嫌なやつを黙らせる
NoをYesに変える
深層心理を読み解く
これらができると聞いたら、嘘だと思いますか?
心理学は心の動きにフォーカスした学問です。実はこれらを駆使することで、簡単に人を操ることができてしまいます。
今回紹介するのはそんなちょっとダークな心理学テクニックが紹介されている一冊「眠れなくなるほど面白い ヤバい心理学」です。
この記事では、内容を簡単にまとめて紹介します。
では、いってみましょう!

本の概要

読むのにかかった時間
だいたい1時間半ほどで読み切ることができました。
構成
心理学をもとにしたテクニックが、右ページに説明、左ページに図解という形で紹介される構成でした。
おすすめ度

「眠れなくなるほど面白い ヤバい心理学」のおすすめ度は、5点満点中4点です。
読みやすいので、気になる方はぜひ読んでほしい。
心理学をもとにしているので、かなり説得力のある日常で使えるテクニックが紹介されている内容でした。
ただ、心理学の本を結構読んできた方にはもうすでに知っている知識という場合も多いと感じます。
なので心理学を学び始めたところや心理学の本を読んできたけど、もっと全体的かつ日常的に使える技術を知りたいという方にぴったりだと思いました。
心理学を使って、ちょっと他の人に差をつける。そんなことができる一冊だと思います。
深層心理を見抜く方法

相手の深層心理を見抜く方法を紹介しましょう。
目の動きで大体のことはわかります。
自分から見て、相手の目がどこを向いているかで、相手が何を考えているのかがわかる方法です。
まず、上の方を見ていれば相手は視覚にアプローチを行っていることがわかります。
横を見ていれば聴覚、下を向いていれば、触覚や嗅覚、味覚、内的会話を行なっているのです。
さらに、自分から見て右を見ていれば記憶を探っていることがわかり、逆に左を向いていれば想像している最中。
例えば、相手が自分から見て左上を見ていれば、相手は視覚にまつわる想像を考えていることがわかります。
仮に何か経験した話をしているのならば、その場合は嘘をついているということ。
逆に右上を見ていれば、記憶を辿っている=本当の話であるとわかるのです。
左右は利き腕によっても変わり、先ほどの例は右利きの場合。左利きの場合は全てが反転することが多い。
また、目の動き以外にも手で顔のどこを触るかなどによっても相手の心理を読み解くことができます。
口元を触るのは安心感を求めていて、耳や頬を触る人はナルシスト、目元を触る人は嘘をついているなどの特徴があったりします。
拒否している仕草

相手が好意的かそれとも否定的かを見破るのは案外簡単です。
まずは足の向き。
足の向きがドアなどの出入り口を向いていれば、心の中では逃げたい帰りたい、立ち去りたいという感情が存在しています。
さらに、体の中心を隠すような動作をしている場合はあなたを拒絶している可能性が高いです。
腕を組んでいたり、自分と相手の間に飲み物や物を置いている場合などがその特徴。
胸の前で手を握っている場合なども警戒心が出ている時の人の仕草です。
逆にこれらに該当しないような、体の中心で前に障害物となるものがないようにするという行動が見られれば、あなたに好意があることを示しています。
嫌なやつを黙らせる方法

嫌なやつというのは職場でも学校でも存在します。
そんな時に役立つ方法が、「答えるのが難しい問題を問いかける」です。
根拠となるデータはありますか?などすぐに答えるのが難しい質問をすることによって、発言が一瞬止まる。これができるだけで嫌な人の発言力を低下させることができます。
即答できない質問を多く投げかけるほど、会話の主導権を握ることができるのです。
また、光を背にするのも一つの手で、太陽を背にして話すだけでも威厳や会話の主導権を握れたりします。
NoをYesに変える方法

最後に、Yesを引き出すためのテクニックを三つほど紹介します。
二者択一、ローボール・テクニック、バンドワゴン効果です。
二者択一は、Yes・Noの選択肢ではなくどっちが良いかを聞く技。
例えば、デートに誘いたい相手に対して、「洋食と和食どっちを食べに行きたい?」と聞きます。
これによってデートすることが前提であるというのを相手に自然と刷り込むことができ、欲しい結果につながりやすくなります。
ローボール・テクニックは、受け入れやすい条件を出してからその後の依頼を出す技です。
5分だけ手伝って、と言ってから本命の1時間以上かかる仕事を手伝ってもらうという技。
初めに受け入れてしまったからこそ、そのあとは断りづらいという心理を応用しています。
最後にバンドワゴン効果、これは一人だけ違うのは不安。という心理をついた技です。
みんな賛成しているけど、あなたはどう思いますか?と聞きましょう。
多くの場合で賛成を取り付けることができることでしょう。
このような方法を使って、普通に聞いたのではNoと返ってくるであろう場面でも、Yesに変えることができるのです。
まとめ

今回は、「眠れなくなるほど面白い ヤバい心理学」を紹介してきました。
心理学を日常の目線から知ることができる一冊でした。
心理学の本を大量に読んでいる方にとっては既知が多かったと思いですが、わかりやすく書かれていて良い一冊だと思います。
気になる方はぜひ、チェックしてみてください。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

