AIが絵を描けるようになってきました。
時代の進化とともに法律が進化していない点が見えてきました。
今回はAIが描いた絵が誰のものなのかについて紹介しつつ、AIで絵を描く方法などについても紹介していきます。
では、行ってみましょう!
AIが絵を描くとは?
莫大な量の画像データを使って、学習したAIがテキストなどを入力することで自動的に絵を描くようになってきました。
レベルが非常に高くなってきていて、アニメキャラをモチーフにしたものや、画家が描いたような油絵なども描けます。
いよいよ人間の存在の危うさが出てきたとも言える進化ですが、AIが描くことによって発生する問題も存在するのです。
この記事では、AIが描く絵の著作権について考えていこうと思います。
AIで絵を描く方法
著作権について言及する前に、AIで手軽に絵を描く方法についてご紹介します。
「Dream」というアプリでとりあえずは簡単に体験することができます。
カナダのスタートアップ企業WOMBOが開発したアプリで、英語のテキストを入力すると幻想的な絵を返してくれるというアプリになっています。
無料でできるアプリなので、体験するにはちょうど良いと思います。
ただ、思っている以上に自由度は少ないかなという印象です。
もっと万能的にアニメイラストや風景画など描けるようになって欲しいところです。
AIの絵と著作権
2022年の8月末にネット上で炎上した中に、学習させたイラストの絵柄に類似したイラストを生成するAIサービスがありました。
懸念の声としては「他人の絵を勝手に学習させて、自身の絵として発表できるのは危険じゃないか?」というものです。
著作権の観点で調べてみると、第三者のイラストなどをAIに学習させること自体に法的問題はないようです。
SNSのプロフィール部分に「AI学習禁止」という文言を書いたところで規約として成立させるのは難しく、イラストアップロードサイトで規約として設けるくらいしないとダメなようです。
さらに学習後の類似イラストについても、類似しているかというのを判断するのも非常に難しいとのこと。
確かに、似たようなイラストを探せばいくらでもありますから。
人間が描いている作品ですら、似た作品はありますし、それらが全て著作権侵害の対象になるかと言われれまそうではないです。
AIが似たような作品を描くのも、決してコピーしたからではなく学習し、その結果出力したものですので全てがダメというわけにもいきません。
実に難しい問題です。
皆さんはAIが描いた絵に関しての著作権どのように用いると良いと考えますか?
今後はどう進化しそうか?
今後もAIの進化は目まぐるしいと思います。
現時点で絵や音楽を作れるようになってきていて、ますますクオリティも上がってくるはずです。
そうなった時にやはり著作権の問題は大きな壁になる気がします。
どうしても世間にあるデータを学習のインプットにしているので、似たようなものができる可能性は高いです。
そうなった時に著作権侵害とするのか、あくまで参考にしたデータという位置付けで著作権侵害には当たらないと判断するのか。
僕の考えとしては、それもAIで判断できるようにしちゃえばいいかなと考えています。
著作権侵害をしているのか、類似度はどのくらいなのかをAIで判断させるのです。
例えば、特徴が95%を超える作品は著作権違反という明確な数字に表せば、みんなが納得する上にAIで絵を描く側もその基準を満たさない絵はアップロードしないようにすればいいだけになるはずです。
もちろん類似度判断AIを学習させる際に、どのような基準で作るのか?果たして明確に見極められるのか?という課題はありますが、一つの指針にはなるのではないでしょうか。
AIで産んだものをAIが判断する、もう人が関わる部分がどんどん少なくなっていく時代。
AIがどのように判断して、何を参考にして生み出したのかいまいちわからなくなっていく時代がもうすでにやってきています。
AIの進化に負けじと僕らの法律やら考え方もアップデートしないと、本当にターミネーターのようにAIに世界を牛耳られる日も来るかもしれませんね?笑
まとめ
今回はAIが描いた絵の問題点について紹介、解説してきました。
AIがどんどんする世の中、法律が追いついていないことがバレてきましたね笑
進化に追いつけない人をどんどん振り落としていく時代、情報や柔軟な考えこそが勝利に結びつける唯一の方法です。
AIが描いた絵をそのうち、素晴らしい表現力だ。感動する。
という感想を持って美術館に飾ってあるのを観に行くことも近々あるかもしれません。
人間だけが作れると思っていた表現力やアートの心までもがデータとして割り切られる時代です。
ちょっと怖いような、人間の深化が試されるような気がします。
人間だけができることを改めて考えさせられる時代ですね。
では、皆さんの柔軟な発想が向上し続けることを祈っています。
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