起業したいと考えたことはありませんか?
起業を含め、スタートアップの時に読みたい一冊を紹介します。
田所雅之さんの「入門 起業の科学」です。
どのようにアイデアを作ってから、育てて売り上げに繋げていくのかが明瞭に書かれた一冊で、スタートアップなら絶対に読んでおきたい一冊だと思いました。
この記事では、「入門 起業の科学」の内容を一部抜粋して紹介します。
では、いってみましょう!

本の概要

ページ数
おわりにを含めず213ページ、全215ページでした。
読むのにかかった時間
だいたい3時間ほどで読み切ることができました。
構成
アイデアを検証する。課題の質を上げる。ソリューションの検証。人が欲しがるものを作る。
の4ステップが紹介される構成でした。
それぞれが具体的に内容が紹介され、図も挿入されるので読みやすいと感じました。
おすすめ度

田所雅之さんの「入門 起業の科学」のおすすめ度は、5点満点中4点です。
起業を考えている方やスタートアップで働きたい、働いている方におすすめしたい一冊という評価。
逆に上記に興味のない方については、面白くない一冊だと思います。
とにかく起業やスタートアップがやるべきことが書かれているので勉強になります。
決して「入門 起業の科学」をやれば必ず成功するわけではないものの、失敗する確率を大幅に下げることはできると感じます。
明瞭にステップごとにやるべきことがわかり、スタートアップで大事な考え方や行動が示されていました。
スタートアップ企業で働きたい方、起業をしたいけど何から始めればいいかわからない。という方はぜひ読んでみてください。
とにかく課題定義

とにかく課題定義が大事です。
どんな課題を解決するのか。どんな人のどんな痛みを解消するためにそのプロダクトが存在するのか。
どうして、他の解決手段ではダメなのか。
これらを明確にすることこそが、課題定義です。
ここさえしっかりしていれば、多少粗くても売り上げを作ることができます。
技術が先行してしまうパターンが多い起業ですが、課題があって初めて技術が活きることを忘れてはいけません。
とにかく課題。課題。課題。
どんな課題を解決するのか。これが一番大事であることが「入門 起業の科学」を読むとわかりました。
解決策があっているかのチェックが大事

続いて、課題に対して考えた解決策が合っているかの確認が大事です。
確認の際は、実際にユーザーに使用してもらってアンケートやインタビューをしていきます。
また、アンケートなどの結果で解決策が課題とずれていることがわかることも多いです。
そのためあまり凝ったものを最初に作らないというのも重要。
小さく早く作って、実際にユーザーに使用してもらって様子を見る。
これをなん度も繰り返していくうちに、課題にぴったりでユーザーに合ったものに育て上げることができます。
時には課題自体を見直したり、当初とは全く異なる解決策に変更することも必要です。
小さく作って、ユーザーにぶつけて様子を見る。
これで確実に課題にぴったりの解決策を作って、売り上げるを作る準備ができます。
進捗管理にカンバンボード

最後にテクニック的なことを一つだけ。
カンバンボードです。
カンバンボードは進捗管理をするのに向いたテンプレートで、今現在自分たちが何をやっているのか。
全体から見た中でどんなことをやっているのかがわかる図です。
チームで推進している際は、どうしても今何をやっているんだっけ?この作業の目的はなんだっけ?となりやすい。
それを解消するのがカンバンボードです。
カンバンボードで常に、自分たちが目指していることを明確にして、それぞれ考えて作業にあたることもできます。
カンバンボード、ぜひ進捗管理に使ってみてください。
まとめ

今回は、田所雅之さんの「入門 起業の科学」を紹介してきました。
課題がとにかく大事で、あとはユーザーへの確認。
勉強になりました。
起業を考えている方やスタートアップ企業に勤める方はぜひ、一冊は横に置いておきたいですね。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

