ChatGPTによって生成AIが一般的になりました。
実は日本でもソニーなどがAIを作成しています。
今回紹介するのは「サカナAI」創業から半年で45億円の資金を調達した今注目のスタートアップです。
この記事では「サカナAI」とは何か、どんなことができるのか。紹介します。
では、いってみましょう!
生成AIってなんだっけ?
生成AIとはそもそもなんだったか。
生成AIとは、ジェネレーティブAIとも呼ばれ、様々なコンテンツを生成できるAIのことです。
学習したデータを活用してオリジナルデータを生成するAIで、ChatGPTやDALL-Eといった種類が存在します。
プロンプトと呼ばれる命令文を入力することで、「小説」「ブログ記事」といった文章を生成することができたり、画像を生成することもできちゃいます。
これまで人間でしかできなかったとされる、クリエイティブな作業がAIでもできるようになったという点で注目を集めているのです。
サカナAIとは
サカナAI、Sakana AIは東京を拠点とするAIスタートアップです。
元Google AIの研究者であるLion Jones氏とDavid Ha氏によって2023年8月に設立されました。
生物の模倣に基づいて柔軟で適合性の高いAIモデルを作ることをコンセプトに動いています。
コンセプトに従って万能な生成AIの開発を進めていて、具体的な製品やサービスのリリースは2024年2月時点だとまだありません。
ですが、東京を拠点としている親近感、これまでと異なるAIモデルのコンセプトで注目です。
サカナAIが目指すところ
従来の生成AIはコンピュータを巨大化させることで性能を向上させてきました。
そのため巨額の費用を必要としていました。
サカナAIが目指すのは一つ一つの小さなAIをたくさん集めることで、すごいAIにしようというものです。
費用の削減が一番の効果を発揮する部分で、巨大で高スペックなパソコンがなくても作成できるのが特徴。
イメージとしては、小さなAIたちがそれぞれ連携しながら一つの回答を出す感じ。
従来の生成AIが優秀な一人の存在だったのが、サカナAIはチームというイメージです。
チームで動く分、統率は難しくなりますが、その分一つ一つの性能は優秀な一人に遠く及ばなくてもアウトプットは同じクオリティのものが出せるのです。
これまでの一つのAIを育てるというのではなく、チームという観点でAIを見るのは新しく、革新的だと言われています。
サカナAIの今後を考察
サカナAIが今後どうなっていくのか最後に考察していきます。
うまくいかないかもしれない。というのが僕の正直な感想です。
コンセプトは素晴らしく、費用削減という効果は期待できると思います。
ただ、ユーザーとしては費用がどうのよりも、いかにアウトプットが良いかに注目します。
費用削減によってサカナAIのサービスは月額100円を切ります!ということであれば、うまくいくかもしれませんが、結局月額は3,000円となってしまえば、従来の生成AIで事足りてしまいます。
従来の生成AIよりも機能が明らかに異なる場合以外、サカナAIは普及しないんじゃないかと思います。
ただ、サカナAIの技術を利用して従来のAI同士を繋げることができたらすごいことが起きるかもしれません。
一つ一つでも優秀なAIがチームになるイメージ。
意見がぶつかりそうで怖いですが、その分、とんでもないアウトプットが出るような気もします。
なので、技術としては超注目ですが、サービスとしては期待できないかもというのが僕の考察です。
まとめ
今回は、サカナAIについて紹介してきました。
これまでのAIのアプローチとは異なる視点で注目したいと感じました。
ですが、サービスには正直期待できず、サカナAIの技術を使っていかに既存の生成AIを強化できるのかが最注目だと思います。
AIの進化はまだまだ続きそうです。
では、皆さんのAIライフがより良いものになることを祈っています。
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