話し方に悩んでいる方、頭の回転が速いと言われる人たちの話し方を手に入れたい方、
今回紹介する岡田斗司夫の「頭の回転が速い人の話し方」を読めば、話し方も頭の回転力も手に入れることができます。
ここでは、「頭の回転が速い人の話し方」を10分でわかるようにまとめ、必要なことに絞って紹介していきます。
頭の回転力とはなんなのかも解説していきます。
では、行ってみましょう!
「頭の回転が速い人の話し方」の構成
「頭の回転が速い人ってすごい」
「どんな話にもユーモアあふれる返しができるの羨ましい」
「誰とでもうまくやっていく話し方ってあるのかな?」
と思っている方はぜひ、この本を読むことをおすすめします。
まさに頭の回転が速い人、頭が良さそうに思える人になる方法がこの本には書いてあるのです。
話し方の本というよりも、頭の回転とは何かから頭の回転が良さそうに見える話し方や、実際に頭の回転を速くするための方法論が「頭の回転が速い人の話し方」には書かれてます。
なので、この本でコミュニケーション力が上がるというより、この本によってコミュニケーションに必要なものが何かわかると言った方がいい正確です。
また、コミュニケーションから新たなアイデアを創出する趣旨で書かれています。
ですので、話し方、プレゼン方法、モテる技、なんかは残念ながら乗ってないです。
「頭の回転が速い人の話し方」を読んで、乗っている技術を学ぶことで実際にプレゼン力やモテる技に繋げられるかはあなた次第になってきます。
もしプレゼン力や持てる技に特化させたいならもっと別の本をおすすめします。
体系的に学べるDaigoさんの本とかの方がスキルは身につくと思います。
「頭の回転が速い人の話し方」はその名の通り、頭の回転が速い人ってどういう人で、その人のようになるにはどうすれば良いかが丁寧に書かれているのです。
それを加味した上で、頭の回転を速くしたいという方はぜひお手に取ってもらいたいです。
頭の回転力とは
頭の回転が速い人と聞いてどういう人を思い浮かべるでしょうか?
芸人がテレビで何か話題を振られた時にパッと面白いことが言える時でしょうか?
それも頭の回転力が必要な事柄の一つです。
この本ではそのようなパッと返せる技術をハイギアの回転力と呼んでいます。
瞬発力に特化した技術でこれが頭の回転力の正体と言い切っているのです。
ただし、パッと返せる技術以外もとても大事で、むしろローギアと呼ぶしっかり考えた上での言葉もハイギア以上に大切とも言っています。
つまりハイギアと呼ばれる瞬発力重視の返答と、ローギアと呼ばれるじっくり考えた上での質を追求した返答を使い分けることこそ、頭の回転力ひいては頭の良さにつながってくるそうだそうです。
そして、会話術として紹介されているのはたった一つのこと、「ユニバーサル・トーク」になります。
これは岡田氏考案の造語なので本書を読まないと知らなくて当然の言葉なのですが、簡単に言うと、相手に共感して勝ち負けではない良い結果を生み出そうという狙いの話し方です。
簡単に要約してしまっているのでわかりづらいかもしれないが、
例えば、原子力反対派と賛成派がいたとします。
この時どっちが正しいかを議論することがあります。
その時、自分の主張が正しいからまくし立てたり、絶対に自分の主張で相手を納得させようとすることがあるでしょう。
しかしそれをやめようというのが「ユニバーサル・トーク」なのです。
そもそも正解なんてものはないと言うのが岡田氏の主張で、確かにその通り、賛成と反対を決めることに意味なんてないのです。
討論会じゃあるまいし、現実は勝ち負けが決まる交渉は決して多くはないですし、相手を負かしたからといって良い方向に進むわけではないのです。
話して仲良くなったり、より良い方向に一緒に進むと言うのが「ユニバーサル・トーク」になります。
実に平和的で、納得な考え方だと僕は思いました。
ただし、説得術や交渉術としては攻撃力が弱く、自分の主張を通したいと考える人には不服な内容だと正直思います。
相手に共感して、相手の主張と自分の主張の落とし所を探る「ユニバーサル・トーク」は確かに敵を作らない技術としては優秀ですが、時には敵を作ってでも、乗り切らなければならない場面があるからです。
「ユニバーサル・トーク」を例えるとしたら綱引きで、なるべく自分の陣地で話し合いを終わらせるイメージでしょう。
だから、決して「ユニバーサル・トーク」では、自分の意見一色に相手をさせることはできないので注意が必要です。
そもそも頭のいい人は「みんな違ってみんないい」というような多様化を受け入れている節があるので、理にかなっているといえばかなっています。
敵を作らないことが世渡り上手と言われればその通りなんだけどね。
実践的練習方法
「頭の回転が速い人の話し方」で一番僕が良いと思ったところは、実践方法を明確かつレベル別、現実的なところで設定してくれているところです。
これまで読んできた会話本なんかは「確かに、なるほどな」ってことが書かれているんですが、それをいざ実践できるかというと「恥ずかしかったり、どうやって実践すればいいのかがわからなかったり」しました。
ですが「頭の回転が速い人の話し方」では、レベル別にまずはこれをやれ、次にこれをやれ、と明確かつ誰にでもできる形で明記されているのです。
明日から、いえ今日から、この文章を読み終わった後から実践できます。
さらに、まだ実践できていない部分もありますが、確かにこの方法をやれば頭の回転が速く、さらには頭自体良くなりそうだなと言う実感が方法論を聞くだけでもわかります。
決して頭を甘やかすことなく進んでいくチャレンジ項目は実践してみるに値しますし、やれば必ず実力がつくことでしょう。
ここではその中の一部を紹介します。
気になった人は実際に「頭の回転が速い人の話し方」を読むなり、僕にDMしてくれれば著作権に引っかからない程度に紹介できればと思います。
レベル1:3冊の本を読み感想を書く
レベル2:1時間ほどの映像を見て内容をまとめる
レベル5:テレビ番組の感想を400字にまとめる×3
レベル10:ネット上の誤解を分析してブログなどに載せる
他にもステップは細かく分かれていたり、具体的な方法が書かれていますがここでは割愛しています。
気になるステップが一つでもあったり、おや?と思った方がいればぜひこの「頭の回転が速い人の話し方」を手に取ってみてほしいです。
このステップを見て、なんか話し方というわりに書くのが多くないか?と思った方、素晴らしい目を持っています!
確かにほぼ全てのステップで実際に話すトレーニングはほとんどありません。
それは話す必要がないからではなく、頭の回転をつけるためには話すより先に書くことで言語化能力を習得してほしいという作者の意図なのです。
まずは書けるようにならなきゃ話したいことも話せない。
話していてもそのうち、頭の回転がおっつかなくなって息切れしてしまうのです。
書けるようになってその次に話しても決して遅くはないし、書けるようになったらあと話すなんてことは容易であると「頭の回転が速い人の話し方」は言っています。
まずはここからやってみようと思う
色々なステップが紹介されていますが、僕が実際にやってみようと思っているのは下の二つのことです。
色々紹介しといて二つかよ!と思った方、そんなきついこと言わないでください。
まずはこの二つのことをやってみるということで、この先余力があればさらなるステップも踏みたいとは思っていると付け加えさせてください。
①未読の単行本を1冊、タイトルと目次を見て内容を推理する
②単行本を丸々1冊、2ページごとに内容を1行にまとめたメモを作成する
①と②は一応順番になっていますが、特に順番にこだわる必要はないと思います。
①についてはこれから本を読んでいくときの習慣にできたらと思います。
内容を読む前にプロローグと目次を読んで内容を推理する。
そしてメモをする。
その後実際に本を読んでいってどれだけ推理と違いが生まれたかを分析していく形です。
これによって速読ができるようにもなるらしいです。
ここで言う速読というのは、あくまで読み飛ばす能力のことで、速く全てを読み切る能力ではないので注意してください。
速読力もつくし、頭の回転力もつくトレーニングの①というのは、一石二鳥のメチャクチャに効率のいいトレーニング・習慣だと僕は思います。
②に関しては一冊できればいいかなくらいに思っています。
簡単に想像するだけでも一冊でとんでもない時間がかかると予測できるからです。
単行本一冊が300ページだとしたら、2ページごとなので150回作成することになります。
ね?とんでもない時間がかかりそうでしょ?
でもそれだけの時間をかける価値があると僕は思いましたし、「頭の回転が速い人の話し方」でもおすすめしているのです。
本を分析して自分のものにする。
本そのものの構造や考え方を理解するのにこれほどいい方法はないと思います。
②を乗り越えた先に今以上の文章力や頭の回転力を手に入れていると思うと、どの本をやろうとかすら決まっていない今からワクワクしています。
とまぁこのように「頭の回転が速い人の話し方」では実践しやすい内容があるとともにやると考えるとワクワクする内容が紹介されているのです。
まとめ
ここまで色々と話してきましたが、要するに
頭の回転が速い、頭がいい人になるには、凡人は努力が必要ということです。
正直最初から頭の回転が早かったり、頭がいい人はそれに悩むことすらなく進んでいくのでしょう。
ですが凡人だってこれから頭の回転が速くなったり、頭が良くなったりするのです。
これからが勝負。
自分の脳にどれだけ負荷を与えて成長させられるかは僕にかかっているのです。
「頭の回転が速い人の話し方」で、頭の回転は鍛えられる。
頭の良し悪しは考え方ひとつで変わるのです。
皆さんも頭の回転に自信がなければ頭の回転を速くする方法を、会話で人と衝突しがちな方はユニバーサル・トークで円満な解決を模索する方法を、それぞれ学んでください。
いつか僕がとんでもない頭の回転力であなたと対等に話ができる機会を期待しています。
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