5分でわかる衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 9」書評&ネタバレ要約・考察

小説の書評

闇堕ち系は好きですか?

今回紹介する衣笠彰梧さん、トモセシュンサクさんの「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 9」はまさに闇堕ちが光る内容でした。

主テーマに隠された今後の展開の期待度も最骨頂の一巻で、次巻がちょー楽しみです。

甘酸っぱい恋愛模様がダークな雰囲気を出していくそんな感じでした。

この記事では、あらすじから書評、一部ネタバレありのあらすじ要約、考察を行っていきます。

では、行ってみましょう!

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前巻までのおさらい

前巻は修学旅行がメインテーマとなり、恋模様が多めの一巻でした。

綾小路を裏でサポートしていた人物が石上ということが判明し、伏線の一つが回収されました。

クラスポイントの変動はなく、前巻までで順位は

Aクラス:坂柳クラス

Bクラス:堀北クラス

Cクラス:龍園クラス

Dクラス:一ノ瀬クラス

でした。

8巻までで残されている伏線は

・王のところに差し入れをしていた人物とは?

・綾小路と坂柳との間の特別授業の内容とは?

・綾小路が考えている今後の展望とは?

です。

果たしてこれらの伏線回収は行われるのでしょうか。

あらすじ

修学旅行が終わった12月、2学期最後の特別試験が発表された。

内容は協力型総合筆記テスト。

一人ずつ交代で、クラス全員で全100問のテストを回答するというもの。

堀北クラス(Bクラス)は坂柳クラス(Aクラス)との対戦になる。

試験準備が始まる中、南雲が次期生徒会長を決めると宣言する。

生徒会の2年生メンバーは堀北と一ノ瀬。

選挙で決めようとなったところで、一ノ瀬が謎の生徒会離脱を告白する。

さらに3年生の鬼龍院が万引きの濡れ衣をかけられ、生徒会室に乗り込んできた。

特別試験に、一ノ瀬の精神状態と今後、鬼龍院を罠にはめた人物とは。

修学旅行とは打って変わって怒涛の展開と推理合戦となる9巻。

最後の最後で、次の巻が楽しみすぎて眠れなくなることだろう。

本書の概要

ページ数

あとがき含めず、325ページ、全327ページでした。

読むのにかかった時間

大体2時間半ほどで読み切ることができました。

書評(ネタバレなし)

ばちばちの戦いはなかったけど、今後の展開を匂わせる面白い一巻でした。

特別試験自体はシンプルで戦略はほとんどなかったので、心理戦的にはイマイチだと感じました。

ですが、その分犯人探しの万引きの濡れ衣。今後の展開を匂わせる一ノ瀬の闇堕ち。

この二つが非常に面白く、思わずニヤッとしちゃいました。

8巻までめちゃくちゃ甘酸っぱい展開をした分、今回の落差はやばかったです。

推理のために綾小路が多めに動くのも良かったですし、何より綾小路の知らないところで一ノ瀬が色々しているのが今後の展開の匂わせとしてめっちゃ良かったと思います。

今後絶対面白い展開になる。何なら乱戦、ドロドロの展開になりそうです。

僕はシンプルな恋愛よりもこういったドロドロ、欲と欲がぶつかり合う系の展開の方が好きなので次巻以降に期待ですね。

学年末の特別試験に向けて着々と伏線やら、ぶつかり合い、蹴落とし合いが匂わせられているそんな一巻だったと思います。

要約・あらすじ(ネタバレあり)

ここからはネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はまとめの章まで飛ぶようにしてください。

では、ネタバレありの要約・あらすじからやっていきます。

生徒会室に呼ばれた綾小路、南雲から勝負の提案をされます。

次期生徒会長を選挙で選ぶから、一ノ瀬と堀北どっちかを応援して、生徒会長にできた方が勝つゲームをしようと。

綾小路は了承し、綾小路が勝てば2000万ポイント、負ければ退学をかけて戦うことになります。

しかし、生徒会長を決める選挙を提案する前に、一ノ瀬が生徒会を抜けると言い出すのです。

必然的に南雲と綾小路の戦いは頓挫し、堀北が生徒会長になることになりました。

そんな混沌とした生徒会の現場に3年生の鬼龍院が乗り込んできます。

内容は、万引きの濡れ衣を着せられそうになったとのこと。

鬼龍院のカバンに買っていない商品を入れようとした学生が、南雲の指示でやったと自供したと主張してきたのです。

南雲は身に覚えがないと言いますが、引かない鬼龍院。

綾小路はそんな鬼龍院に頼まれて、ことの真相を探ることになります。

並行して、一ノ瀬クラス(Dクラス)からも頼まれごとを受けます。

一ノ瀬が生徒会をやめた理由を聞いてほしいとのこと。

綾小路は早速、一ノ瀬をデートに誘って聞き出すことにしました。

一ノ瀬はクラスを押し上げることに注力したいから、生徒会をやめたとのことでした。

鬼龍院の方も調査を進めた結果、南雲ではない真犯人がいることを暴き、あとは新生徒会長である堀北に任せることにした綾小路。

生徒会長が取り締まる会で、真犯人が南雲の側近である桐谷であることを名指しします。

桐谷は罪を認め、南雲が下級生との戦いで3年生で回すべきポイントが流出するのを防ぐためだったと自供します。

南雲も桐谷のやったことを納得し、場は丸く治りました。

一方、一ノ瀬は綾小路の部屋の前で待ち伏せをし、部屋の中にまで上がり込んできました。

軽井沢と付き合っているのなんて関係なく、私は綾小路くんのことが好き。これから変わる私を見ていて。と主張して去っていく一ノ瀬。

そして、特別試験を迎えました。

特別試験では堀北クラス(Bクラス)と一ノ瀬クラス(Dクラス)が勝利を収めました。

一ノ瀬クラスに負けた龍園クラス(Cクラス)の龍園は、一ノ瀬を呼び出し今後の戦いのために脅しをかけようとします。

しかし、喋っているうちにこれまでの一ノ瀬と別人になっていることを本能で察します。

一ノ瀬と戦わなくて良かったと思う。とまで言わせた一ノ瀬は果たして良い方向に変わったのか、悪い方向に変わったのか。

雨の中、薄く笑う一ノ瀬が考えていることとは。(次巻に続く)

最終的なクラス順位は以下になりました。

Aクラス:坂柳クラス

Bクラス:堀北クラス

Cクラス:一ノ瀬クラス

Dクラス:龍園クラス

今後の展開を考察(ネタバレあり)

一ノ瀬が今後どうやって綾小路の隣に立つのかが気になる感じの一巻でしたね。

一ノ瀬が闇堕ちして、軽井沢をふるい落としてでも綾小路を手にしようとすることに、綾小路はどこまで予想していたのでしょうか。

軽井沢と喧嘩をして、別れそうな雰囲気を出しながらもとりあえずは仲直りするんじゃないかとまずは予想します。

ですが、次の特別試験あたりで軽井沢を罠に嵌めるような形に一ノ瀬が持ってくるんじゃないかと思います。

綾小路はその時に、軽井沢を助ける。

一ノ瀬はその様子を見て、自分には可能性がないと自暴自棄にもう一度なる展開なんかがありそうな気がします。

そして、櫛田。

櫛田もまた8巻にて綾小路のことが気になる描写がありました。

軽井沢を救いはするものの、最終的には別れて櫛だとくっつくのではないかと思います。

学年末の試験ではおそらく、堀北クラスAクラスに昇進するだろうと予想します。

Aクラスに昇進して、喜んでいるところに綾小路が脱退してDクラス(一ノ瀬クラス)に自主移動する展開がありうると思います。

一ノ瀬クラスに移動する未来があるからこそ、一ノ瀬を気にかけたり一ノ瀬クラスのメンバーとも話し合う場面が増えてきたのだと思うのです。

学年末試験では、坂柳VS龍園、堀北VS一ノ瀬、のカードで戦って、龍園が勝ち、堀北が勝ち、堀北クラスがAクラスになると予想します。

そして、綾小路が堀北クラスから抜ける。

ここまでが僕の考える今後の筋書きの予想です。

綾小路の展望が自分で育てたクラス(堀北クラス)を自分の手で叩きのめすことであると予想されているので、この筋書きが鉄板ではないかと思います。

皆さんの予想もぜひ教えてください。

まとめ

ここからはネタバレないので安心してください。

今回は、衣笠彰梧さん、トモセシュンサクさんの「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 9」を紹介してきました。

新しい形の闇堕ちが見れて非常に面白い一巻でした。

今後の展望も徐々に明るみになってきていて、単純な恋愛模様に影が刺したのも僕的には最高でした。

甘酸っぱい雰囲気が壊れていくときのドロドロって、最高ですよね?(僕性格悪すぎますかね?笑)

次巻の展開、今後の特別試験やらがとにかく超気になる。そんな一巻でした。

ぜひ、皆さんも伏線いっぱい、心理戦ばんばんのようこそ実力至上主義の教室読んでみてください。

マンガ版もあるので、小説苦手という方はそっちもチェックしてみてください。

では、皆さんも闇堕ちする子を見てワクワクすることを祈っています。

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