ベルキンから発表された「Qi2」充電器。
AppleのMagSafeという優位性がなくなるかもしれないほどのすごい製品です。
今回はそもそも「Qi2」とかって何?というところから、MagSafeとの関係、ワイヤレス充電事情についてまとめていきます。
では、いってみましょう!
Qi2とは
Qi(チー)はケーブル接続をしなくてもワイヤレスで充電が行える規格のこと指します。
Qiの規格はWPC(Wireless Power Consortium)という団体が策定した国際標準規格です。
「チー」という名前の由来は中国語の「気」の意味で、「見えない力で、スマホなどの端末に力を注ぐ」というイメージだと考えられます。
Qi2の新製品紹介
Belkin(ベルキン)から発売されるのは以下の3製品です。
・Belkin Qi2 2-in1 ワイヤレス充電パット(9,900円)
・Belkin Qi2 3-in1 ワイヤレス充電パット(14,400円)
・Belkin Qi2 折りたたみ式充電スタンド(7,700円)
それぞれの最大充電速度はQi2対応機器が15W、Qiのみ対応機は5Wです。
Qiと比較して出力アップに加え、位置のシビアさが減り、電波干渉も減っています。
また、今まで使えていたのにOSアップデートで使えなくなった。ということも起きづらくなりました。
ちょっと高いけどQi2は早く、正確に充電できるような規格で、ベルキンから出ている製品はそれに対応したQi2と銘打った製品なのです。
Qi2とMagSafeの関係
MagSafeはQiとマグネットを組み合わせた技術で、Appleが知的財産権を持っています。
なので、MagSafeを使ったAndroid端末はAppleの承認をもらえないと、生まれませんでした。
ただQi2が出たことにより、Qi2は規格の中にマグネットが採用されているので、Appleの知的財産権に触れないのです。
つまり、Qi2はマグネットを標準装備した新しいMagSafe(名前は変わる)で、Android端末にもQi2対応端末として採用できるようになります。
Appleが独占していたMagSafeという技術をAndroidも自由に使っていけるようになるのです。
MagSafeは今後どうなる?
MagSafeの今後は、Qi2との両方の呼ばれ方が主流となっていくでしょう。
どちらもマグネットを使って充電ができる。という点では同じ意味を指します。
名前が増える分選ぶ際にも迷いが生じそうです。
ただ、シンプルにQi2に対応している製品を購入すればいいだけとも言えます。
わざわざマグネットでくっつく必要はないだろうと思うかもしれませんが、くっつくは正義。
ワイヤレス充電をするなら、くっつくというのは充電ミスがなくなる非常に良い作りなのです。
MagSafeは今後、Qi2という名前でも呼ばれるようになり、Appleの中ではMagSafe、Androidの中ではQi2と呼ばれていくでしょう。
まとめ
今回はQi2製品を紹介しつつ、Qi2によってMagSafeがどの端末でもできるようになったよ。という話をしてきました。
Qi2は標準でマグネット機能がついているので、今後スマホを選ぶ際はQi2規格の表記を確認すると良いでしょう。
ワイヤレスとマグネットの相性は最高です。
ぜひ、今後のスマホ選びや充電器選びの参考にしてみてください。
では、皆さんの充電ライフがより良いものになることを祈っています。
コメント