男女は違います。
これは決して優劣があるとかではなく、生まれながらにして得意不得意が違うという話。
今回は、男女平等が叫ばれる昨今だからこそ読んでほしい一冊「話を聞かない男、地図が読めない女」の紹介です。
男女には遺伝子から決まる違いを認めて、どう社会生活に活かしていくかが書かれた内容でした。
この記事では、そんな「話を聞かない男、地図が読めない女」の内容を紹介します。
では、いってみましょう!

本の概要

読むのにかかった時間
だいたい4時間ほどで読み切ることができました。
構成
男女は異なるというのを前提とした構成で、何が違うのかどうして違うのかが書かれています。
またトランスジェンダーなどの心の性別と体の性別が異なる経緯も科学ベースで紹介されていました。
無料で読む方法
「話を聞かない男、地図が読めない女」は無料で読むことができます。
Amazon Prime会員というのが条件ですが、Prime会員費だけで追加料金なしで読めますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ度

「話を聞かない男、地図が読めない女」のおすすめ度は、5点満点中5点です。
一人でも多くの方に読んでほしいという評価。
とにかく男女の違いが書かれた非常に良い本だと思います。
男女がどうして違うのか、話が食い違うのかがよくわかる内容で、世界が広がりました。
「悩みを聞いてと言われたから、悩みを解決することを言ったら怒られた」
「作業中に話しかけたら、邪魔するなと怒られた。大したことを話したわけじゃないのに」
こんな経験をしたことがある男女、多いと思います。
まさにこれらの理由が判明する一冊です。
そもそも思考回路から男女では特徴が異なるということがわかり、相手のことが少しだけ理解できる内容になっています。
違いは決して優劣ではありません。
違いを理解することで、得意分野不得意分野で作業を分けながら効率的に物事を進めるための一助になる一冊という位置付けです。
男女平等を叫ぶのであれば、ぜひこの一冊を読んで男女の違いを分かった上でよりお互いが納得できて社会にとって良い方向に進めば良いと思いました。
こんな人はまず読まないで

男女は絶対に平等にするべき。と強く考えている方はこの先の要約含め読まないほうがいいです。
遺伝子や思考パターンから男女では違いがあるというのが大前提で話が展開されます。
そのため、違いなんてない。と強く考えている場合はただただ不快になる可能性があります。
もちろん、男の中でもコミュニケーションに長けていて相手と話をするのが得意というパターンや、女性でも空間把握能力が優れている方はいますが、それらはあくまでその人の個性であるという考えは尊重されています。
あくまで、一般的であり統計的に多いという思考です。
とはいえ、それでも男女は平等である!と強く思う場合は読まない方がいいです。人は違うからこそ良くて、違うからこそ色々なことができると考える方だけ読み進めてください。
男と女の違い

まず男女では切っても切り離せない違いが存在します。
これは進化の過程で、役割が異なったために生まれた遺伝子に組み込まれた違いで、努力で埋めようとするにはあまりにも大きな壁が存在するくらいの違いです。
現代は男女の役割というのが曖昧になってきているため、違いという考えが薄れ男女平等で全く同じことをさせられるという場面も増えています。
しかし、違いは決して優劣ではなく違いがあるからこそ得意不得意を理解して、活かせる場面を見つけようという趣旨です。
また違いがあるという前提というのは、あくまで「しがち」という行動パターンを指しています。
例外は存在しますし、違いがあるからといってその違い通りに行動すべきということではもちろんないです。
男女に違いを理解して、相手とより良いコミュニケーションを取れるようできる一助にしてください。
男の特徴と考え方

男の特徴は、「一つのことにしか集中できない」「目的と手段しか考えていない」「空間把握能力がある」というもの。
男は、何かをやりながら会話というのができません。これは一つのことに集中してしまうと他が疎かになってしまう特徴からできないのです。
料理に集中していれば、途中で話しかけられたら訳がわからなくなって、怒り出すのは集中している最中に別の要素が関わった良い例です。
また、テレビを見ている最中に電話がかかってきたら、テレビの音を小さくするなり電話だけの音が聞こえるようにもします。
女性の話を聞く際は目的と手段しか考えていないので、ただ話を聞いてほしいという気持ちが理解できません。
悩んでいるなら悩みを解決する方法を提案してしまい、悲しいエピソードもそれは君の考え方が悪いと断じてしまうのです。
車の運転が得意なのが男性に多いのは空間把握能力が高いから。
さらにパズルやロジック、車が好きなのも空間把握能力や目的と手段が明確という点から好むようです。
コミュニケーションを手段と考えている男性というのが一言にまとめた特徴。
女の特徴と考え方

女の特徴は、「会話自体が目的」「空間把握は苦手」「観察力で相手の心を読める」というもの。
「会話自体が目的」というのはまさに、男とは正反対の特徴です。
会話することで自分の存在をグループに溶け込ませるというのを、原始時代からやってきたことによって培ってきたので、会話が得意であり会話を最重要としています。
会話の内容以上に会話を成立させている感じを大事にするのです。
コミュニケーションという右脳が発達している分、空間把握という左脳的な部分は苦手だったりします。
地図を逆さまにしたり、車の運転がそもそも苦手というのはこの空間把握が苦手というところから来ています。
コミュニケーション能力は非常に高く、それによって観察力も磨かれているのが女です。
相手の違いにすぐに気が付き、違和感を持つことも多いのはそのため。
常に家族や周りの変化にいち早く気づき、家庭を守ってきた女だからこその特徴です。
コミュニケーションを目的とし最重要なものであると考えるのが女性というのが一言にまとめた特徴。
上手く付き合っていくのが大事

違いがわかったところで、これに上手く付き合っていくことが大事です。
男女は違いはあれど、どちらも優位な点があります。
それを理解して得意な分野を活かしていくのが大事です。
また男女は切っても切り離せない存在同士、相手のコミュニケーションを理解した上でイライラポイントを理解しましょう。
男性なら、女性のコミュニケーションがしたいだけ。という感情を理解してあげて黙って話を聞いてあげる時間を作りましょう。
女性なら、男性のついつい目的や手段を語りだすのを、またコイツ話したいだけの感情を理解していないバカな奴だと笑ってあげてください。
そうすることで、少しだけ相手のことが理解できて、相手も満足して許せる寛大な心を手に入れることができることでしょう。
まとめ

今回は「話を聞かない男、地図が読めない女」を紹介してきました。
僕の中では、近年稀に見る良書でした。
男女の違いから考え方の違いがわかり、それを理解するところまで全てが腑に落ちた感じです。
違いを理解したからこそ、それをどう活かしていくかまでわかり非常に読んで良かった。
ぜひ、気になる方は実際にお手に取って読んでみてください。
では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

