5分でわかる桐生稔「雑談の一流、二流、三流」書評、ネタバレ要約・解説

ビジネス本の書評

雑談を制するものは仕事を制する!

雑談によって距離が縮まり、商談も交渉もうまくいく。

わかっちゃいるけど、実は雑談のやり方もコツも知らないという方は多いはず…!

今回紹介するのは、桐生稔さんの「雑談の一流、二流、三流」です。

一流の仕事人の雑談は何を意識しているのか、どういった工夫をしているのかがわかる一冊になっています。

この記事では、特に気になったコツ、ポイントについて要約していきます。

では、いってみましょう!

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本書の概要

ページ数

おわりに含めず213ページ、全216ページでした。

読むのにかかった時間

大体1時間半ほどで読み切ることができました。

構成

雑談のはじめ方、話の広げ方、聞き方とリアクション、雑談の盛り上げ方、相手の懐に入る方法、好印象の残し方、雑談がうまい人の心構え

という構成で、それぞれ三流の行動と二流の行動、一流がやる行動について紹介されていました。

1テーマに10個ほどの例があり、わかりやすくどういった行動を取ればいいのかがわかる内容にまとめられていました。

雑談がどうして重要か

仕事のできるできない、モテるモテないはどんなことを伝えるかというよりも、どんな関係を築けるかが鍵です。

人間関係を作る上で欠かせないのが雑談になります。

雑談は軽視されがちなところがありますが、しっかりと学ぶことで関係性を良好にする助けになるのです。

とりとめのない会話である雑談だからこそ、相手との関係を良好にする効果があり、それによって関係良好後の交渉や説得がうまくいきます。

恋人関係でも仕事関係でも雑談は非常に役に立つのです。

人間関係がうまく作れない方はこれから紹介するコツについて意識するだけで、かなり上手いトークができるようになることでしょう。

一理由の雑談のコツ8選

一流の雑談士が意識しているコツについて8つピックアップします。

本書では46個紹介されていましたので、気になったらぜひとも本書を手に取ってみてください。

最初のひと言

最初のひと言は重要で、そこから雑談が始まります。

「今日は暑いですね」というのは三流、「30度を超えるらしいですよ」というのは二流。

一流は最初のひと言から、話が展開されるようにするのです。

そのために相手に視点を持ってきて話し始めます。

「今日は暑いですね。夏バテとか平気ですか?」というのが一流のひと言目です。

相手に焦点を当てるところからひと言目を始めるのが一流ということになります。

話題がない時

話題がどうしてもない時、あなたならどうしますか?

あたふたと話題をとにかく探そうとパニックになるのが三流。

木戸に立てかけし衣食住という「季節、道楽、ニュース、旅、天気、家族、健康、仕事、衣料、食事、住居」から話題を引っ張ってくるのが二流。

一流は誰もが絶対に興味があるネタを使います。

ズバリ、食べること、動くこと、働くこと、お金を使うこと、寝ることです。

これらの話題から「最近寝れてますか?寝つきに良い方法とかってありますか?」「お金が貯まらなくて困ってるんですけど、貯金得意ですか?」と話題を広げていくのが一流の技です。

名前の覚え方

名前を覚える一流の方法は、とにかく名前を連呼するというものです。

会話の中で自然と相手の名前を含めることで、反復して覚えます。

「田中さん、初めまして」

「田中さんは暑い季節は得意ですか?」

「田中さんは休みの日って何されてるんですか?」

など、主語がなくても良いような言葉でも意識して相手の名前を含めると、覚えやすくなるのです。

また、会話が終わった後にメールなどでももう一度「田中さん、素敵な時間をありがとうございました」と言えると忘れなくなります。

話が止まった時

話が止まって、シーーんとなってしまうタイミング。誰しも経験したことがあって辛いですよね。

そんな時一流は、踏襲話法を使います。

「そうそう、その話で思い出したけど」「そういえば」「それで言うと」などのワードです。

これらを使って一つ前の話題から発展させることができます。

これによってシーンとなる前に話題をうまくすり替えながら、話を広げていくことができるのです。

距離の縮め方

相手との心の距離を縮めたい時、あなたならどうしますか?

好きなものや趣味が共通だったら距離は縮みますか?

一流は相違点をむしろ探しにいくのです。

セロリが好きな相手と、嫌いな自分。

これを利用して、どうしてセロリが好きなのか、どういったセロリの味わい方をしたりするのか。と話を広げていくことができます。

相違点だからこそ相手への好奇心も生まれ、自然と相手のことをより知りたいと言う気持ちにもなれるのです。

自分の話をする時

自分の話をする場面も生まれます。

そんな時に意識して欲しいのが独りよがりにならないように、一人質問をすることです。

一人質問とは「どう思います?」「〇〇じゃないですか?」「こんなことあります?」みたいに相手に自分の話の感想を聞く質問。

相手に答えてもらう必要は決してなく、スピーチなどの場面でも利用できるテクニックです。

質問が混じることで聞いている側も興味を惹かれたまま聞くことができます。

年配との雑談

年上の人との1対1はどうしても、緊張してしまう気持ちよくわかります。

特に何を話せばいいのか、何か言うたびに怒られるのではないかと思ってしまいます。一流はそこで教えを乞う雑談をするのです。

「〇〇さんって知識の量がすごいですよね。どんな勉強をしているんですか?」

「最新技術にも詳しいですけど、情報収集はどこでどうやっているんですか?」

といった感じで相手のすごいところをくすぐりながら、教えを乞うことで、相手の承認欲求を満たしつつ雑談に繋げることできるのです。

単に褒めるよりも非常に効果的な方法であります。

最後のひと言

終わりよければすべてよし、と言われるほど最後のひと言も重要です。

「さようなら」「今日は楽しかったです」などのひと言では二流止まりになってしまいます。

一流は、記憶に残った具体的なエピソードを最後に添えるのです。

最近疲れているという話題があったのであれば、最後に「今日くらいは早く帰宅してくださいね」と言う。

子供の運動会が週末にあるという話題があったのなら、最後に「保護者リレーで怪我しないように気をつけてください」と言うなどです。

これによってちゃんと自分の話を聞いてくれていたんだとわかり、気持ちい気分で別れることができます。

今日の話題のトピックに関する感想や相手への投げかけを最後にする。を覚えておきましょう。

まとめ

今回は、桐生稔さんの「雑談の一流、二流、三流」を紹介してきました。

かなり具体的な内容で、構成もわかりやすかったので万人におすすめできる一冊だと思いました。

僕自身、雑談はかなり苦手なので本書で学べた内容は目から鱗です。

特に、ひと言目で相手に視点を置くというやり方がお気に入りで真似していこうと思います。

「雑談の一流、二流、三流」の本編には今回紹介した以外のコツや考え方があるので、ぜひとも参考にしてみてください。

では、皆さんの読書ライフ、雑談ライフがより良いものになることを祈っています。

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