知っていますか?
最近のiPhoneやAppleWatchの衝突事故検出機能が誤作動して消防を呼ぶ話。
スキーで転倒した時やジェットコースターに乗った時、至って元気なのにも関わらず、繊細な機能だからこそ誤動作して消防が呼ばれることがあるんです。
今回はそんな転倒通報機能についてまとめつつ、対処法について紹介していきます。
では、行ってみましょう!
衝突事故検出機能とは
衝突事故検出機能とは、iPhone14やAppleWatch2022年モデルから搭載した機能で、強い衝撃があった時に緊急通報をしてくれる機能になります。
例えば自動車事故や衝突があったときに、検知を行なって、消防に連絡してくれるのです。
緊急時に正確に使われれば、ありがたい機能で命を救う機能ではありますが、この機能が日常の範囲内の動きにも反応してしまうとのことで物議になっています。
衝突事故検出機能の仕組み
衝突事故検出機能というのは、機器に内蔵されたモーションセンサーを用いています。
モーションセンサーで事故衝突時に発生するG(加速度)を検出して、事故であるかを判断するわけです。
衝突事故などの際は強いGが発生する日常ではありえない状態なので、異常と判断して通報を行うような仕組みになっています。
誤作動の例
数多くの実験を繰り返して固めたアルゴリズムと衝突事故検出機能ですが、誤作動が頻発してしまっているのです。
下記二つが発生例として、多くのところで挙げられているものになります。
・ジェットコースター
・スキー、スノーボード
ジェットコースター、確かに見方を変えれば衝突事故のような激しい乗り物ですので、衝突事故と検出してもおかしく無い気がします。
とはいえ、遊園地に行って楽しい気分の時に消防車や救急車が呼ばれて、園内パニックなんて悲しすぎますね。
スキー、スノーボードでは、転倒検知機能によって消防に連絡がいくようです。
上手い、下手に関わらず、スキー、スノーボードは転ぶことがあります。
ですが、転んだからといって決して命の危機というわけでは無いのに消防を呼ばれるなんてたまったものじゃありません。
ありがた迷惑もいい話です。
楽しい気分を台無しにしてしまう衝突事故検出機能、正直Appleはここまで考えられなかったのか?と疑問を持ってしまいます。
目先のことばかりで、本当にユーザーのことを思った設計ができているのかちょっと疑わしい気持ちになってしまいます。
「事故検出機能!どーーん!すごいだろー!新しいぞー!」という気持ちばかりで、使い勝手や誤作動する場面はないかまで考えが至らなかったとは、天下のAppleとしてはいかがなものかと思ってしまうのです。
一年に一回はアップデートをしないと文句を言われる身としては大変なんだろうと思いますが、きっちりと作り込んでから発表して欲しい気持ちになります。
ただ、今回誤動作、誤作動した内容についてはApple側でソフトウェアをアップデートする形で対応がなされるとのことです。
現在Appleでは情報を収集して、誤動作が起こらないようにアルゴリズムを更新するそうです。
誤作動したことがあるよ、という方はぜひともレポートをAppleに送ってより生活に合ったアップデートに僕たちがしていきましょう。
対処法・回避方法
衝突事故検出機能を行わないための方法についても紹介します。
衝突事故検出をしたときに緊急連絡をしないようにする設定方法です。
iPhoneの場合:
「設定App」を開きます。
「緊急SOS」をタップします。
「激しい衝突事故発生後に電話」をオフにします。
Apple Watchの場合:
iPhoneで「AppleWatch App」を開きます。
「マイウォッチ」タブで「緊急SOS」をタップします。
「激しい衝突事故発生後に電話」をオフにします。
ジェットコースターに乗る前やスキー、スノーボードをやる際はこれらの設定を施して余計な心配事を減らし、楽しい時間を過ごしてください。
まとめ
今回は、Appleの衝突事故検出機能の仕組みと誤作動について紹介してきました。
最新すぎる機能はどうしても、穴があるものです。
現代はユーザーと一緒に完璧なシステムを作っていく時代です。
多少の失敗や穴は許しつつ、より良い製品をAppleと一丸となって作っていきましょう。という綺麗事(散々さっき文句を言っていたくせに)で締めたいと思います。
文句は言いつつも、やはり僕はAppleの新しいものを作ろうという精神やデザインが好きなのです。
では、皆さんのAppleが愛がより深まることを祈っています。
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