5分でわかる内藤誼人「すごく使える心理学テクニック」書評&内容要約・解説

実用書

心理学ほどすぐに使える学問はない。

経済学を学んでもすぐにお金持ちになるのは難しい。

医学を学んでもすぐに病気が治るわけもない。

心理学はそういった面で考えると手軽かつすぐに使える知識の宝庫なのだ。

今回紹介する内藤誼人さんの「すごく使える心理学テクニック」は、心理学かつすぐに使える知識がカテゴリーごとに紹介されていて、生活が改善すること間違いなしの情報が満載でした。

この記事では、そんな知識から一部をピックアップして紹介していきます。

では、いってみましょう!

ORANGE BLOG オリジナルロゴ
スポンサーリンク

本書の概要

ページ数

あとがき含めず217ページ、全230ページでした。

読むのにかかった時間

だいたい2時間ほどで読み切ることができました。

構成

カテゴリーごとに一言でまとまった心理学のテクニックが紹介されており、そのテクニックがどのような研究から言えるのかについて解説される構成でした。

心理学の本を多く読んでいる方にとっては知っている知識も多い印象で、若干拡大解釈をしている部分もあり、参考になったりならなかったりするテクニックも多いと思いました。

このあと紹介するのは紹介されているテクニックの中でも個人的に有用そうだなというものをピックアップしています。

なお、「すごく使える心理学テクニック」内では80個の心理学テクニックが紹介されていました。

日常生活の心理学

まずは日常生活で使える心理学テクニックを二つ紹介します。

「ダイエットを成功させるなら、小さい食器やスプーンを使う」

「ハッピーは畏敬体験をすればいい」です。

「ダイエットを成功させるなら、小さい食器やスプーンを使う」は簡単で、小さなスプーンや食器を使った方が、食べる量が減るという研究結果から言えることでした。

無意識に食べてしまう量を抑えることはできるものの、小さい食器だからといって茶碗を10杯おかわりして良いかと言われると決してそうではないのは注意が必要です。

「ハッピーは畏敬体験をすればいい」はそもそも畏敬体験とは何かから説明します。

畏敬体験とは、簡単にいうと景色や建造物を見て「お~すげぇ」となるあの感覚のことです。

僕が人生で1番畏敬体験をしたのは三十三間堂でした。数多い仏像?に圧巻になったのを覚えていて写真を見るだけであの感覚を思い出します。

素晴らしい景色を見ても感じるすげぇと足の下からゾワっとする感じこそが、幸せを感じやすくするために必要だと心理学の面から言われているのです。

幸せを感じないなぁと思っている時は、今まで見たことのない景色や建造物を見ると良いでしょう。

僕の個人的おすすめは三十三間堂です!!

仕事術の心理学

仕事術の心理学からは、「マルチタスクをしない」を紹介します。

知っている方も多いかもしれませんが、マルチタスクというのは一見器用に仕事をこなしていそうですが、その実効率が悪いんです。

一個一個仕事を終わらせた方が集中力が分散されることがないので、時間的に早く終わる研究結果もあります。

山積みとなってしまった仕事を少しずつ削っていくのではなく、一つに集中して終わらせてから次の仕事をやっつける方が早く終わりますので、今すぐ使えるテクニックとして良いでしょう。

また、良い知らせと悪い知らせならば、良い知らせからする方が良いのも仕事術での心理学です。

「徹底的に安さにこだわった野菜です。そのため不揃いや虫食いもあるかもしれません。」

「不揃いや虫食いの野菜です。ただしとにかく安いです。」

の両者であれば前者を選んだ方が消費者に良い印象を抱かせることができるのです。

ちょっとした工夫で売れやすさや仕事のしやすさが変わるので、心理学を勉強するのは面白いですね。

お金儲けの心理学

お金儲けに使える心理学もあります。

「必要がなくても自己紹介する」

「静かなクラシックが購買力を増やす」なんかが特に紹介したテクニックです。

「必要がなくても自己紹介する」というのは言葉の通り、仕事を取り掛かる前に軽く自己紹介をすると外国ではチップを多くもらえたという研究結果をもとに言っています。

受付であれば「受付の〇〇が対応させていただきます」や荷物運びであれば「〇〇が責任を持って荷物をお預かりさせていただきます」といったことです。

名前を覚えてもらう意図もありますが、単にこれをするだけで誠実さが倍増され評価が高まるのだと考えられます。

「静かなクラシックが購買力を増やす」というテクニックは、店舗で流す音楽のことです。

クラシックが流れていると自然と高級感が店内を包み、商品がより良いものに見える効果を生み出すそう。

高級志向ではない商品を売る場でもこの効果によって、売れ行きは変わるそうなので試してみる価値は十分にありそうです。

健康の心理学

健康に関する心理学はいくつかありましたが、トータルで言うと「思い込みが重要」ということでした。

若いと思い込めれば、若い体を保ちやすく。

〇〇の病気なのでは?と疑うと本当にその病気になってしまう。

自分は早死にすると思えば、本当に早死にのリスクが高まるなどです。

思い込みでそんなに変わるかよ。と思うかもしれませんが研究結果でそうなっているんだから仕方ありません。

思い込みで変わる部分は小さいかもしれませんが、思い込むのはただ。しかも思い込むだけで健康になれる。長生きできるのであれば思い込めばいいんです。

無料でできる健康術。「私は若い。長生きする。超健康」そう自分に言い聞かせば良いんです。

まとめ

今回は、内藤誼人さんの「すごく使える心理学テクニック」を紹介してきました。

どこかで聞いたことあるような既知の心理学テクニックもありましたが、まとまっているという点で非常に良い本だと思いました。

今回紹介した以外にも恋愛、学び、人間関係などのカテゴリーがあり、全部で90個のテクニックを学ぶことができるので気になる方は読んでみてください。

では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

orangeblog-ending-picture

おすすめの電子書籍サービス

おすすめの格安SIM

・LINE使い放題のコスパ最強プラン!ブログ運営者イチオシLINEMO!

コメント

タイトルとURLをコピーしました