5分でわかる後藤宗明「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」書評&内容要約

ビジネス本の書評

リスキリングという言葉を知っていますか?

直訳だと学び直しという意味になる単語。

一つの会社で定年まで働くという時代が終わりを告げつつある現代、この考え方と実践力が非常に重要になってきています。

今回紹介する後藤宗明さんの「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」は、リスキリングとはから、どういうことが必要なのかについて詳しく書かれていました。

この記事では、そんなリスキリングの基礎と実践という面にフォーカスして、内容を要約していきます。

では、いってみましょう!

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本書の概要

ページ数

おわりにを含めず、315ページ、全331ページでした。

読むのにかかった時間

だいたい3時間半ほどで読み切ることができました。

構成

リスキリングとは何か、リカレントの違いから始まり、企業内でのリスキリング方法、個人でのリスキリング方法、リスキリングでどのような未来を手に入れるかという構成でした。

これ一冊でリスキリングの基礎から、実践までを学ぶことができる一冊になっています。

企業向けの内容が多めで、個人でやる点については方法論よりマインドの方が比重が大きかったイメージでした。

リスキリングとは

リスキリングとは、直訳だと学び直しという意味になります。

ただ、学び直しというと、これまで触れてこなかった分野の勉強を始めるという意味に捉えられがちです。

しかしそうではありません。

リスキリングとは、今後必要となるスキルを自分の現在のスキルと照らし合わせて学び直すことになります。

なので学び直しが即仕事に活かすことができるのがリスキリングの特徴です。

例えば、これまで保険の営業をしてきた方がAIの勉強をして、AIで自動で適正保険が決まる業務を行えるようになるといった形になります。

自分の能力から派生したスキルを身につけることで、自分の力をより的確に広げていけるのです。

本書ではデジタルを組み入れるという発想が基準で、自分の能力×テクノロジー(IT)を考えるとリスキリングすべき内容が明確にしやすいでしょう。

すぐできる リスキリング実践方法 6ステップ

では、リスキリングを実際にやっていく上でのステップについて紹介します。

この記事では本書の一部を抜粋した内容になっていますので、全容が知りたい方はぜひ「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」読んでみてください。

現状評価

まずは自分の現状を客観的に評価するところから始めます。

自分には何ができるのか?

日本人はこの質問に対してかなり謙虚になってしまう特徴があります。

なので、自分がこれまでやってきた業務を事細かに明らかにすると良いです。

また強みを見つける際は、無意識に続けられているもの、意識的に継続しているものという観点で探すのもおすすめになります。

自分では強みと思っていないことが実は自分の強みということはよくあることです。

自分の強み、自分にできることをピックアップしたら次のステップになります。

マインドセット作り

マインドセット作りでは、少しずつ新しい考え方を取り入れるのになれるフェーズです。

今話題のアプリやツールを実際に少し試してみる。

Wi-Fiなどの設定で困ったら自分でトラブルシューティングをやってみる。などがマインドセット作りになります。

これまで、怖かったり面倒くさかったりしたIT関係の知識に正面から挑むのです。

これによってこれまであったITという壁がずっと低くなっていきます。

デジタルリテラシーの向上

ITへのハードルが下がったら、実際にデジタルリテラシーの能力を伸ばしていきます。

まずはデジタル分野の専門用語になれるところからです。

わからない単語は調べたり、人に聞いたり、サービス名なのかツール名なのか、社名なのか製品名なのか。

略称が多いデジタル分野だからこそ、単語には注意を払いたいところだと思います。

例えば以下の単語についてなんか調べてみると、デジタルリテラシーの状況やイメージが掴めると思います。

オンプレ、クラウド、IaaS、PaaS、Azure、GPT

キャリアプランニング

デジタル分野にさらに精通してきたらいよいよキャリアプランを考えていきます。

ただ、デジタル分野のことが少しずつわかってきたといっても、まだまだなのでがっちり決めるというよりかは、漠然とこういった感じでやれればとゆるーく決めていくのがおすすめです。

現状把握で理解した自分の強みややってきたことをどうやってデジタルと組み合わせるのか考える段階になります。

「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」の例では、研修講師がカスタマーサクセス業務へのリスキリングを行った例、テレビの作成スタッフがオンライン番組へとリスキリングした例が紹介されていました。

まずは自分の職を変えずにデジタルを組み替えることはできないか、部署を変えてリスキリングすることはできないかを考えてみましょう。

即転職というのは、学ぶという環境では非常に良いですが、年収が下がるリスクも高いのでまずは自分の現状を変えずにできるところから考えていくべきです。

情報収集の仕組みづくり

大まかなキャリアプランが出来上がったら、そのキャリアに必要な知識を常時アップデートしていくことが重要です。

そのために情報収集の仕組みづくりをしておくと、効率的に勉強し続けることができます。

Googleアラートでキャリアに必要な単語を登録しておく。

Facebookで自分の思っているキャリアを進んでいる人と繋がる。

キャリアプランに合ったオンラインサロンに入ってみる。

情報の入り口を作るだけで、最新の情報を浴び続けることができます。

学習開始

ここまでできたら、あとは学習に力を入れて勉強を習慣していくだけです。

学ぶ方法としては、MOOCsやUdemy、YouTubeなどがあります。

「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」では他にも多くの学ぶ方法やおすすめの書籍なんかも紹介されていました。

「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」

「2040年の未来予測」

「テクノロジー思考:技術の価値を理解するための「現代の教養」」

などです。

デジタルのイメージを掴むためにもこれらの本を読んでおくのも重要になります。

リスキリングに役立つツール

最後に「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」に出てきたツールについて、分野別に紹介します。

これらのツールを用いることでリスキングを進める効率が上がりますので、僕の備忘録という意味でも書いておきます。

情報収集

情報収集に向いているツールです。

・Googleアラート

・Facebook

・日経電子版のMyニュース機能

・ForbesJAPAN

・WIRED

・DeepL翻訳

・Otter

・OneTab

・Virbela

・Horizon Workrooms

スキル把握

自分のスキルを明確にするのを効率的にするツールたちです。

・デジタルリテラシー・スキルフレームワーク

・SkyHive

・Adjacent Skills

学習

リスキリングの学習に役にたつツールたちです。

・Global Skills Initiative

・Grow with Google

・Udemy

・LinkedInラーニング

・Coursera

・Schoo

・YouTube

まとめ

今回は、後藤宗明さんの「自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング」について紹介してきました。

リスキリングは30代からというイメージもありそうですが、全くそんなことなく20代から考えるべき話でした。

一言で言って仕舞えば、需要が高まる分野の知識を常に学び続けてキャリアを考え勉強しとというのがリスキリングだと思いました。

常に学び続けないといけないのか、とやってもいないのに疲れる感じはしますが、本当にビジネスマンとして一生働くのであればそのくらいの覚悟は必要なのかもしれません。

とはいえ、体を壊したり心を壊したりするのは全く持っておすすめしません。

何事もほどほどに、仕事はあくまで日常をより幸せにするツールですので、夢中になりすぎないようにしたいところです。

では、皆さんのリスキリングがより良い方向に進むことを祈っています。

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