5分でわかる遠藤洋「働きたくないけどお金は欲しい」の書評&要約

実用書

働きたくないけど、お金は欲しい。

これは誰もが一度は思ったことがあることでしょう。

今回紹介する遠藤洋さんの「働きたくないけどお金は欲しい」ではまさにお金の教育にふさわしい内容がまとめられていました。

お金持ちのマインドから、お金を稼ぐための投資術が書かれた一冊。

この一冊からお金に関する知識の基礎が出来上がります。

この記事では、そんなお金を得るための知識について簡単にまとめていきます。

では、いってみましょう!

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ページ数

エピローグを含めず249ページ、全253ページでした。

読むのにかかった時間

大体3時間ほどで読み切ることができました。

構成

働くことの本当の意味、労働者から投資家になる意義から紹介されます。

そしてお金の正体、実際の投資を進める際のやり方が紹介されていました。

「お金の大学」にかなり似た内容の部分もあり、図がある分「お金の大学」の方が読みやすい方は多いと思います。

会社に勤めること。と答えるのでは不十分。

ズバリ、働いてお金をもらうとは喜びを与えた見返りです。

喜びの大きさと喜ばせた人の量だけお金がもらえるのが、働いてお金を稼ぐことの正体になります。

例えば、ハンバーガー屋さん。

ハンバーガーを売ることでハンバーガー屋さんは儲かっているのではないのです。

ハンバーガーを食べた人が喜ぶからこそ、お金を得ることができています。

もしもハンバーガーで喜べないなら、そのハンバーガー屋さんはお金を得ることができず、倒産してしまいます。

つまり、ハンバーガーで喜びを与えられているからこそお金を得ることができていると考えることができるのです。

他の分野でも同じで、iPhoneも買った人の生活をより良くして喜びを感じさせることができるから高い値段でも売れる。

これが商売やお金儲け、働くことの基本です。

時給思考で、働いたからお金をもらえるというのは間違いで、お金というのは誰かを喜ばせた結果もらえる報酬であることを忘れてはいけません。

これを大前提に「働きたくないけどお金は欲しい」では話が進んでいきます。

「働きたくないけどお金は欲しい」を一言で言うと、投資をしろ。という結論です。

労働者である限り、お金を得るのには限界が来るので投資する側に周り労働者を雇うことで自分自身は働かないで済むようにしようという考えになります。

投資というのは、優秀な働き手に働いてもらうことで間接的に誰かを喜ばせてお金をもらう動き方です。

また、投資する側に回ることでロボットなどの自動化に対しても自分の立場を奪われる存在ではなく、より仕事を効率的にこなせるようになり喜ばせる人を増やせる道具として見ることができます。

働かずにお金を得るには究極的には投資をしてお金を稼ぐしかありません。

投資で得たお金が支出を超えるのを目指して、投資を小さなところから始めよう。というのが「働きたくないけどお金は欲しい」の主張です。

少ない額から投資をすることで、投資に慣れゆくゆく運用する大きなお金も比較的安全に増やしていけるという考え方になります。

とにかく投資。これこそが「働きたくないけどお金は欲しい」で言いたいことです。

では、「働きたくないけどお金は欲しい」で紹介している投資にはどんな知識が必要なのか。

「働きたくないけどお金は欲しい」では投資は一点集中かつ情報を吟味して、間違いながら正解を覚えろ。という教えでした。

若干投げやりな部分がありつつも、何を買うべきかという具体性はなく、これから来そうな株を情報をかき集めつつ予測していくという手法です。

若干再現性に欠ける部分はあるものの、「働きたくないけどお金は欲しい」のスタンスはとにかく投資を始めて続けることが大事というスタンスなので手法よりかはやることに重きが置かれています。

「働きたくないけどお金は欲しい」のやり方を大まかにステップとして表すとこんな感じです。

①完成させたい絵をイメージする

②絵に必要なピース(情報)を集める

③ピースを組み合わせて一枚の絵に近づける

④株を購入する

⑤上がったタイミングで株を売る

そしてまた①へ。

突然、絵と言われてもわからんわ!となるでしょう。

「働きたくないけどお金は欲しい」では実際こういった表現で、投資をやろうと書かれていたのです。

この辺は若干不親切感を否めません。

僕の解釈では、未来の思い描ける社会のことを完成させたい絵としていると考えています。

例えば、未来はドローンで配送が行われる世界になるだろうという絵。

この場合、絵に必要なピースとしては国の規制やドローン配送に力を入れている会社の数は規模、実際のドローンのクオリティなんかが出てきます。

これらのピース(情報)で確かにドローンが成長しつつあると思えるのであれば、そのドローン関連会社の株を買うのです。

他にもゲームであれば、ゲームは今後VRになっていくという未来予想図からゲーム関連さらにはVRゲーム作成会社なんかの株の情報を見るのが良いとなっていきます。

このような形で、自分勝手に未来予想を立てながら、ある程度感を働かせながら投資しようというのが「働きたくないけどお金は欲しい」のスタンスです。

再現性と丁寧さが欠けますが、投資を楽しむという面では結構ありな手法かもしれません。

こんな面倒くさいことが嫌ということであれば、無難にインデックス投資をコツコツやるのが良いでしょう。

お金を使うときに価格で買ってはいませんか?

価格というのはあくまでも数字であって、お金の本質は価値です。

喜べるかどうかという基準で買いましょう。というのが「働きたくないけどお金は欲しい」で出てきた話でした。

自分にとってそのお金を払うことで価格以上の喜びを得られるか。を考えるのです。

そうすることで無駄な出費を抑えることができ、減らせた支出を投資に回すことができます。

投資はどれだけ種銭があるかによって変わってきます。

このお金は価値を買うためのものという考え方は新鮮かつ、有意義だと感じました。

ぜひとも価格ではなく、価値があるかで買うか決めるを意識していきたいです。

今回は、遠藤洋さんの「働きたくないけどお金は欲しい」について紹介してきました。

支出を抑えて、投資をしよう。というのは新鮮さはないものの、確かにそうしないと働かずにお金を得るのは無理だろうと思いました。

ただ投資の実際の手法は再現性が少ないので万人におすすめできない内容だと思います。

部分的に、働くことは喜ばせること、お金は価値に払うもの。という考えは非常に参考になりました。

投資を新たな切り口でやってみたい方、お金の本質やら働くことの意義なんかを知りたい方は読んでみてもいいかもしれないです。

では、皆さんの投資ライフがより良いものになることを祈っています。

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