5分でわかるオリバー・バークマン「限りある時間の使い方」書評&要約

人生は約4000週間しかありません。

これを聞いて、今やっていることは本当にやるべきことですか?

今回紹介するのは、オリバー・バークマン氏の「限りある時間の使い方」です。

限られた時間をどう使うかが書かれた一冊で、タイパとは対局の本当の時間の使い方がわかる内容でした。

この記事では、そんな「限りある時間の使い方」の内容を要約して紹介します。

では、いってみましょう!

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本書の概要

ページ数

謝辞含めずに287ページ、全291ページでした。

読むのにかかった時間

大体3時間半ほどで読み切れました。

構成

効率の良い時間の使い方などない理由から始まり、時間という考え方の真実、時間とうまく付き合っていく方法が書かれていました。

テクニックというよりかは、考え方を変える系の本でした。

おすすめ度

オリバー・バークマン氏の「限りある時間の使い方」のおすすめ度は、5点満点中4.5点です。

多くの方に読んでほしい一冊という評価。

というのも、現代を生きる誰もが「限りある時間の使い方」で指摘される生き方をしてしまっているからです。

深実な未来のために今を犠牲にしている人や、本来やるべきことからSNSなどに逃げている人。

これらに当てはまる方を思いっきり殴り飛ばすのがこの一冊。

少ない人間という寿命をどう生きることが満足感高く生きられるのかというのがよくわかる内容でした。

正直僕も読んでいる途中で心臓をギュッと握られた感じがしました。

まさに図星、一生懸命言い訳や理論の穴を考えてみましたが、無意味でした。

言う通り、もっと今の時間を大切にしないと…と気づかせてくれました。

ただの時間に対する行動を変えるのではなく、考えそのものを変える考え方は新鮮で一人でも多くの方に読んでほしいとも思います。

満点ではない理由としては、自分の生き方を否定されるのが極端に嫌な方には向かないと思ったからです。

価値観をぶっ壊される覚悟のある方にのみ、おすすめします。

人間の一生は短い

人間の一生は短いです。

時間にして約4000週間。

もちろん、この数字は平均寿命を割ったものではあるので、より長い場合もありますが、より短い場合もあります。

この短い一生の中で何をするかが非常に重要です。

漠然と時間が流れるのを待つだけなのか、それとも自分のやりたいことをやる時間にするのか。

昔はこの時間という考え方がありませんでした。

それが経営者と労働者に別れていくうちに、時給というものが発生し「時間=お金」という考えが生まれただけです。

今の時代は、非常に自由になっています。

だからこそ忙しくするのも自分次第。どんな言い訳をしても時間は4000週間しかありません。

それをどう使っていくのかが人生で一番難しく、重要なことです。

効率化は時間をうまく使えていない

ToDoリストを作ったり、効率の良いツールを使ったり、時短家電を使ったり、これらははっきり言って時間をうまく使うことの正解ではありません。

なぜなら、仕事ができる時間を増やしたところでその時間はまた別の仕事で埋まるからです。

いくら効率的に時間を使ったとしても、時間は24時間であることは変わらず、仕事も減ることは決してないから。

何かの時間を削っても、その時間を埋めるのはSNSだったり、また別の仕事だったりと本来目指すべき自由な時間ではなくなってしまうのがオチです。

いくら時間を作っても、そもそもの時間の考え方自体を変えない限り、効率化は逆効果でもむしろやるべきことが増えてしまう結果となってしまいます。

そうならないために、行動を変えるのではなく、考え方を変えるべきなのです。

自由になることが大事

どんな考え方になれば限りある時間を使いやすくなるのか。

ズバリ、時間には絶対に勝てない。ということを自覚することです。

効率化していけばいつか自由な時間ができて、好きなことができる。という幻想を捨てます。

時間を作って好きなことをやるのではなく、今やりたいことを優先させるのです。

全てを完璧にやり切るというのは到底人間にはできません。時間には勝てないということを受け入れ今できること、やるべきことだけに集中します。

いつか時間ができたらやろう。と思っていることは今やるべきです。

明日には死んでいるかもしれませんし、1時間後に地球が爆発するかもしれません。

とはいえ、家族を養ううめに働くことは本来やるべきことではないからと言って、投げ出すことはできないでしょう。

どうしても抜けられないものは、しょうがないという考えでもあります。

ただ、決められた仕事以上のことは決してしない、会社の飲み会よりも家族を優先することをしたり、趣味を謳歌するのもいいでしょう。

また、できない仕事や多すぎる仕事は断りましょう。

断る勇気を持つことも自由になる時間を生み出す手段であり、自分でやるべき行動。

時間には勝てないから、自分のやりたいことを今やる。これこそが時間という不安や恐怖から脱する方法なのです。

使い方案5個

最後に「限りある時間の使い方」に紹介されていた、時間の使い方10個が紹介されていたのでそこから5つをピックアップしてまとめて紹介します。

あくまで一例ではあるので、自分なりに解釈を変えたりやり方を変えてみるのがいいでしょう。

①開放と固定のリストを作る

やるべきことをとにかく書き出した開放リストを作成し、そこから5つだけ固定でやるべきことをリストアップします。

残りの開放リストはやらなくてもいいこととして、固定にのみ集中してやるべきことを絞ることが一つの自由になる方法です。

②先延ばし状態に耐える

先延ばしにすると不安になると思います。

それを我慢するのです。一度に取り組むプロジェクトは一つに限定することでパフォーマンスを上げて集中して確実に成果を出すのです。

③できなかったことではなくできたことを意識する

リストを作成した後に、できなかったことに嘆くことがあるでしょう。

そうではなく、できたことを喜ぶようにしましょう。そのために「皿洗いをする」など簡単なタスクをToDoに並べてみてもいいです。

できたことを数えていくうちに自分の人生にプラスの感情を持ち続けられます。

④退屈で、機能の少ないデバイスを使う

昨今はデジタルと切っても切り離れられません。だからこそ、そもそも持つデバイス自体をしょぼいものに変えてしまうのです。

そうすることで、SNSから解放されたり、やるべきことがあるのについついスマホを触ってしまうのを防ぐことができます。

グレースケールに色を変更してしまうのも良いです。

⑤何もしない時間を練習する

5分でも10分でも何もしないをします。

瞑想でもなく、考えることも、呼吸に意識を向けることもしない時間です。

ただ、ぼーっとする。もしも違うことを考えたりし出したら考えないようにし、ただただタイマーが5分や10分を告げるのを待ちます。

何もしない時間を作れる人だからこそ、時間を有効活用できている人なのです。

まとめ

今回は、オリバー・バークマン氏の「限りある時間の使い方」を紹介してきました。

僕の価値観をまた一つ打ち砕いてくれた一冊でした。

時間の捉え方を変えられた一冊で、僕の人生観がまた一つアップデートされた感じです。

今回紹介した内容は一部ですので、ぜひ気になった方はお手に取ってみて下さい。

では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

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