夢と金どっちが大切か。
そう聞かれてあなたならどっちを答えるだろうか。
今回紹介する「夢と金」の著者であり芸人、絵本作家など数多くの活躍をしている西野亮廣さん曰く「お金が尽きると夢が尽きる」のだそう。
まさにその通りだとわかる説明とお金に真正面からぶつかっていく内容が「夢と金」の魅力でした。
目から鱗のお金の稼ぎ方の話、勉強になりました。
この記事では、そんな「夢と金」について内容を簡単にまとめて紹介していきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
あとがき含めず317ページ、全329ページでした。
読むのにかかった時間
非常に読みやすく行間も広く大体2時間ほどで読み切ることができました。
構成
夢を追うためにお金をどう稼げばいいのかが書かれたお金特化型の構成になっていました。
貯めるでも、投資するのでもなく、どうやってお金を稼げばいいのかというアイデアが詰まった一冊になっていました。
ただし、ノウハウというよりかはマインド、考え方という本で、西野さんの真似をすれば即稼げるようになるという本ではなく、考え方を使って自分の得意分野ややりたいことに合わせると力を発揮する内容でした。
夢と金の関係
お金が尽きると夢が尽きる。という言葉の真意は、超現実的です。
夢を追えるということは他に心配することがないという状態。仮にお金の心配があった場合夢なんて追っている場合ではありません。
夢よりもお金を稼いでご飯を買う必要があったり、家賃を払う必要があったりします。
またお金がないというのが原因で、自殺者や犯罪者が出てきているというのは統計で出ている事実です。
学校でお金の授業がなかったり、親から子にお金の話はしてはいけないという風潮のせいで、お金の大切さが伝わっていないのが日本の実態だと言えます。
だからこそ、あえて著者である西野亮廣さんは、お金を先に手に入れろというのです。
何はともかく、お金を手に入れてからゆっくり夢を追いかける。心配がなければそれだけ夢に集中できるというものですから。
夢がお金よりも大事なのでは決してなく、お金を貪欲に求めることもまた夢を叶えるために必要なことなのです。
富裕層がお金を出すわけ
お金持ちである富裕層。彼らは時に一般人が買おうとすら思えないものに大金を払うことがあります。
何億円とする腕時計や、何千万円とする高級外車。飛行機のファーストクラスだってそうです。
彼らはお金に余裕があるから、1千万円なんて一般人の100円感覚だろうからそういった無駄遣いをしていると思いそうなものですが、実は富裕層には富裕層なりの考え方があります。
その理由の一つが性能以上に意味を追い求めているからです。
何億円とする腕時計と、1,000円くらいの腕時計、時間を確認するという意味では同じ時計になります。
何億円するからって時計の針を戻すと時間が戻るなんて機能はありません。
しかし、何億円する腕時計には意味がのっているのです。
何億円もする腕時計を身につけているだけで立派な人に見られますし、自分から言わなくても周りの人がお金持ちだと思ってチヤホヤしてくれる。
見ているだけでうっとりしてしまうという意味だってあるんです。
機能だけではないブランドという価値・意味に富裕層はお金を出しています。
他にもファンで応援したいからというお金の使い方もあるようですが、この記事ではそれには触れず、ぜひともファンでお金を稼ぐ方法に関しては本書で読んでみてください。
参考になるお金にまつわる式
「夢と金」にはお金にまつわる非常に勉強になる式が複数登場しました。
「(認知度)-(普及度) 」「(応援シロ)=(目的地)-( 現在地)」などです。
この記事では「(認知度)-(普及度)」について解説します。
「(認知度)-(普及度)」の計算式で導き出されるのは、ラグジュアリー感です。
簡単にいって仕舞えば、多くの人に知られているのに、数が少ないものは高い価値があるということになります。
例えば、世界に一つしかない「モナリザの絵」これはほぼ世界中の人が知っているといっても過言ではない一枚の絵です。
認知度が非常に高い。しかし普及度といえば一枚しかないので超低い。
認知度を仮に1億としたとき普及度は1になる。計算式はこんな形になります。
「1億 – 1 = 9999万9999」これは非常に高いラグジュアリー感です。
欲しいって思う基準と言い換えてもいいでしょう。
多くの人が欲しいと思うものを持っているだけで、羨ましがられるそういった感情を生み出すがラグジュアリー感です。
富裕層もまたこういったラグジュアリー感にお金を出します。
だからこそ、ブランド物のバッグは認知度をとにかく上げることにお金を使い(広告費)逆に流通量を絞ったりすることで、性能よりも価値や意味で高額で売ることができるのです。
知らないことを知れ!
西野亮廣さんの熱いメッセージが最終章には書かれていました。
「早く努力をしろ」です。
20代でできてしまった格差は一生埋まらない格差になるという話になります。
20代でできた格差は30代でさらに格差が広がる。40代ではさらに格差が広がって一生埋まらないのです。
だからこそ、諦めるのではなく今から動き出せ!という話。
学ぶに遅いなんてことはありません。
早いうちに始めないことでどんどん差は広がっていく。だからこそ気づいた時に勉強しろ、努力しろというメッセージだと僕は感じます。
知らないことをまずは知る。そして知らないからこそどんどん勉強して、行動して、試して、失敗して、経験にしていく。
そういった過程をいち早く進め!という熱いメッセージが最後には書かれていました。
多くの本を読んできた僕自身もまさにその言葉に打たれました。
とにかく行動、知識は溜め込んでも1円の価値も生み出しません。
動き出して初めて、価値が出てくるんです。
知らないことは恥ずかしいことではなく、これから学ぶためのモチベーションにしていく物でしょう。
今からできること
「夢と金」を読んですぐに僕たちができることは何でしょうか。
行動と言っても何をすれば?と疑問に思うこともあるかと思います。
なので、僕自身がこれからやろうと思っていること、すでに僕が行動したことなどを交えながら、すぐに実践できる行動について最後に紹介します。
・投資をやってみる
・副業をやってみる
・NFTで自分の絵を売ってみる
・NFTで好きな作家を見つけて作品を買ってみる
という四つの行動挙げます。
これらのどれかもしくは全部をやってみるのが、「夢と金」を読んでやるべきことだと僕は思いました。
怖くてできないと思ったあなたは、ぜひこれらに関係する本をもっと読むところから始めてみてください。
すでに全て行動している方は、さらに磨きがかかることを祈っています。
僕はまだNFT系ができていないので、この記事がアップロードされている時には始めてみようと思います。
怖いからと踏み出さないと一生踏み出せません。
まずはできるところから、少しずつ足を伸ばしていければと思います。
皆さんはまず、何をしますか?
まとめ
今回は、西野亮廣さんの「夢と金」について紹介してきました。
非常に学びになる一冊でした。
西野さんの考え方がお金と未来を見つめたもので、何度も心揺らされました。
実に面白い考え方をする方で、よく勉強していて、勉強を実践に活かす才能がすごいと感じました。
僕も負けずに勉強も実践への活かしもやっていければと思いました。
モチベーションになるとともに、また一つ価値観が広がる一冊でした。
ぜひとも、全部読んでみてください。
読みやすくて、人生変わる一冊だと思います。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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