5分でわかる「9割捨てて10倍伝わる要約力」書評&ネタバレ要約

ビジネス本の書評

要約力をつけたいですか?

スピード時代と呼ばれる現代に要約力というスキルは非常に役に立ちます。

今回紹介する「9割捨てて10倍伝わる要約力」では、そんな要約スキルを身につける術がぎっしりと詰まっていました。

この場では「9割捨てて10倍伝わる要約力」という非常によくまとめられた内容をさらにまとめて5分で読み切れる内容にまとめます。

要約力を手っ取り早く身につけたい方必見の内容です。

では、行ってみましょう!

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本書の概要

ページ数

あとがき含めず217ページで、全221ページになります。

読むのにかかった時間

行間が広く、図も多いので、読みやすく大体2時間くらいで読み切ることができました。

構成

要約がどうして必要なスキルなのか説明したのち、実際に要約力を高める方法が書かれていました。

要約力を高めるためのトレーニング方法も載っていて、読んで実践することで確実に力がついていく内容にまとめられていました。

また要約力の本なだけあって、目次を見るだけでも要約に必要なスキルがわかるくらいまとめられた一冊になっていて、忙しい方は目次だけでも十分に役に立つ内容だと思います。

要約力に必要なことは一つ

「9割捨てて10倍伝わる要約力」では要約力を一言で表すなら「死んでもこれだけは言っておく」ということだとありました。

まさにその通りの内容という一冊で、死んでも伝えたいことを一言にどれだけ載せられるかを考えるのが要約であり要約することの目標であるというのが明確に示されています。

要約がなぜ必要かという点はこの記事では割愛しますが、要約力を身につけることでビジネスシーンで役に立つこと、できるビジネスパーソンになれること間違いなしだと僕は感じました。

会議の内容や出張した内容をいかにきれいにまとめて上司や会社に報告できるのか、全ては要約力で伝わりやすい文章や伝わる言葉を生み出せるかが決まってくるのです。

要約はまさに「死んでもこれだけは言っておく」

言いたいことをちゃんと伝えるために必須のスキルであり、心持ちになります。

要約力の技は三つだけ

要約力を身につけるために必要な技は実は三つだけです。

この記事ではその内容を簡単にまとめて紹介していこうと思います。

情報収集

まずは第一ステップの「情報収集」からです。

情報収集を正確にできるかで、最終的に伝えるべき内容の正確さや信頼に関わってくるので手を抜いてはいけない重要なものになります。

情報を収集の効率を上げる方法が、情報アンテナを張ることです。

情報アンテナを張るとこれまで素通りしてきたことが、一気に情報として脳に残り蓄積されていきます。

アンテナを張る方法は、脳に命令するだけで良いです。

新しいカフェのコンセプトを考えるという課題があったときに、脳に「カフェのコンセプトを意識したい」と命令、意識を持つだけで買ったに情報収集してくれます。

腕時計に興味を持ったら急に人の着けている腕時計を見るようになったという体験をしたことはありませんか?

興味や関心が意識されるだけで、情報収集は自動で行われるのです。

情報収集の数は脳に命令して「情報アンテナを張る」だけでできますので、次は「情報の質を高める」ことが大事になります。

情報の質を高めるというのは、手に入れた情報を具体化抽象化、理解を深めるということです。

これも方法は簡単で自問自答を情報に対して行っていくというものになります。

「どうしてこのカフェは人気があるのだろうか?」「どのようにしてこのカフェは思い付いたのだろうか?」「どうして椅子は赤色にしているのだろうか?」など考えていくことで情報を調べ、考えることで情報の質が高まっていくのです。

情報収集ではアンテナを張って情報の量を増やす、自問自答をして情報の質を高める、この二つのアプローチが重要になります。

情報のグループ分け

第二のステップは「情報のグループ分け」です。

その名の通り、集めた情報を整理して優先順位をつけるフェーズになります。

例えば「車が欲しい」という要望があったときにあなたならどんなアドバイスをするでしょうか?

安い車?流行りの車?大家族でも乗れる車?さまざま思いつくと思います。

これらは全てグループ分けによって生まれているのです。

車という多くの種類の中から、安いという特徴を持つグループ、大家族でも乗れるという特徴を持つグループなど無意識のうちにグループは分けられていたり、カテゴリーという分け方をしている例になります。

このように全ての情報をどう言ったカテゴリー分ができるのか、まさにGoogle検索で「車 安い」で検索できるように脳内も情報を整理しておくことが要約の上では大事になってくるのです。

また優先順位も大事になります。

相手が求めていることに合わせた情報を伝えるということです。

安い車を欲しいと思っている友人に、この車はカラーが豊富で、最近流行りの電気自動車で、安全サポート機能まで備わっているんだ。って話をしてもピンとこないことでしょう。

安い車を欲しいと思っている友人に伝えるべきは、やはり値段や他の車の相場が真っ先に優先されるべき情報なのです。

情報をグループ分けして、伝える相手もグループ分けして合致する部分を説明することで、相手は欲しい情報をくれる人という見え方になるのです。

グループ分けは日々練習することで、瞬時にできるようになるので、これまた意識として情報をグループ分けするんだと思ってください。

それだけで、グループ分けを自然とやってくれる脳に変わっていくはずです。

伝え方

正確な情報を収集して、グループ分けして、優先順位をつけたらあとは相手に伝えるだけです。

最後のステップ「伝え方」になります。

伝え方はシンプルで、まず幹を伝える結論ベースが一番だと「9割捨てて10倍伝わる要約力」にはありました。

安い車が欲しい友人がいたら、「安い車なら〇〇がいいよ、なんせ〇〇円だからね。相場は□□円だから」といった感じで求めていることをずばっと回答するというのが一番良いとされています。

幹を離してから根拠は他の情報を付随させていくというのが良い伝え方です。

もしも考え方が2つあったりする場合は、最初に「二つあって、一つ目は…」という話し方にする方が伝わりやすくなります。

またテクニックとして、数字を使うというものがあります。

すごく人気の製品…ではなく、年間売り上げ500万の製品、といった方が伝わりやすくなることです。

具体的な数字になることでイメージしやすくなるのです。

相手が求めている情報を一言で答える、一言で言えない場合は全体像を話してから詳細や補足をしていくというのが伝わりやすくなるコツになります。

その際、数字を意識することで客観的根拠を示しやすくなり、具体的なイメージとして相手に伝えることができるようになるのです。

正確な情報を収集して、グループ分け優先順位づけをして、伝わりやすいように話す(書く)これが要約する際に大事になってくることになります。

あとは練習あるのみ

三つのステップがわかったら、あとは練習あるのみです。

「9割捨てて10倍伝わる要約力」載っていた練習方法だと「書評を書いてみる」「道案内をしてみる」「たとえ話を多用する」といったものがありました。

書評は本や文章を読んだときに、どういった本であるかを簡潔に書くためのトレーニングになります。

本や文章から何を学んだのかを簡潔にまとめる、まさに要約力を高めるトレーニングになるのです。

道案内は道順を相手に伝えるトレーニングになります。

どこを右に曲がると言えば、相手に伝わるのか、分かりきっていることとわかっていないことをグループ分けすることで正確な情報と思い込みなところを分けることもできるようになるのです。

「たとえ話を多用する」は、グループ分けをより洗練させるトレーニングになります。

たとえ話をできるということはそれだけ、情報を抽象化することができているということであり、実際たとえ話が上手い人は要約力もあるのです。

意識することで、たとえ話に必要なグループ分けができるようになっていくという仕組みになります。

以上三つのトレーニング方法を通して、要約力を高めていってください。

まとめ

今回は、「9割捨てて10倍伝わる要約力」について紹介、要約を行ってきました。

かなり、省いた部分がありますので、もっと詳しい要約をするべき理由やトレーニング方法などが知りたい方はぜひ「9割捨てて10倍伝わる要約力」を読んでみてください。

全てのビジネスパーソンが抑えるべき内容だと感じました。

読みやすい本であり、非常によくまとめられている一冊でしたので、立ち読みでも十分に情報を勝ち取ることができると思いました。

では、皆さんの要約力が高まっていくことを祈っています。

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