AIが重いことを知っていますか?
重いといっても、しつこくLINEで場所を聞いてきたり、歩くたびに地響きがするようなことではありません。
容量が大きく、AIを搭載するだけでスマホの容量のほとんどが奪われてしまうといった意味です。
これを回避する方法として、AIはサーバーに置いておいてスマホの通信機能を利用するというのがあります。
今回はそれとは別の、単純に軽量化に成功したAI「OpenELM」を紹介します。
合わせて「HuggingFace」というプラットフォームについても解説していきます。
では、いってみましょう!
OpenELMとは
米Appleの研究者らが4月24日に公開した言語モデルが、OpenELMです。
Hugging Faceで公開されたオープンソースの言語モデルで、iPhoneでも動かすことができるくらい軽量なのが特徴。
パラメータ数が異なる4つのモデルが存在し、小さいものから2億7000万、4億5000万、11億、30億。
ベンチマークテストでは、パラメータ数が同程度の他のモデルよりも高い成績を記録しました。
つまり、軽量ながらに優秀なモデルがOpenELMなのです。
HuggingFaceとは
OpenELMが公開されたHugging Faceとは何か。
Hugging Faceとは、人工知能(AI)の分野で急速に注目を集めているプラットフォームの一つです。
AIモデルやデータセットを共有・利用することが目的で、研究者や開発者が作成したAIモデルやデータセットを公開し、他のユーザーがそれらを利用して研究や開発を進めることができます。
無料で利用もできますが、月額9ドルかかるプランも用意されています。
何がすごい?
そんなHuggingFaceに公開されたOpenELMの何がすごいのか。
まずAppleが今回言語モデルを公開したことで注目を集めています。
iPhoneへの搭載も行える軽量なモデルというのも注目ポイントで、AIモデルというのは基本的には大きすぎて特別なパソコンを用意しなければいけません。
軽量になったことでこれがiPhoneなどのスマホで完結する可能性が高くなるのです。
これはかなり画期的なことで、さらにその精度もなかなかに高いため注目されています。
今後OpenELMがオープンソースゆえに、色々な人によって改造が施され、iPhoneに搭載される日もそう遠くはないと思われます。
iPhoneに搭載されるとどうなるか
iPhoneに実際に搭載されたらどうなるのか。
まず、昨今の生成AIなどは全てインターネットが必須です。
というのも、AIは非常に大きなパソコン環境が必要で、スマホ内で完結することは不可能でした。
ChatGPTなども、入力した内容をインターネットでOpenAI社のサーバーで処理を行ってその返答だけがChatGPTのアプリに表示されます。
これがスマホ内だけで解決すると、インターネットにつながる必要がなくなり圧倒的にスピードが早くなります。
現在のChatGPTを含む生成AIは、どうしてもネット環境に依存して処理の速度が変わっていました。
ですが、スマホ内にモデルが存在すればそのネット環境依存の部分がなくなり、早く処理が行われるのです。
自分だけの処理で済むのも大きく、とにかく処理されるスピードが速くなります。
さらに、自分だけの処理で済むため、自分ぴったりの学習も行われていくでしょう。
自分の閲覧したWebサイトの情報や、閲覧した動画などから好みを選んで、提案してきたり、受け答えを学習した上での喋り方なんてことも十分にあり得ます。
AIが手元になるだけでこんなにも嬉しいことがあるのです。
また、iPhoneの操作ともリンクされることが将来的に考えられて、電話をかけたり、やりたいことはあるんだけど何をすればいいのかわからなければ、iPhoneのAIに聞くなんてことができるようになるでしょう。
これまで以上にiPhoneが使いやすいものになることが想定されます。
AirPodsなどと組み合わせて、小声で喋るだけで操作ができるようになる未来もありそうですね。
Siriが進化したバージョンでの登場も十分にあり得そうです。
まとめ
今回は、Appleが公開した「OpenELM」について紹介してきました。
あまり噂を聞かないAppleのAIでしたが、順調?に開発は進められていそうです。
今後、iPhoneにAIが搭載されたバージョンも十分にありそう。
iPhoneに搭載されたら、今まで以上に個人にぴったりのスマホになるだろうと思います。
iPhoneも含め昨今はAIが要注目ポジションですね。
では、皆さんのAIライフがより良いものになることを祈っています。
コメント