劇場版で7年ぶりの黒の組織が出る作品
「名探偵コナン 黒鉄のサブマリン」
早速観にいってきました。
今回は、あらすじとネタバレを極力抑えた紹介ができればと思います。
気になっているけどどうしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
では、いってみましょう!
あらすじ
インターポールで作られた顔認証プログラム、ヨーロッパで使われていたところに侵入者が!
侵入者の正体は黒の組織、コードネーム「ピンガ」でした。
一方、コナン一行は園子の好意で八丈島のホイールウォッチングに行くことになりました。
八丈島に行くと、なぜか白鳥警部の姿が。
興味を持ったコナンは勝手に警視庁の船に乗り込みます。
警視庁の船の目的地はパシフィックブイと呼ばれる、インターポールの日本支部でした。
パシフィックブイでは、日本用顔認証システムが設置されていました。
顔認証システムは全国の監視カメラにアクセスして、幼少期と現在の顔認証を照合するシステムでした。
顔認証システムに驚愕するものの、コナンは自分たちの正体がバレる可能性も出てくる危ういシステムだと感じます。
そして、そんなパシフィックブイに侵入者が、黒の組織のメンバーであるベルモットと、バーボンがパシフィックブイの内通者の手引きで入ってきます。
顔認証システムの開発エンジニアの一人である「直美・アルジェント」を誘拐し、立ち去ります。
直美は宮野志保(灰原哀)の幼少期に出会っており、彼女の行動に尊敬の念を持っていました。
そんな直美は顔認証システムを使って、宮野志保(灰原哀)を一度検索していました。
検索する中で宮野志保を見つけるとともに、体が小さくなった灰原哀も検索に上がったことを知っており、理由を突き詰めるためにもその画像を保存したUSBメモリを身につけていました。
黒の組織は身体検査の一巻でそのUSBメモリに気が付き、中身を見て驚愕。
宮野志保=灰原哀?という情報が表示されたのです。
早速黒の組織は、灰原哀を拉致して情報を聞き出そうと動き出します。
果たして、灰原哀の運命は。灰原の「さよなら」という言葉に隠れた本当の意味とは。
コナンはこの大ピンチをどう乗り切るのか。
本格ミステリーと誰もが観たかった黒の組織との戦い。
よかった点
黒の組織が出てくる劇場版の中では一番面白い点が良かったです。
派手にすればいいというわけではないのを押さえていて、ストーリーが濃密に組み上げられていました。
灰原が完全にヒロインとして描かれている点も高評価です。
顔認証という今時の話題をうまく利用している点もよく、ミステリーとしても中々納得のいく展開でした。
黒の組織が出てくるとどうしても、バトル要素ばかりに目が行きがちですが、しっかりとミステリーを演出している点は良かったと思います。
また、灰原が誘拐されて連れ戻す。黒の組織を追い払う。という明確な軸ができていてそれが早い段階で見えるのもわかりやすさという面でよかったです。
黒の組織やFBIのキャラクターも全員参加で、皆うまくストーリーに絡むことが出てきていたと思います。
登場人物が多いはずなのに、しっかりと話が回って、全員にしっかり役目がある点もよかったです。
期待したのにいまいちポイント
期待したのにいまいちだったポイントもあります。
ミステリーの謎解き部分が浅かった点と、内容が濃すぎて2時間では足りていないだろうなと感じてしまった点です。
まずミステリーについて本格ミステリーとは謳っていたのですが、正直読めてしまいました。
なんとなく伏線だろうなと思えるところが目立っていたのです。
もう少しカモフラージュ、ミスリードする伏線みたいな部分があれば、もっとミステリーに深みが出たと感じます。
内容が濃すぎるという部分はキャラクターが多くなってくる分仕方ないところではあるのですが、2時間ではどうしても駆け足になっている感があります。
なんとか話は丸く収まっているものの、やりたかったこと全部はできていないんだろうなというのを感じてしまいました。
キャラが多いのと、話が濃密で面白すぎるために発生していることなのである程度は仕方ないとは思いますが、いまいちポイントとしてあえて挙げておきます。
ちょっとネタバレしつつ感想
ここからは若干のネタバレを含みつつ感想をまとめていきます。
ネタバレが少しでもあるのは嫌という方は、ブラウザバックすることをおすすめします。
一番思ったのは蘭、武闘派すぎません?ってことです。
灰原が誘拐されたのを聞きつけて、速攻戦闘になるシーンはかっこよさもありながら女捨ててね?と思ってしまいました。
コナンも新一だということを隠す気なくね?ってくらいガンガン自分出していったところは冷静さが売りな探偵としていいのかと思いました。
安室さんと赤井さんはめっちゃかっこよかったです。
コナンと3人で会議しているシーンはめちゃめちゃよく、頭がいい故に速攻方針が決まるところなんてカッコよかった。
ああいう3人組憧れちゃいますね。
トータル、キャラクター全員の個性がうまく出た作品に仕上がっていると思いました。
過去最高かと言われると、ハロウィンの花嫁の方が個人的には好きでしたね。
劇場版にありがちな派手すぎて現実離れすぎる感は今回、抑え気味だったのはよかったです。
コナンくんのキック力増強シューズの破壊力は相変わらず、凶器でしたが…笑
まとめ
今回は、名探偵コナン 黒鉄のサブマリンを観てきた感想をまとめてきました。
過去最高と言わないまでも、十分歴代の映画の中でもTop3に入ってくるできでした。
ここ二、三年の映画の出来は著しく良いですね。
来年はおそらく、キッドと平次が出てきそうなので、平次ファンの僕としては非常に楽しみです。
来年も楽しくコナンが観れることを祈っています。
コメント