コロナで多くの会社が倒産になった!
とは聞いているものの、実際どんな会社が倒産になったかわかっていない方も多いはず。
身近な町のお店が閉じることはあっても、大きい会社は大丈夫だろうというのは実はまやかしでした。
今回は、帝国データバンク情報部が出した「コロナ倒産の真相」について内容を含めて紹介します。
では、いってみましょう!

本書の概要

ページ数
おわりにを含めず257ページ、全263ページでした。
読むのにかかった時間
だいたい3時間ほどで読み切ることができました。
構成
コロナ関連倒産の特徴が紹介されたのち
アパレル業界、娯楽業界、観光業界、飲食業界、製造業、その他業種という形でそれぞれの業種ごとに倒産になった会社が紹介される構成でした。
どう会社が大きくなっていき、どう問題が発生し倒産になったのか理由が簡単にまとめられていました。
おすすめ度

「コロナ倒産の真相」のおすすめ度は、5点満点中2点です。
かなり人を選ぶ本だと思います。
経営や経理に興味を持っている方でないとまず面白くありません。
どういう経緯で借金が膨らんでしまったのかという観点は面白おかしくというよりかは、淡々とお金の話という感じ。
まとめると、元々厳しい状況にあった中、コロナで売り上げが下がって倒産という話。なので長々読むのも勿体無い気がしました。
もちろん、一つ一つの会社にはそれぞれ歴史があり、厳しい状況に陥った理由は異なるのですが、それでも250ページ近い内容を読むほどでは正直ないというのが僕の意見です。
なので、よほど倒産に敏感になりたいということではない限り本書はおすすめしません。
コロナ倒産した会社リスト

「コロナ倒産の真相」で紹介されていた倒産した会社リストを紹介します。
アパレル業界
・レナウン
・リデア
・シティーヒル
娯楽業界
・アクアマリン
・エターナルアミューズメント
・ライトエンジ
観光業界
・WBFグループ
・ロイヤルオークリゾート
・自然塾
・京洛和蒼
飲食業界
・虎杖東京
・豊田
・ブラジル料理店
・ラハイナ
・丸う田代
製造業
・イワヰ
・旭東電気
・日本ビニル工業
その他の業種
・AIKジャパンコーポレーション
・AIプロジェクト
・MJG
・リブアクション
・新日本翻訳センター
名前は上がっていなくとも、他にもそれぞれの業界では、倒産している会社があります。
ただ、「コロナ倒産の真相」では中小企業がメインとして紹介されていました。
倒産するのには理由がある

上記の会社がどうして倒産してしまったのか。
その理由は、コロナ前から危うい経営状態になっていたためです。
社員による不正や、売上高の低下、お金の受け取りフローの悪さ、社長交代など、危うい状況を生み出された理由は異なりますが、いずれの会社も悪い状況になっていたところにコロナでした。
それによって、元々バランスがギリギリだったものが一気に倒れた感じ。
中では紆余曲折ありましたが、どの会社も似たような形で最終的には倒産となっています。
コロナ以外の何か大きな出来事があれば、倒産している可能性があったとも言い換えられます。
倒産しないように危うい経営にならないことが大事とわかる内容でした。
まとめ

今回は、「コロナ倒産の真相」を紹介してきました。
倒産した経緯の詳細はこの記事では紹介しなかったので、気になる会社がある方はぜひ本書の立ち読みをしてきてください。
コロナ倒産と騒いではいるものの、本当にコロナがきっかけである倒産は案外少なく、元々倒産しうる何かを持っていたと思いました。
経営って難しいですね。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

