何かを操作するならば、触るのは当たり前。
その常識を覆す新技術が開発されました。
空中で手を動かすだけでイヤホンを操作できるようになるという技術です。
今回は慶應大学などが開発を進めているイヤホンを触らずに操作する技術の紹介。
これが一般化されたらスマホもそのうち触らずに操作ができるようになるかもしれません。
では、いってみましょう!
研究発表内容
慶應大学、筑波大学、公立はこだて未来大学は10月11日に、空中で手を動かすだけでイヤホンを操作する研究を発表しました。
イヤホンの音漏れに着目し、機械学習によってイヤホン付近でのジェスチャーを検出分類できるようになったそうです。
デバイスに直接触れることなく、空中のジェスチャーによって操作する手法がこれまで提案されてきましたが、カメラや赤外線センサーを使うためコスパが悪かった。
今回の方法はイヤホンに搭載されているスピーカーと集音マイクのみで空中のジェスチャーを認識できるようになったのです。
なのでコスパがとにかくいい。
具体的にはイヤホンの横でジェスチャーしている手に対し、音漏れの音が反射したものを集音マイクが測定します。
手の近さや動きによって集音される音は異なるので、分類ができるというわけです。
ジェスチャーの誤認識は1.8%で、ジェスチャーの7種類のジェスチャーを80%で認識できたそう。
今後は騒音の大きい環境などでの精度検証、改良を目指すようです。
研究の一般化はいつ?
研究から一般化までは速くても3~5年くらいはかかる印象です。
なので今回の研究内容も実際にイヤホンに搭載されるのは、2027年が最速なのではないかと思います。
もしかしたら、ソフトウェアだけのアップデートで済むということであればもう少し早い可能性もありそうです。
決して遠くない未来、イヤホンのボリュームを上げるのはイヤホンの横っで手をシュシュっとするだけになることでしょう。
期待できる未来
イヤホンの操作が空中の手によってできることで、どんな世界になっていくと予想されるのか。
まずはイヤホンから物理ボタンが消えてより一層、コンパクトになると予想されます。
タッチセンサーだったり、ボタンだったりがあることでイヤホンの構造はある一定より小さくするのは難しくなっているのです。
それが、空中で操作できるとなれば必要がなくなります。
これによってよりコンパクトなイヤホンが登場するでしょう。
ただ、空中操作には致命的弱点があると僕は思います。
それがご検知です。
自分の手であればかなりの確率でうまくいくようですが、仮にこれが満員電車だったらどうでしょうか。
隣の人の顔なり手によって、イヤホンの音が爆音になってしまうという可能性があります。
さらに常に起きて使うならいいですが、寝ながらイヤホンを使うことだってあるのです。
枕にイヤホンを押し付けた時に勝手に意図しない動作になるかもしれません。
こういった部分が課題として解消されるかで一般化から必須の機能になるかは分かれると思います。
まとめ
今回は、イヤホンを空中で手を動かすだけで操作できるようになったという研究内容を紹介してきました。
そこから見えてくるよりコンパクトなイヤホンの登場、課題として満員電車や寝ている時というのを僕は考えています。
皆さんはどうでしょうか、空中の手の動きだけで操作ができるイヤホンに魅力を感じますでしょうか。
批判もしましたが、僕としてはかなりワクワクする研究内容だなと思いました。
ぜひ、速く一般化され触ってみたいです。
では、皆さんのイヤホンライフがより良いものになることを祈っています。
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