会議が長すぎる!!
そう思ったことはありませんか?
今回紹介する山本大平さんの「トヨタの会議は30分」では、トヨタで実際に行われていた30分会議という無駄を削る方法が紹介されていました。
コミュニケーション、作業効率を上げる方法が紹介されている一冊を今回は、内容をまとめて紹介していきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
おわりに、を含めず210ページ、全215ページでした。
読むのにかかった時間
大体2時間ほどで読み切ることができました。
構成
時短に役立つ仕事術から始まり、コミュニケーション術、本質的な思考、教育力、人間関係構築術、人としてのマインドという順で紹介されていた内容でした。
会議を30分にする時短術はページ数で言うと41ページほどでした。
残りはコミュニケーション術や、本質的な思考、教育・人間関係構築術、マインドが紹介されています。
おすすめ度
山本大平さんの「トヨタの会議は30分」のおすすめ度は、5点満点中2点です。
あまりおすすめはしません。
というのも、内容が薄いと感じたからです。
タイトルである会議30分という技も、前半41ページで終わり、残りは作者の考え方がつらつらと並んでいる感じ。
正直、分かりきっていることやちょっとその考えは能力によるんじゃないか?という話が多かったです。
興味があれば、メモを取らなくてもいい。という発言がありましたが、それは興味をもつ前提ですし誰もが覚えられるわけではないので、ある程度才能があるのを前提としている書き方が気になりました。
また、最後の方はトヨタとは関係なくマインドの話になっていき、30分の会議はどこ行ったという感想を持ってしまいました。
なので、「トヨタの会議は30分」というタイトルで読むのは良いですが、前半で十分その内容を吸収することはできます。
また、内容としても新鮮さは少ないので、おすすめはしません。
30分で会議をする方法
30分で会議をする方法は、ズバリ、30分会議を設定する習慣を作ることです。
たったこれだけ?言えてしまうほどの内容ですが、この30分会議を設定するのが意外と効果的。
1時間取ってしまうと、ついつい無駄話をしてしまったり、集中が切れてしまったり話したいことを事前にまとめておくなどをしなくなってしまうのです。
緊張感を持たせて制限時間を設ける30分会議によって、意識が変わるとのこと。
その際気をつけるのが、会議で何を決めて次の会議までに何をやらなければいけないかを明確にすること。
会議をなんのためにするのかを意識することで、無駄な会議を減らしつつ会議時間も減らすことができるのです。
他にもホワイトボードのメモをそのまま議事録にしたり、メモを取らないことによって会議に集中できるようにしたりと小技も紹介されていました。
トヨタのコミュニケーション事情
トヨタではコミュニケーションにも特徴があります。
ざっくばらんに思ったことは言う。という風潮があるのです。
人の命にも関わる車という分野であるというのもあり、部下も上司も言い合いを恐れずにコミュニケーションをします。
もちろん、余計な摩擦は起こすべきではありませんが、それでも言いたいこと、言うべきことは遠慮なく言うのです。
時にはピリつくようなこともありますが、恐れずにより良い方向に進むために言い合いを恐れないのがトヨタのコミュニケーション。
時には飲みにいくことでアフターフォローもすることで、人間関係も良好な状態を保つようにしています。
若干パワハラにも思える部分もあるかもしれませんが、それでもより良いものを作るという理念のもと従業員たちは頑張っているのです。
ネガティブな相手のとの付き合い方
自分にとってネガティブな影響を与える相手との付き合い方も「トヨタの会議は30分」では紹介されていました。
ズバリその方法は、そんな相手は30分我慢してから付き合わないようにする。そっけなくする。というもの。
そんなことかよ。と思うかもしれませんが結局これがおすすめな方法で、解決策になります。
怒って険悪になるよりも建設的で、精神衛生上にも良い方法です。
ぜひ、自分とは絶対合わない人や失礼な人がいたときは30分怒るのを我慢してから、それ以降は無視したりテキトーにあしらうようにしましょう。
たとえ、相手に失礼と思われようが、そもそも失礼な態度をした相手が悪いということで接します。
まとめ
今回は、山本大平さんの「トヨタの会議は30分」を紹介してきました。
正直、会議に関する内容は前半の数十ページでしたが、30分会議を入れることを習慣にするのは良い方法だと思いました。
他の部分については正直、他のビジネス本の焼き直しという感じで、学びは少なかった印象です。
気になる方は、ぜひ買わずに立ち読みくらいをおすすめします。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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