ChatGPTをより一層使いこなすための技術。
仕事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める最強の技が書かれた一冊が武井 一巳さんの「ChatGPTスゴ技大全」です。
この記事では、そんな「ChatGPTスゴ技大全」の書かれている内容と一部テクニックを要約してご紹介します。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
あとがきなどはなく、全311ページでした。
読むのにかかった時間
かなり図も多く、大体2時間ほどで読み切ることができました。
構成
ChatGPTとは何かから始まり、丁寧なChatGPTのはじめ方、文書作成、プログラミング、英語、リスキリング、Excelなどの使い方が具体的に紹介されている構成でした。
またプラグインやChromeの拡張機能なども紹介されており、かなり詳しいChatGPTの普段使いの方法が紹介されています。
この本がおすすめな人
「ChatGPTスゴ技大全」がおすすめな人は、ズバリChatGPTは知っているけどいまいち使いこなせていないと思っている方です。
ある程度ChatGPTを使いこなして仕事に活かしつつあると言う方は、かなり重複したないように感じられると思います。
文書作成のコツなどはネットでよく見る内容でしたし、プログラミングについても決してレベルの高いプログラミングができるようになるかと言われると微妙ですし。
あくまで、こういった使い方ができるんだぁを知る感じですね。
使い方が具体的になっているので、「ChatGPTスゴ技大全」を読んですぐに実践でき、実践することで勘所が掴める点はすごく良い本だと思いました。
ChatGPTの今後の使い道や仕事への活かし方に悩んでいる方にはぜひとも読んでいただきたい。
ChatGPTの入門書としても丁寧に書かれていて、おすすめできます。
文書作成術
「ChatGPTスゴ技大全」に書かれていた文書作成術は、条件を与えるのと制約を設けると言うことでした。
例えば、「あなたはプロの不動産屋です」という条件を与えたり、「下記のフォーマットに従って不動産契約に必要な文章を作成してください」という制約での命令をしようという話です。
これによって単純な「不動産契約に必要な文章を作成してください」というよりも、自分の思い描いている返事が返ってきやすくなります。
様々な文書作成に利用できることも紹介されており、企画書、報告書、メール、英語メール、レポートなどが挙げられていました。
さらに一番驚いたものとしては「です・ます調」を「で・ある調」に変換させること。
こんなことまでChatGPTはできるのです。
スクリプトで対象の文章をコピペして、あとは「です・ます調」に直してください。とするだけ。
一点注意しなければいけないのが、ChatGPTが生み出した文章を鵜呑みにしないことです。
ChatGPTは絶対に嘘をつかないというわけではないですし、厳密に読むことで違和感のある文章になってしまうことがあります。
文書作成されたものは必ず人の目でチェックした方がいいでしょう。
人の目で見ておかしいところは直す、ChatGPTは下書きを作ってくれる存在という認識で使うと良さそうです。
プログラミングに活かす技
プログラミングにもChatGPTを利用することができます。
例えば「Webページを作成します。サイト名をTatoeブログ、フッターも用意してコードを表示してください」というスクリプトを入力することで、プログラムコードを入手することができます。
もちろん、ChatGPTが出力したプログラムは動きます。
また、プログラムを入力して誤っている部分を指摘してもらうこともできるのです。
自分の書いたプログラミングコードがうまく動かない、エラーになる場合、そのコードをChatGPTのスクリプトに貼って、「どこが間違っているのか教えてください」とすると指摘してくれます。
プログラミングの勉強にも活かせますし、業務でも活かせる使い方だと思います。
プログラミングの基礎知識だけで、プログラムが書けちゃう時代がやってきたのです。
ただ、出力されたプログラムコードをどのように実行すればいいのかなどの、やり方はまだまだやり方を検索するChatGPT登場前の検索方法が必要になってきます。
コードだけあっても、プログラムは動かないので注意が必要です。
英語勉強に活かす技
英語の勉強にも活かすことができるChatGPT。
ズバリ下記三つの使い方ができます。
・自分の考えた英語を添削してもらう
・テキトーな文章を英語で出力して読解力を上げる
・英語での会話をする
ChatGPTに「下記の文章をネイティブから見て自然かどうか添削してください」と入力することで添削してもらえます。
元々ChatGPT自体アメリカで作られているということもあり、英語に強いです。
なので、日本語以上に自然な英語というのを教えてくれます。
また「金閣寺について英語で説明してください」と入力すれば、英語で金閣寺についての文章が書き出されます。
これを自分の力で読み解けば英語の読解力が身につく。
ChatGPTは音声入力もできます。拡張機能も利用すればChatGPTの文章を読み上げさせることもできちゃいます。
これによって、英語での会話ができてしまうのです。
英語の勉強の強い味方にもなってくれます。
便利なプラグイン
「ChatGPTスゴ技大全」に紹介されていた拡張機能、プラグインについて最後にまとめておきます。
以下拡張機能(Chromeのブラウザで導入できる)
・WebChatGPT
検索結果を回答に追加する
・ChatGPT for Google
Google検索でChatGPTを使う
・ChatGPTアシスタント
どこでもChatGPTが利用できる
・ChatGPTWriter
Gmailの文面を作成する
・SuperpowerChatGPT
プロンプトをフォルダ管理できる
・ChatGPT Clarity
Google検索を要約する
以下プラグイン(ChatGPTのサイト内でインストールする)
・Expedia
豊富な旅行プランが作成できるプラグイン
・食べログ
急な予定でも間に合うレストラン予約プラグイン
・Now
最新トレンドを調べるプラグイン
・PlugFinder
便利なプラグインが見つかるプラグイン
まとめ
今回は、武井 一巳さんの「ChatGPTスゴ技大全」を紹介してきました。
正直、目新しい部分は少なかったですが、Chromeの拡張機能を組み合わせたりする発想は新しかったです。
また、丁寧な解説とやり方説明は非常に参考になりました。
ChatGPTの使える幅がさらに広がった気がします。
今後はどれだけChatGPTが使いこなせるかで仕事のできるできないが決まってきそうだと思いました。
ぜひとも、この機会にChatGPTの使い道を模索してみてください。
では、皆さんのChatGPTライフがより良いものになることを祈っています。
コメント