血糖値を測定または推定することができるという、スマートウォッチやスマートリング。
しかし、これらについて、米国食品医薬局(FDA)は認可・許可・承認したことはない。とのコメント。
Apple Watchなんかも決して血糖値が確実に測れるとは謳っていないのです。
今回は、そんな血糖値を測る難しさや誇大広告の実態、実は危ないかも!という話をしていきます。
では、いってみましょう!
血糖値とは
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。
食事中の炭水化物などが消化吸収されブドウ糖となり、血液に入ります。
健康な人でも食事前後で血糖値は変化し、食前の値が約70~100mg/dlだと正常範囲なんだそう。
Apple Watchでの血糖値の測り方
Apple Watchで血糖値が測れる。という噂がありますが、まずこれは間違いです。
現状のApple Watchでは血糖値を測る機能は搭載されておりません。
血糖値を測る機能を搭載しようと開発段階というのが正確なところで、未だその機能は実装されてはいないのです。
実現されれば、手首につけておくだけで血糖値まで測れる優れものとして、かなり注目や期待がされています。
しかし、現状Appleが考えている血糖値の測り方に待ったをかけがのが米国食品医薬局(FDA)です。
針なしの血糖値の測り方は非承認?
血糖値を測る場合に用いられる針や注射器。血を採取することで血糖値を測るので必要なことです。
この針を刺すという行動はほぼ必須と米国食品医薬局(FDA)は言っているのです。
つまり針を刺さずに血糖値を測ることは現状不可能で、針を刺さずに測った血糖値は誤りであるという認識。
今後Apple Watchが血糖値を測れる機能を搭載したとしても、その精度は怪しいという見方です。
2024年の現状では針を使わない非侵襲的な血糖値の測り方は、できない。
仮にできても米国食品医薬局(FDA)が検証しない限り、その正確性は断言できないということ。
血糖値が測れます。というような謳い文句が書かれた商品は全部怪しいということです。
Apple Watchですらできていないですし、そもそも米国食品医薬局(FDA)が認めた測り方ではないですから。
怪しいスマートウェアラブルには気をつけて
血糖値を測ることができる。というのは嘘です。
2024年3月現在は血糖値を針なしで測ることはできません。
できていると謳っていても、米国食品医薬局(FDA)は認めていないので正確性はありません。
怪しいスマートウェアラブル製品は多くあり、血糖値を測れると紹介されているものもあります。
しかし、これを信用してはいけないのです。
仮に信用しすぎて、高血糖の方が利用して、スマートウェアラブルの測定結果が血糖値低くなっているからと薬の投与をしなくなったら、命の危険もあります。
正確性というのは健康の上で重要なことなのです。
体重計ですら、誤った体重を表示するようになったら過度なダイエットで体を壊す人が出てきます。
きちんと承認をもらった測り方をして、正確性が担保されたウェアラブル機器を使うことが重要です。
まとめ
今回は、血糖値が測れるウェアラブル製品は嘘で、針がない測り方は正確じゃないから使っちゃダメ。という話をしてきました。
ウェアラブル機器だから、細かいことは気にしない。という気持ちは危ういかもしれません。
今時はウェアラブル機器の情報を信じてしまう方も多いはずです。
そもそもウェアラブル機器の正確性は担保されているのか、もしっかり見るようにした方が良いと思います。
正確ではない数値に惑わされて、健康から離れていくパターンもあります。
ぜひ、承認されているウェアラブル機器を購入しましょう。
では、皆さんのウェアラブルライフがより良いものになることを祈っています。
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