ハッカーになりたいですか?
情報社会の現代、ハッカーは非常に有能で、個人で政府にすらダメージを負わせることができてしまう存在です。
今だとアノニマスというハッカー集団がイメージしやすいと思います。
今回はそんなハッカーに憧れを持っているあなたに、ハッカーになるためのノウハウが書かれた一冊「ホワイトハッカー入門」をご紹介します。
ハッカーとは何で、どんな能力が必要なのかがこの記事ではわかり、実際のノウハウについては「ホワイトハッカー入門」を読んで身につけてもらえれば、努力次第でハッカーには簡単になれてしまうのです。
では、行ってみましょう!
ハッカーとは
ハッカーはよく間違えられますが、決して犯罪者のことを言うわけではありません。
むしろ情報感度の高い人の中ではハッカーといえばむしろヒーローみたいな感覚を持っています。
パソコン技術を使って悪事を働く人たちは「クラッカー」と呼び、明確にハッカーとクラッカーで分ける場合も多いです。
この記事でもハッカーというのは悪事を働く人たちではなくむしろ、パソコン技術を使って悪いこと(不正アクセスなど)から身を守る術を知っていて、対策を講じられる人たちのことを呼ぶことにします。
高度なパソコン技術を良いことのために使い、世界を安全でより良くする人たちがハッカーです。
ハッカーに必要な能力3選
情報収集能力
ハッカーに必要な能力として一番と言っていいほど必要な能力が情報収集能力です。
インターネットでは様々な情報が飛び交っていますその中には嘘や本当やよくわからない話などたくさんあります。
そんな中から正しい情報を選び取る能力がハッカーにも必要になってきます。
また情報収集はハッキングを行う際にも大事な要素になってくるのです。
ハッキングしようとしている対象のサーバーやアプリケーションがどのような構造になっているかをあらゆる情報元から取得するのが一番最初にやる必要のあることだからです。
相手を知って初めて攻撃を仕掛けることができるわけですね。
またハッキング技術についても日進月歩で進化し続けています。
新しい技術を取り入れれば取り入れただけ誰も知らないハッキング手法を見つけることができるのです。
そんな新しい技術を追い求める情報収集能力と好奇心はハッカーにとって必要不可欠な能力と言えます。
システム構築能力
プログラミング能力は案外必要ないのがハッカーです。
しかしとは言えシステムがどのように組み上がっているかを理解するためにもシステム構築能力はハッカーにとって大事な要素になってきます。
システム構築能力というのは、例えばAmazonのようなサイトを作ろうと考えた時どういった構成でパソコンやサーバーを用意して、どういった手法でお客さんからの買い物を成立させるか考え実現する能力のことを言っています。
データベースを用意して、どう言ったテーブルを用意してどんなデータを管理して、パスワードはどうやって管理しようかなど、システム一つをとっても多くの選択肢があるのです。
多くのシステム構成の選択肢から一番安全かつ安定したシステム構成を作能力がハッカーにあれば、逆にシステム構成上の穴を見つけることもできます。
またシステム構築能力が高いとホワイトハッカーとしても非常に優秀で、システム構成能力が高い人が作ったシステムは非常にセキリュティが高く、安全で安定した誰もが使いたいと思えるシステムを作り出せるのです。
ハッカーだけでなくエンジニアとしてもシステム構築能力は欲しいところです。
根気強さ
ハッカーに最後であるものの実は一番必要かもしれない能力が根気強さです。
何事にも根気強さ、粘り強さは必要ですがハッカーに関しては特にその能力が必要不可欠です。
1000通りある選択肢から一番良いものを選ぶ作業に創意工夫で辿り着くのを平気でやってのける人たちが一流のハッカーたちになります。
情報収集にも手を抜かず他にもっと良い情報がないかを粘り強く探します。
ことパソコンのことになればどこまでも調べていく、調べることが特に苦にならないような人たちがハッカーになるわけです。
もしここまで読んでハッカーって大変そうだな、一朝一夕でなれないのかーと思ったのならハッカーの道は選ぶべきではありません。
ハッカーという道のりはとても長く、険しく、終わりのない道なのです。
パソコン情報に触れることに苦のないもしくは苦でも工夫をし続けることに抵抗がない方のみがハッカーとして大成していくのだと思います。
もちろん一流のハッカーではなく、三流のクラッカー程度であれば、やり方さえ知れればクラッキング自体はできますが、そう言った人たちが大勢捕まっていることが現実にあります。
どうせパソコンの技術を学ぶのであれば、正しい方向誰も傷づけずむしろ守るための技術を持つハッカーになることをおすすめします。
道のりは長く険しいですが、それだけ素晴らしい技術なんです。
ホワイトハッカー入門
ホワイトハッカーとは
「ホワイトハッカー入門」をご紹介する前にホワイトハッカーとは何かについてお話しします。
ホワイトハッカーとは、ハッキングをセキュリティのために用いるハッカーのことを呼びます。
ハッキングについてもう一度定義し直しますと、ハッキングとは「優れたコンピュータスキルを持ちソフトウェアやハードウェアの仕組みを理解し、作成や調査をすること」です。
そんなホワイトハッカーへのなり方、実際に必要な知識を得られるのが「ホワイトハッカー入門」になります。
ハッカーに必要な能力を学べる一冊
僕が先ほどあげた三つの能力、「情報収集能力」「システム構築能力」「根気強さ」がすべてについてアプローチしているのが「ホワイトハッカー入門」になります。
まさにハッカーになるためのHow Toが書かれた本で、ハッカーに必要なものを詳細に書いたのちに実際にハッキングに必要な情報を取得する方法が書かれています。
ハッキングのために必要となる情報収集とはどういうもので、どこからとってくるのか。
ハッキングのためにシステム構成をどこまで知っているべきか、システム例を示しハッキングはこんなポイントで行われるといった具体的な図を交えながら説明がなされるのです。
ネット通信がどういった仕組みで動いていてハッカーはどこを攻撃しているのかが「ホワイトハッカー入門」では理解することができます。
コマンドというパソコンに直接命令を送るコードについても言及していますので、決して悪用してはいけませんがすぐに実践することもできてしまうレベルです。
初心者向きではない
「ホワイトハッカー入門」は入門と書かれていますが、決して初心者向きではないと思います。
「ホワイトハッカー入門」の前に何か通信関係の初心者向けの本を読んでおく必要があると思います。
例えば「リクエスト」や「データベース」、「サーバー」「ドメイン」「ポート」「コマンド」
今挙げた単語がわからない場合は別書籍を参考にしてから2冊目として「ホワイトハッカー入門」は読む方が理解が進むと思います。
1冊目のおすすめとしては
「ネットワークはなぜつながるのか」
「ネットワークの基本」
「Web技術の基本」
といったところがネットワークを学ぶ上で一番最初に身につけておくべき知識を十分に補ってくれると思います。
僕としては「〇〇基本」シリーズがかなりおすすめです。
見開き1ページで1単語の説明が完結するので、1日見開き1ページと区切りやすいので読みやすいと思います。
図もたくさんあるので分かりづらい部分も補ってくれるはずです。
ホワイトハッカー入門の後に読むべき本
ホワイトハッカー入門を読み終わった後は、もっと実践を踏んでいくことが大事になってきます。
とはいえ、ハッキングをそう簡単にやってしまうと不正アクセスに該当して最悪の場合逮捕されてしまいます。
ですので、仮想空間で誰にも邪魔されずいくら攻撃しても問題にならない環境を用意する必要があります。
そのための知識を得られるのが、「ハッキング・ラボのつくりかた」という本です。
辞書並みに分厚く僕も途中で挫折して読みきれていないですが、ハッキングの環境の作り方から実際にハッキングを試していくところまでが書かれている本になります。
これを読み切って実践し切ったらもうハッカーと読んでもいいレベルの知識と技術がついているはずです。
後は自分なりに勉強を進めていくか、国際資格である「CEH」を取得するなどさらに知識と技術を身につけていくことをおすすめします。
「ハッキング・ラボのつくりかた」まで進められた方は確実にハッカーに向いています。
まとめ
今回はハッカーになるために必要な能力や能力取得に役立つ本「ホワイトハッカー入門」を紹介してきました。
ハッカーに憧れているあなたの助けになったでしょうか?
僕もハッカーには憧れているので今後は「ハッキング・ラボのつくりかた」をもう一度、今後こそやり切ってみようと思っています。
ホワイトハッカーになったあなたによってより強固で安全なシステムが生まれることを切に願っています。
では、あなたがハッカーになって羽ばたいき始めた時にまた会いましょう。
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