天才に憧れますか?
もしくはあなた自身天才ですか?
今回紹介するクレイグ・ライト氏の「イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす」では天才を定義するところから始まり、天才たちの特徴や習慣についてまとめられています。
この記事では、天才の定義、習慣、特徴、天才に近づくための方法について、要約・解説していきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
読むのにかかった時間
毎日コツコツ読み進めて、大体8時間ほどで読み切ることができました。
構成
天才の定義、神童の正体、強い学習意欲など、天才とはどういった人物たちのことでどういった特徴があるのかを説明する構成になっていました。
天才の特徴と習慣から自分の力を最大限発揮する方法も紹介されていました。
無料で読む方法
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天才とは
天才とはなんなのか、IQが高い人?高学歴な人?計算が早い人?将棋が強い人?
「イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす」で定義する天才とは、新たなものを発見もしくは生み出した人としていました。
例えば、アインシュタイン。
誰もが認める天才である彼は、これまでになかった相対性理論を考えついたという点で新しい発見をしたと言えます。
逆に東大に首席で合格して官僚になって大活躍している人は「イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす」の定義では天才ではありません。
あくまで、人類の発展のために新たな発見や新しいものを生み出した人という定義で、天才が決められていました。
なので、決して学業の成績が良いからといって天才ではなく、むしろ学校の成績が悪いながらも天才に分類される人が多く紹介されています。
元々天才という意味があいまいですから、これくらいはっきり定義してくれるとわかりやすいですね。
天才の特徴
天才の特徴は、さまざまありますが、ここでは「強い好奇心」と「トラブルメーカー」について紹介します。
「強い好奇心」というのは言葉のままで、天才たちはとにかく好奇心旺盛なのです。
興味のあるものに夢中になって他のことが疎かになってしまう。
そのため、学校などの決められたことをやるという場を苦手としており、人とのぶつかり合いも増えてしまいます。
天才の一人として挙げられるレオナルド・ダヴィンチも非常に好奇心旺盛な人物で、絵を描くためにそもそも物体ってどういった構造なのだろうという好奇心が働きました。
そして、その好奇心は人間を解剖するまでに至ります。
絵を描くという観点から解剖までいくという好奇心の大きさと、好奇心に忠実なのが天才の特徴の一つだと言えるのです。
「トラブルメーカー」であるのも天才の特徴の一つ。
そもそも新しいものというのは、世間にないものなので受け入れ難いものです。
地球が回っているという地動説も当時は頭のおかしいことと言われ、全く相手にされていませんでした。
しかし天才は根拠を持ってその説を示しているわけで、天才からしたら世間こそが頭のおかしい、頭の悪い存在だと映るのです。
そのため、世間に受け入れられない上に世間に反発することで、余計に争いが生まれます。
学校などでも不思議ちゃんやよくわからない人として、いじめを受ける可能性や世間に溶け込めないというのも天才の特徴です。
天才の習慣
天才たちの中には共通する習慣や癖を持っている人たちがいます。
その一つが「フロー」です。
「フロー」というのは、時間を忘れて没頭する状態のことをさします。
ゲームをしていて気づいたら朝になっていたというのも一種のフロー体験だと言えますね。
天才たちはこれが好奇心のままに発生するのです。
寝食を忘れて計算式に没頭したり、自分の研究に没頭したり、集中力がすごすぎて全く周りが見えなくなることもあります。
天才たちはそういった状態に入りやすいというのが特徴であり癖なのです。
また、文字よりも画像が頭に浮かぶというのもあります。
何かを説明された時に頭の中で画像が浮かんで、理解するというのが天才たちの習慣なのです。
子供のように自由に自分の中で画像に落とし込むので、想像力が豊かになりさらにそこに新しい何かを追加することも容易になります。
見たものをそのまま記憶に残す天才も多くいて、アインシュタインもまた相対性理論を初めは画像でイメージすることで思いついたとのこと。
記憶する際も言葉で覚えるのではなく、イメージとして画像として記憶するようにしている天才もいました。
寝る時に、1日に起きたことを映像として思い出すことでその力を伸ばせるようですのでやってみるといいかもしれません。
天才に近づくための方法
天才に近づくための方法として二つ紹介します。
まずはひらめく方法。
これはリラックスが非常に有効だとありました。
考え抜いた後に、お風呂や散歩、寝ている時にこそ天才たちもひらめくようです。
これは天才以外にも当てはまることで、リラックスすることこそがアイデアをひらめきに欠かせなかったとのこと。
天才に当てはまるなら、僕のような凡人にも当てはまることでしょう。
とにかく考え抜いて、インプットし続けた情報を一回リラックスすることで手放すと、情報が思いもよらないつながりを発揮し、ひらめき・アイデアにつながるのです。
天才たちはそうやって、この世にないひらめき、アイデアを思いついたとのことでした。
二つ目の天才に近づくための方法が、学ぶ習慣をつけるです。
先述した通り、天才たちの特徴の一つが好奇心旺盛だということ。好奇心に任せて色々なことを貪欲に学びます。
天才たちに近づくためにも、学ぶ習慣をつければいいという考えです。
馴染みのない体験をしてみる。新しい街にいるときは歩くか公共交通機関を使う。質問をどんどんする。
これらを実践するだけで、学びの習慣になります。
ちょっと変わった体験から新たな発見をし、新たな好奇心が生まれる。
あとは好奇心に任せて調べたいことを調べる、学びたいことを学んでいく。
好奇心に突き動かされる習慣が身につくことで、自然と天才に近づけるというわけです。
新たな体験こそが好奇心を掻き立てるいちばんの方法だと考えられます。
ぜひとも、未知の体験を最優先に学びの習慣を身につけてみてください。
まとめ
今回は、クレイグ・ライト氏の「イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす」を紹介してきました。
天才たちのことがよくわかる一冊になっていて、天才という遠い存在であるものの少し身近に感じられました。
僕も天才に生まれたかったような、苦労しないで済んでいる分天才じゃなくて良かった気もしますね笑
天才が最高で、天才以外は全員ダメという結論では全くないのは非常に好感を持てました。
天才は天才で苦労しているというのもわかる内容だったので、僕は天才のいいところどりができる秀才あたりで手を打ちます!
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。
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