貧乏と金持ちを分けるのは、「お金の考え方」です。
お金のために働くのか、お金を働かせるのか。
お金をどう解釈して、使っていくのかが非常に重要になってきます。
今回はロバート・キヨサキ氏が書かれた「金持ち父さん 貧乏父さん」を紹介し、お金の考え方お金持ちになるための方法を解説していきます。
お金持ちになるためのステップについても解説していますので、今よりももっとお金が稼げるようになりたい。お金が欲しい!と考えている方はぜひ読んでいってください。
では、行ってみましょう!
本書の概要
ページ数
あとがき含めず252ページ、全262ページでした。
読むのにかかった時間
だいたい4時間半ほどで読み切ることができました。
構成
著者であるロバート・キヨサキ氏が幼少期にお世話になった友達のお父さんから教えてもらった「お金持ちになる方法」を元にどうやって自分が経済的自由に達成したのかが書かれた内容でした。
基本は不動産投資、株式投資で経済的自由に達成した方法をまとめ、自分の例は参考として読者自身の頭で経済的自由に達成するためにはどうすればいいのかを解説した一冊でした。
「金持ち父さん、貧乏父さん」を読むことで、お金に関する考え方とお金持ちになるためにやるべきことが見えてくるといった形です。
おすすめ度
おすすめ度は星4つ(5点満点)
投資初心者やFIRE(経済的自由)を目指し始めた方にはぴったりの本で、とりあえずお金に関して学びたいという方におすすめしたいです。
ただ、すでに投資をやっている方からすると知っている話、わかってるよ!となってしまう一冊だと感じました。
モチベーションアップには適しているので、名著でもあるので一度読んでみるのも良いと思います。
貧乏とお金持ちの違い 3選
貧乏なお父さんとお金持ちなお父さん、彼らの違いはお金に関する考え方でした。
お金は存在しない
お金は存在しない!というと意味わからないわ!ちゃんと俺の財布にはお金が入っているんだから存在しているだろう。と思ってしまいそうです。
ですが、お金は存在していません。
というのも、お金は概念であって実在するものではないからです。
1,000円というのは1,000円の価値があると皆が認識して統一されているから生まれてくる価値になります。
なので、例えばおもちゃのお金を使って、食べ物を購入しようとすれば偽札だ。そんなのじゃ支払いはできないと怒られてしまいます。
お金というのは皆が認識しているからこそ価値が生まれて、価値が統一されているからこそ存在しているかのように振る舞っていられるのです。
お金持ちはこのお金は存在しない、あくまで価値を表しているだけというのを理解しているので、値段に惑わされずしっかりと良し悪しを見極めることができます。
知識こそお金
お金が入った時に、貧乏なお父さんは贅沢品を、お金持ちなお父さんは知識に使いました。
お金は教育や知識、本、セミナーに使うことで、自分を成長させることができます。
成長すれば、お金を稼ぐ力も伸び、将来的にもらえるお金が増えるのです。
長期的に見れば確実に知識にお金を使ったほうが効率が良く、これが自己投資になります。
投資が怖いと考える人は多くいると思いますので、まずは自己投資から始めることをおすすめします。
お金持ちは自己投資こそ一番お金をかけるべきと考えているのです。
税金は避けるもの
税金は払わなければなりません。
これは国に住んでいる方は絶対必須のルールです。
ですが、お金持ちたちはこの税金をいかに安くするかを考えています。
その一つが会社の所有です。
会社を所有すると、経費というものが使えるようになります。
経費は、売上から直接引かれ、(売上 – 経費)に税金はかかってくるのです。
つまり、経費分は税金がかからず(正確には消費税などはかかる)物品の購入やら、交通費を払うことができます。
合法的な節税対策です。
お金持ちでない方はこの方法をやらずに、売上=税引後の給料から物品などを買っています。
同じ品物を買っても経費になっているか否かは非常に重要なのです。
お金持ちはこういった細かい部分で確実にお金が貯まっていくというわけになります。
お金持ちへのフロー
お金持ちになるためにはどうしたらいいのか?
ズバリ、お金について学習しどんどん実践していくことです。
まずはどれだけのお金が自分には必要なのか具体的な目標を立てましょう。
できたら、そのためにやるべきことを学習しながら考えていきます。
「金持ち父さん 貧乏父さん」の中では、不動産投資が例に上がっていました。
労働で得たお金を知識への投資と貯蓄に回し、お金が貯まったところで不動産投資にチャレンジするという流れでした。
不動産投資で生まれたお金をさらに不動産投資や株式投資に回すことで、雪だるま式にお金が増えていく形を作り出すのです。
また事業を立てることもお金持ちになるには必要なことになります。
誰かに雇われているうちは、お金持ちになることは非常に困難です。
なぜなら、雇っている側が一番お金が入ってきて、雇われている側は所詮雇っている側にお金を運んでいく係ですから。
経費も考えた上で、お金持ちになるには小さくても事業を持つことが近道であり王道だと考えられます。
事業については、「金持ち父さん 貧乏父さん」ではなく別書籍などで学んでいく必要があるでしょう。
僕が読んで参考になった書籍を三つ紹介していますので、気になった方はそちらも読んでみてください。
・ブログ飯
・アパート一棟買ってみました
・書く仕事がしたい
今日から変われる5つの考え方
お金持ちのフローをいきなり進めようとなると心の準備がまだ、となってしまいます。
なので、今日から始められる5つの考え方を紹介します。
毎日自分で道を選ぶ
日々の習慣を変えるだ第一に必要なことです。
毎日の習慣を変えることでお金持ちに近づくことができます。
1日10分でもお金に関する本を読む、一ヶ月10,000円で投資を始めてみる、お金を稼いでいるブログを調べる時間をとる。など
毎日のちょっとした習慣を変えたり増やすことで圧倒的にお金持ちへの道は開かれます。
ちょっとの積み重ねが投資でも、成長でも重要なのです。
新しいやり方を仕入れる
何かに挑戦するときはどんどん新しいやり方を取り入れてみましょう。
もちろんうまくいかないこともあるでしょうが、ハマる時もあります。
100の手法のうち1,2でもうまくいけばいいという考え方で、とにかく挑戦することが大事です。
柔軟な思考もついてくるので、成功のために失敗し、新しいことを受け入れられる自由な人間へと成長もできます。
必ず元を取り戻す
挑戦する際に意識したいのが、元を取るという考え方です。
セミナーに行くなら、セミナーの知識でセミナー代を稼ぐ!
投資をするなら、投資した額は稼ぐまでやめない(損切りは大事)
など元を取る意識を持つだけで学び方や、やる気、目標が明確になります。
考え方が変わるだけで、学べる量も変わってくるので、お金をせっかくかけるのであれば元は絶対に取るという考え方で向かっていきましょう。
贅沢品は資産に買わせる
ポルシェが欲しい、ロレックスの時計が欲しい、グッチのカバンが欲しい。
それらの欲は大いにアリです。
ですが、そのために借金をするのは馬鹿げていて、お金持ちたちはやりません。
投資であればいいのですが、贅沢品に分類されるこれらは資産に買わせるという考え方をします。
投資の分配金で購入する、投資の売却益で購入する。を実践するようにするのです。
こうすることで、一種の目標にもなりますし、購入する際も自分の資産を一切減らすことなくむしろ購入によって資産を増やす形を作り出すことができます。
ヒーローの真似をする
株式投資であれば、ウォーレンバフェット氏の投資手法を真似する。
野球であれば、大谷翔平選手の打ち方を真似する。
自分が戦うと決めた中で一流と呼ばれる人たちがどのように戦っているのかを分析するべきです。
成功者には成功者のやり方があり、全員に当てはまるかはわかりませんが真似することは非常に重要になってきます。
真似した手法から自分の手法が生まれ、新たな手法として確立されていくのです。
最初から自分のやり方を模索するのではなく、まずは目標とすべき人の真似を徹底することから始めましょう。
最終的に必要なのは…
ここまで、お金持ちになるためにやるべきこととして紹介してきました。
ですが、結論これからいうことを知らなければ、お金持ちには絶対になれません。
それは、「行動する」ということです。
いくら知識を手に入れても、行動しなければ何にもなりません。
いくら完璧な投資手法を思いついても、実践しなければお金は増えません。
いくら完璧なスイングができても、打席に立たなければホームランは打てません。
色々なお金に関する書籍を読んできた僕ですが、やはり最終的には行動しなければ意味がないというのを痛感しています。
どんな本も行動しなければただの書籍でしかありません。
「金持ち父さん 貧乏父さん」でも最終ページは行動してください!で締めくくられていました。
何事もやらなければ何も生まれません。
ぜひ行動をしてください。
まとめ
今回はロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」を紹介してきました。
お金持ちになるために必要なのは考え方、知識でした。
また行動することが結局一番大事で、失敗する恐怖にいかに立ち向かえるかが重要です。
改めて行動しなきゃと促された一冊でした。
皆さんもぜひ一度「金持ち父さん 貧乏父さん」を読み、小学生でも事業ができることを知ってください。
年齢だって、生まれだって、学歴だって関係のありません。
では、皆さんのお金持ちへの道がより進みやすいものになることを祈っています。
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