名探偵コナン映画25「ハロウィンの花嫁」感想&考察、ネタバレあり

漫画

毎年4月の恒例名探偵コナンの映画ですが、「ハロウィンの花嫁」は歴代の映画の中でも1、2を争うほど素晴らしかったです。

今回はそんな「ハロウィンの花嫁」についての感想と考察を書いていきます。

ネタバレを含む箇所もありますので、ネタバレ注意喚起している部分については必ず、映画をご覧になってから読むようにしてください。

絶対、絶対、ネタバレしないでみた方が面白いです!

では、行ってみましょう!

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あらすじ

今回の舞台は渋谷のハロウィン。

「連続爆弾魔のプラーミャ」が安室に爆弾付き首輪をつけるところから始まる。

プラーミャの正体と3年前の事件との関係、死んでしまっている警察学校編のメンバーたちとの事件が謎解きのヒントであり、解決の糸口となっている。

プラーミャの正体がわからずハロウィンを迎えてしまうコナンたち。果たしてプラーミャの正体とは、プラーミャが渋谷を舞台とした巨大で凶悪な計画とはなんなのか。

ネタバレ厳禁なその結末にきっと絶句する人たちも多いことでしょう。

見どころ

今回のコナンの見どころは警察学校編の安室さんの同期たちでしょう。

CMでもわかる通り、警察学校編のメンバー安室、松田、萩原、伊達、諸伏の五人がキーパーソンになっています。

彼らが3年前に出会った事件の続きというのが「ハロウィンの花嫁」のメインストーリーです。

その爆弾犯というのがプラーミャで正体は不明。

コナンたちはプラーミャの正体と今回渋谷で起こった爆発事件とのつながりと狙いが見どころです。

ミステリーとしてのゴールはとても明確でコナン初心者の方も盛大に楽しめる内容でした。

予習としてアニメ304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」を見ておくと良いかもしれません。

この話で松田という人物がどういった人物で佐藤と高木とどのように関わっていたのかがわかる内容になっています。

あとは警察学校編を見ておくとさらに楽しめると思います。

映画内でも軽く説明はありますので、事前に見ていなくても十分楽しめる内容ではあります。

映画の構成

メインはプラーミャの正体とどうして東京を狙っているかという部分になります。

安室さんが首輪爆弾をつけられたことと警視庁前で発生した爆弾事件によってコナンも事件に関わっていく流れになります。

そして結婚式に脅迫文が送られてくることによって、プラーミャの狙いがだんだんとわかっていくという個性になっていました。

ミステリーとしての主軸が一人の連続爆弾魔ということでわかりやすいテーマで進んでいき、かつ最終的な爆弾魔の正体に驚ける内容にまとめられていました。

またユーモアとしてコナンの周りで事件が起きすぎている件や毛利小五郎に麻酔の耐性がある描写もあり、原作をいじりながらクスッとできる場面も多々ありました。

ストーリーを飽きさせない工夫も随所に散りばめられており、前半部は爆発とアクション多めで一気に心を掴み随所にアクションや爆弾の迫力を持たせるやり方だったために本当によくまとめられた一作だと感じです。

ただし、原作に影響するようなビッグな出来事などは特になく映画としてまとまった作品となっていました。

異次元のスナイパーのような最後に赤井と昴がつながるような原作へ繋がる仕掛けとかはない形でした。

感想と考察(ネタバレなし)

「ハロウィンの花嫁」を一言で言うなら、非常に良くできた歴代1、2を争う良作です。

僕はこれまでのコナンで一番好きだったのは「天国へのカウントダウン」と「迷宮の十字路」でしたが、「ハロウィンの花嫁」はそれに食い込んでくるレベルで面白かったです。

アクションとミステリーと現実感のバランスが非常にうまくいっている作品でした。

最近のコナンでは観覧車を止めたり、スーパーサイヤ人並みの格闘があったりとはちゃめちゃなアクションに頼ってしまっている部分も多いと観ているこっちがちょっと恥ずかしくなるくらいのありえなさでしたが

「ハロウィンの花嫁」はそんな派手すぎて次元がおかしいミステリーとは違い、現実とフィクションをうまく織り交ぜた素晴らしいミステリーに仕上がっていると思いました。

プラーミャの正体にも驚かされてネタバレせずにぜひ観てほしいです。

ミステリー慣れしている方でも驚けると思います。

恋愛模様もあり万人受けすること間違いなしな内容でした。

コナンがナレーションを行いがら進むストーリー展開にも新鮮さを感じました。

「ハロウィンの花嫁」興行収入歴代一位になると予想します。

これまで新作のたびに歴代興行収入を塗り替えてきたコナンシリーズですが、緋色の弾丸時はコロナの影響で失速してしまいましたが、今作「ハロウィンの花嫁」は非常に良くできた作品でした。

コナンファンだけでなく、ミステリー好きの心も掴める映画に仕上げられているので口コミやらでどんどん広がっていくと思います。

「天国へのカウントダウン」や「迷宮の十字路」などのミステリー色強めが好きだった方々もきっと今作の「ハロウィンの花嫁」は楽しめると思います。

久々にあの頃の映画コナンを思い出せる作品でした。

考察(ネタバレあり)

ここからは、映画の根幹に関わるネタバレを含みますので、「ハロウィンの花嫁」をご覧になっていない方は決して見ないようにして、まとめの章まで飛んでください。

プラーミャの正体について触れるので、本当に決して、映画を見ずにここから先の記事は読まないでください。

プラーミャの正体はまさにハロウィンの花嫁でした。

まさかタイトルという伏線を回収してくるとは思いませんでした。

他にもプラーミャ自身の行動を振り返ると右利きのはずなのに、手を上げるときは左手を必ず使うようにしている描写による伏線も見受けられました。

一見、婿がプラーミャかと思いきや、肩の銃弾は摘出できていない伏線とも繋がってきて非常に良くできた内容だったと思います。

最後の最後で判明する一番最初の警視庁前の爆発事件が謎解きの鍵になる展開の仕方もよかったです。

正直コナンくんのロシア語まで完璧なんかい!というツッコミもありますが、そこはフィクションということで許してあげることにしました。

爆弾も赤と青の液体が混ざることで発生するとして、渋谷の高低差を使って、道路を伝って流すという計画もツッコミどころはありますが、わりと納得して見れました。

液体集めんのどんだけ大変だと思ってるの?とかどうやってハロウィンの飾りとして取り付けたの?まさか業者に頼んだとか?という言い方もできます。

現実味の皆無な部分もありましたが、電車をパラシュート一つで止めようとしたり、車でビルから落下する(ゼロの執行人)よりかは現実的じゃないかと思いました。

これまでのアクション重視のコナンからミステリー色を強めたのが「ハロウィンの花嫁」だと思いました。

コナンくん自身が積極的に動いていたのもよかったですね。

安室さんが正体をギリギリ掴みきれていない感じを出すのもよかったです。

正直あそこまで推理や知識のある小学一年生いたら工藤新一だってバレそうなものですが。

安室さんがコナンの正体に気がつくのもそう遠くないと思います。

またそこから発展していって、黒の組織に迫っていく描写も目に浮かぶので楽しみです。

ただ、安室さんの同期全員が死んでいることと「ゼロ待ってるぜ」みたいな描写が多いところからもしかしたら安室さんが今後死んでしまう展開もありうるかなと思っています。

安室さんはかなり人気も高いキャラなので、心配なところです。

映画終わりには「シェリー会いたかったぜ」というジンさんの声もしました。

来年の映画は黒の組織との戦いを描くものになることでしょう。

もしかしたら、漫画も終わりを迎え、それに伴って最終回を映画で。というパターンも考えられると思います。

最終回を見たい気持ちとずっとコナンを見続けたいという気持ちがせめぎ合って難しいところです。

「ハロウィンの花嫁」を超える伏線回収やミステリーとしての面白さが来年の映画にも含まれることを願います。

まとめ

ここからはネタバレはないので安心してください。

ネタバレを読んだ方もそうでない方もお疲れ様でした。今回は名探偵コナン「ハロウィンの花嫁」という映画の感想と考察を書いてきました。

一言で言うと過去一番の作品だったというものです。

正直コナンはもう昔の作品を超えるものは生まれないだろうと思っていたのですが、素晴らしい作品が出てきました。

脚本やアクションのバランス、話の持っていき方がとにかく素晴らしい作品でした。

来年も楽しみな作品です。

安室さんとコナンくんの活躍をぜひ映画館でお楽しみください。

ネタバレ部を見た方は映画館でぜひ、利き手に注目しながら見てみてください。

では、また来年のコナン映画で会いましょう!

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