起業は莫大な時間とお金がかかる!
そんなふうには思っていませんか?
実は1万円で、しかも片手間で起業はできるんです。
今回紹介するクリス・ギレボー氏の「1万円起業」では、1万円でできる起業や副業について紹介されていました。
ビジネスを生み出すコツやより一層稼ぐために何をすればいいかも書かれています。
この記事では、そんな「1万円起業」の書評、内容要約を行っていきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
全285ページでした。
読むのにかかった時間
大体3時間半ほどで読み切る事ができました。
構成
貯金が必要のない1万円以下で始められるビジネスをテーマに書かれた内容で、ビジネスのアイデア創出方法、実際に売る方法、売上を伸ばしていく方法という流れで解説されていました。
起業は1万円でいつでもできる
「1万円起業」ではタイトルの通り、1万円でビジネスを立ち上げる例が多数紹介されていました。
元々は海外の内容ではあるものの、日本でも十分に活かせる知識が網羅されています。
1万円をどう使うかは基本的に自由で、仕入れに使う場合が多かったです。
1万円の内訳の中に会社の届出などの手数料は含まれていないので、その点は注意が必要だと思います。
あくまで1万円で副業や本業になるうるビジネスを作るというのが目的の内容になっています。
1万円で起業をする方法を簡単に言ってしまうと、自分の得意で世間のニーズを叶えるかというビジネスをやろうという事でした。
場所を選ばない例だけが紹介されているわけではなく、ネットビジネスや実売ビジネスなど様々な例が「1万円起業」には紹介されていました。
副業でできる形で、いつでも誰でもできるをモットーに書かれている内容でした。
起業を作っていく方法
起業の元になるビジネスを作っていくことが一番大変だと感じるかと思います。
一言で「1万円起業」のアドバイスをまとめると、自分の得意で世間のニーズがあるところでビジネスをするというものです。
またどんな得意でもビジネスになりえます。
ただ注意点はニーズがあるかどうか、いくら自分の得意が拍手の音の大きさだとしても、必要としている市場がない限りビジネスにはなりません。
あくまでもビジネスなのでお金をどうやって生み出せるかを考えるためにも、市場が何を求めていて自分は市場にどういった貢献ができるかが重要です。
「1万円起業」の例では、デザイナーが作った完璧な自己満足の地図がまさかのバカ売れ。旅行クーポンをまとめた雑誌。などがありました。
自分が好きだと思ったことで世間にニーズがあれば、なんでもビジネスになるのでまずは自分の得意なこと好きなことを知ることが起業をしていく上で重要です。
「1万円起業」には自分の考えたアイデアがどれだけ妥当性のあるものかを計るための表がありました。
アイデアごとに「世間への影響」「実現の手間」「収益性」「将来性」の四つのポイントで5段階評価をし総合得点でどれに着手するかを決めると成功するビジネスを生み出しやすいとのことでした。
ビジネスアイデアが全くないんだ!という方は自分の得意と好きからビジネスにできないかを考えてみると良いでしょう。
売る方法を知っていれば強い
売る方法っていうのは非常に重要です。
情報商材だけでお金儲けしている人は中身がない物も言葉巧みに売る事ができるという意味では非常に売る力が強い存在だと言えます。
中身が必要ないということではなく、中身が良いものをより多く買ってもらうためにこそ売る方法を知っておく必要があるのです。
「1万円起業」に書かれていた売る方法っていうのはズバリ、予告と主張しすぎなこととありました。
予告というのはまさに映画のように、何週間も前からいついつ発売ですとする方法で、個人で稼ぐ場合であってもこの方法は有効なんだそうです。
さらに予告したものを確実に守るっていうのも重要になります。
例えば、6月15日までの期間限定で発売であった場合、いくら人気があろうと6月16日以降は発売してはいけません。
予告した内容を守っていくことで信頼を得る事ができ、ゆくゆくの大きな利益につながるのです。
また主張しすぎないのも重要で、あまりがっついた宣伝や圧迫は売れなくなります。
顧客側がそんな必死にやらないと売れないものなんだな。と意識的には無意識的には思ってしまうのです。
宣伝は口コミで広がるのが一番理想的で、自分はあくまで予告や発売情報を載せるだけってのが一番売れやすい形であります。
売る方法は「1万円起業」よりも別の書籍の方がもっと具体的に紹介されているので、僕の本を紹介しておきますね。
みたいなやり方も上手い売る方法だったりします。
利益をより一層上げる方法
利益を1円出すのが一番難しいと言われるビジネス。
その一歩を踏み出せたらあとはその売上を10倍、100倍、10000倍としていくだけです。
といってもそれが難しい。
「1万円起業」に書かれていた方法は試行錯誤というシンプルな方法でした。
細かい売り言葉を変えていくABテストはかなり良い方法として紹介されていて、実際の個人ビジネスでもどんどん言葉を変えて売る方法を試行錯誤することが推奨されていました。
また価格設定も大事とありました。
単純に自分の労働時間で価格を設定するのではなく、顧客目線でどういった利益が得られるのかで価格を決めるのです。
一度決めた価格から値上がるのも全然問題ない!と「1万円起業」には書かれていました。
案外思っている以上にファンというのは、価格以上の価値を感じてくれているものだとのこと。
1円単位で文句言ってくる人も確実に出てきますが、そう言った人は無視して本当に価値がわかってくれている人に誠実な価格で売るというのがいちばんの方法とのことでした。
まとめ
今回は、クリス・ギレボー氏の「1万円起業」について紹介してきました。
起業の勇気が出る一冊だとトータル感じました。
ただ、本当にこの一冊で起業にこじつけられるかと言われると、疑問が残る部分はありますね。
自分の得意や好きと世間のニーズがあったところで売り方を考えて売る。というシンプルすぎる話なので、すぐに行動できる人は少ないかもしれません。
とはいえ、実現可能なプランなので、この記事で興味を持った方は一度読んでみて自分ができる起業の形を見つけてみてください。
では、皆さんの起業ライフがより良いものになることを祈っています。
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