不動産投資は難しい。
そんなふうに思っていませんか?
おそらく情報不足です。
今回紹介する石原博光さんが書かれた「まずはアパート一棟、買いなさい!」を読めば自分にもできる!ということがわかってくると思います。
最初に書かれた内容からアップデートされ続ける一冊で、時代にあった手法を紹介してくれている一冊です。
ぜひ、不動産投資を考えたら読んでみて下さい。
この記事では「まずはアパート一棟、買いなさい!」の書評と内容について要約、解説していきます。
ざくり不動産投資の手法や「まずはアパート一棟、買いなさい!」の中身を知りたい方はぜひ読んでいって下さい。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
あとがき含めず、314ページ、全318ページとなっています。
うちケーススタディが9ページあります。
読むのにかかった時間
細かい計算部などは流し読みして、だいたい3時間半くらいで読み切ることができました。
構成
不動産投資がなぜおすすめなのかから、説明があり、どういった物件を狙うべきかについて書かれていました。
実際に購入までの流れや収益の計算方法や銀行から融資を引く方法やおすすめの銀行、物件の探し方まで書かれていました。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」一冊ですぐにでも不動産投資を始められるほど充実した内容になっていました。
管理会社の選び方やリフォームのコツまで書かれており、至れり尽くせりの内容です。
また、最後にはチェックすべき項目としてリストが乗っているので、最低限押さえておきたいポイントを後から見直すことも容易な形になっていました。
不動産投資のメリット
不動産投資のメリットは、リバレッジをかけることで利回りが高くなりやすいという点です。
リバレッジというのは、自己資金100万円で、1000万円分の利回りを実現できるものになります。
例えば、5%の利回りの商品があったときに100万円だけなら5万円しか儲かりませんが、リバレッジが1000万円あったら50万円手に入れることができる話です。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」で紹介している不動産投資は自己資金300万円で後のお金は銀行から融資を受けることでリバレッジをかけます。
このリバレッジによって300万円の自己資金でありながら、2000万円などの物件を使って毎年200万円ほどの利益を上げようという話になります。
300万円では到底不可能な利回りの利益を得ることができるのがリバレッジをかけられる不動産投資のメリットです。
また、一度物件を確定させてしまえば、管理が特に必要ないというメリットもあります。
管理会社に物件の管理はお願いする形にすれば、自分は物件を購入してリフォームするだけで、あとは家賃収入でお金が入ってくる仕組みを作れるのです。
入居者が出たタイミングでリフォームなどの打ち合わせの電話があるみたいですが、それくらいで、あとはどこにいても自由に利益を生み出すことができるのが魅力です。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」の筆者である石原博光さんも今ではアメリカに住みながら、日本の物件で家賃収入を得ているようです。
副業など忙しいサラリーマンでもできるというところで、おすすめされていました。
さらにリフォームによって、利回りを上げられるので株式を買う以上の利回りを自分の手でできる点がメリットです。
不動産投資と書いていますが、どちらかというと事業に近いのが「まずはアパート一棟、買いなさい!」の内容になります。
不動産投資のデメリット
メリットだけでなく、不動産投資のデメリットについても「まずはアパート一棟、買いなさい!」には書かれていました。
一番のデメリットに感じたのは、不動産を見つける手間と交渉などが大変そうという点です。
不動産を探して、実際に物件を見にいって交渉や値切りなどをする必要が最初の頃は必須になります。
なので交渉が苦手であったり、人と話すのが好きではない方にとっては不動産投資は結構苦労しそうな印象です。
また銀行に融資をしてもらうという点もデメリットになりえます。
借金やローンを組むことになりますので、周りの人の目が気になるという方は難しいですし、やはりそれ相応のリスクはあります。
銀行が相手ということで、しっかりと不動産投資で利益が得られるのかを銀行側目線からも見てくれますが、最終的にはやはり自分の目を信じて進むしかない道です。
中くらいのリスクで中から高のリターンを得られるのが不動産投資だと思っていただければです。
この中リスクっていのが参入障壁になっている分、やってみる価値は高いかもしれません。
参入障壁が高いということは、同じことをやる人が少ないということであり、もしかしたらやるだけで勝ち組に入れる可能性があるのかもしれないんです。
自己資金は300万円は必要!
まず前提として、「まずはアパート一棟、買いなさい!」では300万円は自力で貯めろ!とありました。
300万円を使って銀行からの融資をうけ、物件を購入リフォームして、貸し出すというのが大まかな流れになっていて、300万円の頭金はほぼ必須なのです。
300万円を持っていると銀行からの信用にもつながり融資を受けやすくなりますし、最悪300万円を貯められる経済力があれば不動産投資に失敗しても立ち直りが早いという点があります。
300万円を貯める手法については「まずはアパート一棟、買いなさい!」では書いていません。
あくまで、今できることをやって300万円をなんとしても貯める。
それこそが第0ステップということになります。
自己資金0円で始めることもできますが、「まずはアパート一棟、買いなさい!」で紹介する内容は300万円を頭金とする前提なので、300万円は不動産投資を始めるうえでまずやるべきことと理解していただければと思います。
物件の探し方
物件は足で探せ!不動産に飛び込んでいって情報を得てこい!
なんて、昭和みたいなことは「まずはアパート一棟、買いなさい!」には書かれていません。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」では物件探しのために利用すべきはポータルサイトを使えば良いとありました。
実際に紹介されていたサイトとしては「ライフルホームズ」や「yahoo不動産」「楽待」などです。
その際フィルターとして利回り13%以上という条件をつけると候補が絞られるのでおすすめになります。
これを粘り強くやることで、お目当ての高利回りの物件を見つけられるのです。
物件が見つかったら、実際に足を運んで状態を確認したり、どのようなリフォームが必要なのかを考える段階になります。
全てが条件に当てはまってきたら、事業計画書としてどのような収益が得られそうなのかを資料にまとめ銀行の融資を受けるステップへと進んでいきます。
銀行は地方銀行がおすすめされていて、特に「日本政策金融公庫」が第一候補として良いというアドバイスでした。
融資が降りたら、いよいよ物件を購入してリフォーム、入居者探しと移っていくわけです。
入居者探しや物件の管理については、管理会社にお願いするのが「まずはアパート一棟、買いなさい!」ではおすすめされています。
物件を選んだ際の不動産屋でもいいですし、物件近くの管理会社にお願いするのも良いとありました。
そこまで完了したら、あとは家賃収入を得るだけ。
物件探しが難航しそうですが、「まずはアパート一棟、買いなさい!」にはもっと詳細に探すポイントなど書かれていましたのでチェックしてみて下さい。
リフォームはアイデア勝負
物件が決まったら、リフォームします。
その最重要なのが、アイデアです。
奇抜すぎるアイデアはどうかと思いますが、ニッチな層を狙うのは手です。
1Kの部屋を壁をぶち抜いて1Rの広い部屋にしたり、天井を壁を取って配管などを剥き出しにすることでワイルド感を出したりと単純に部屋をきれいにする以外にもリフォームにはいろいろな形があるのです。
このリフォーム部分は皆さんのアイデア勝負になってきます。
入居者をどういったターゲットにするのか、予算上それは可能なのか、などを考えつつ理想の住宅にしていく作業になります。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」を読んでいて一番おもしろそうであると僕個人は感じました。
またリフォームを自分でするという方もいるそうです。
DIYが得意な方は予算を削るために自分でリフォームすると良いかもしれません。
リフォームを業者にお願いする際は注意が必要で、見積もりを3社以上に相見積もりしてもらったり、サボらないよう監視の目として時々現場に行く方が良いなどです。
リフォームのアイデアの後は実際にそれが現実化されるかをきちんとみておくというのが大事になってくきます。
まとめ
今回は「まずはアパート一棟、買いなさい!」を紹介しつつ不動産投資に大事なことをご紹介してきました。
かなり端折っていますので、不動産投資に少しでも興味を抱いた方は「まずはアパート一棟、買いなさい!」を読んでみることをお勧めします。
かなり詳しく初心者向けに書かれており、勉強になりました。
僕は交渉ごとが苦手なので不動産投資は今すぐに始めることはできませんが、非常に参考になりました。
不動産投資をやりたいと考えている方にはベストな一冊だと思います。
「まずはアパート一棟、買いなさい!」一冊で網羅的に不動産のことを知ることができます。
税金や利回りの計算方法も詳しく書かれているので、本当におすすめの一冊です。
では、皆さんの不動産投資がうまく行くことを祈っています。
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