、
正直それらどちらとも通常のスマホでも十分可能なので、半分に折れるスマホに関しては未来は明るくないと思っています。
また、今はまだディスプレイに折り目があるのが気になるところです。
この問題をどれだけ早く解消できるかが鍵になってくると僕は見ています。
使っていくうちに慣れてくるというのもあるかもしれませんが、やはり買う時の決断に大きく関わってくると思うからです。
折り目があるし、気になりそうだからわざわざ高いお金を出して買わない。という方が多いと思いますし、実際僕もそうです。
今後、Samsungなどがこの折りたたみスマホの難点である折り目について見事な回答を出してきたら嬉しいですね。
AppleやGoogleも折りたたみスマホ市場に乗り込もうとしている噂も聞きますが、どうでしょうかね。
僕的にはタブレットとスマホを一体にしたものを作っているのではないかと思います。
やはり、二つの機能を一つにするというのが魅力的ですし、売れると思います。
Appleの場合ですとその時はスマホでもAppleペンシルが使えるようになるんじゃないかと思います。
そうなると、おそらく端子もUSB-Cに切り替わるんじゃないかと思います。
あと折りたたみスマホ市場のネックとしては、やはり値段だと思います。
どうしても新しい技術というのは作れる会社が限られてきたりするため、値段が高くなってしまいがちです。
ですので、市場をもっと盛り上げるためにも超薄型ガラス技術を使いつつも新たな技術が開発されることを願っています。
そうすることで技術が分散され値段での競争も始まるからです。
いろいろな会社から折りたたみスマホが発売されてくるこれから先、値段はどんどん下がると予想します。
ですので、今値段が高くて迷っている方は、購入を待ってもいいかもしれません。
他の会社が折りたたみスマホを発売してくるタイミングで必ず値段も下がってきます。
それを見越して今は静観するのも一つの手だと思います。
まとめ
今回は、折りたたみスマホについての仕組みやこれから先の未来について紹介、考察してきました。
現在のトレンドはVRだったりARですので、今後はスマホは全てARに移り変わる可能性もあるかもしれません。
ですが、それでも全てがARに置き換わるわけでもすぐにARになるわけではありません。
折りたたみスマホが普及してタブレットがなくなる時代の方が早くなると思います。
タブレットというものが全て折りたたみスマホに置き換わる未来が僕には見えています。
みなさんはどう思いますか?
折りたたみスマホ市場の未来は明るいと思いますか?
また、折りたたみスマホ欲しいと思いますか?
コメントやTwitterでご意見いただけると嬉しいです。
最新技術についてはまだまだこれからという感じで、ワクワクが止まりません。
みなさんや僕の生活がより良くなるガジェットがどんどん発売されてほしいです。
では、また新しい技術によるガジェットが生まれる日まで。
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