いつかの夢はもう夢というにはあまりにもリアルすぎる
今回は、紺野大地さん、池谷裕二さんが書かれた「脳と人工知能を繋いだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」についての書評&解説記事です。
夢だと思っていたSF世界がもうそこまできている事が実研究を元に紹介される本書を
現役エンジニアの僕がどれほどリアルか実現しそうかについて話していきます。
SF好きにはたまらない未来を想像させる内容かつ、実録ベースなので夢で終わらない現実感を感じられる本でした。
では、行ってみましょう。
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簡単な本の紹介
![](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81roU1LO4tL.jpg)
この本を一言で言うなら、人工知能にまつわる最新技術の紹介となっています。
これまでの人工知能の研究成果と現在(2021時点まで)の最新研究成果、そしてこれからどう進化しそうかと言う内容が書かれています。
研究成果の紹介ということで、難しそうなイメージを持つかもしれませんが、安心してください。
とても簡単に紹介されているので、人工知能や論文を読むのが初めてという方も楽しむことができます。
僕は人工知能に興味があって、予備知識を持って読んでいますが、人工知能の詳細は知らんくてもわかる内容であることは保証します。
人工知能とAIがなんとなくコンピュータの脳みそみたいなイメージさえあれば、十分だと思います。
夢のような未来は近い!
本書ではさまざまな、夢のようでワクワクする未来について紹介されています。
・睡眠や覚醒を司る脳領域を刺激することで、一瞬で眠る、一瞬で起きる未来
・やる気を司る脳領域を刺激することで、常にやる気マックスを維持することができる未来
・テーマと簡単なあらすじを入力するだけで一冊の本を作り出してくれる未来
・偉人たちアインシュタインなどの脳をインストールして物理の問題を解く未来
・念じるだけで連絡を取り合える未来
などさまざまな未来についての妄想を含めた内容が出てきます。
もちろん全てが妄想なら本書はただのSF小説となってしまいますが、そうではありません。
本書の素晴らしいところは根拠があるのです。
睡眠や覚醒を司る脳領域を刺激することで、一瞬で眠る、起きる未来を例に挙げますと
現在(2021年)時点で既に脳領域の場所まで判明しているのです。
あとはその脳領域をどのように刺激するかを明確にするだけ。
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テーマと簡単なあらすじを入力するだけで一冊の本を作り出してくれる未来を例に挙げますと
もう既に限りなく近い人工知能が発明されているのです。
研究内容などの詳細は知りたい方は本書を読んで欲しいのですが、その他の妄想に近い未来についても明確に根拠となる研究例が示されています。
もう読んでいてワクワクが止まりませんでした。
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マトリックスのような世界も近いと僕は確信しました。
皆さんはどのような未来が実現して欲しいと思いますか?
僕は、常にやる気マックスにしてくれる脳刺激を与える未来がいいなって思いました。
脳刺激を与えてもらうだけで、やる気マックスになる未来。
最高じゃありませんか?
でも、まだまだ高い現実の壁
美しい未来を漠然と紹介するのが、本書ではありません。
そう遠くない未来には実現しそうな話ですが、すぐにはできない。
その根拠も示されているのが本書なのです。
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まず一番の障害になるのが、電極を頭に突き刺す必要があるということです。
夢のような脳を刺激する未来に必要不可欠なのが、頭蓋骨に穴を開けて、電極を刺すということです。
この言葉を聞くだけで、痛々しい、怖いという感想が出てくるのではないでしょうか。
僕も読んでいて現実では厳しそうかなって思いました。
筆者もここを懸念しているようでした。
頭に取り付ける系の研究も進んでいるらしいですが、あまり芳しい研究はないようです。
今、一番現実的なのが、脳に電極をぶっさすというものだそうです。
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正直ここだけ聞くと、無理かなって思えてしまいますよね。
このように現実的に難しいという内容もしっかりと書かれているのが本書となります。
さまざまな天才的な研究者が一生懸命研究している分野なので
僕はただただ高い現実の壁を乗り越えてくれることを願うばかりです。
それでもワクワクな未来を望む
電極をぶっさす恐ろしい現実があるものの、僕はワクワクする未来を強く望みます。
現実を知っているからこそ、これからの最新ニュースに敏感になろうと思いました。
最新研究で夢だと思っていた未来が現実になるのです。
そう遠くない未来、夢がSFと思っていたことが現実になる時が来るのです。
ワクワクする一冊、ぜひ読んで欲しいと思います。
人工知能に興味のない方でも、SFが好きな方にはぜひ読んでもらいたいです。
SFが未来ではなく現実になるのが明確に実感できると思います。
ただ、僕の考えだと、
このようなSF世界の技術を体験するためには
年齢が若いことはもちろん、お金が必要になってくるんだろうと感じました。
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今でも宇宙に行けるのはお金持ち。
何か新しい体験を真っ先にできるのはお金を持っている人です。
だからこそ、楽しい未来を味わうためにもお金をしっかり稼いでいようと思いました。
「お金が全てではないけれど、全てのことにお金は必要」という名言を思い出しました。
実にその通りですよね。
いつの日かVRが進化してSAOみたいな世界になったら僕は確実にVRの世界で一生を過ごしたいと思うと思うんですよ。
そのために働かずに一生を過ごせるようになれればと思います。
とまぁ、お金稼ぎたい話はここまでとして、本書についてのまとめをしていきます。
まとめ
本書は、人工知能や脳についての未来を実研究を元に考察するといった内容になっています。
実に論理的な内容と、知らなかった最新研究にワクワクしながら、ニヤニヤしながら読みました。
SF好き、科学好きにはぜひ読んでほしい一冊です。
妄想は現実になるというのがよくわかると思います。
あなたの妄想もそう遠くない未来に現実になるかもしれません。
僕の一番の妄想はSAOのようなVR技術ですかね。
では、またいつかフルダイブ式VRの世界でお会いしましょう!
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