集客ができさえすれば、どんな商品も売ることができます!
かなりの暴論に思えますが、実は芯を食っている考え。
今回紹介するのは今井孝さんの「ひとり社長の最強の集客術」です。
集客のために簡単4つのステップが紹介された一冊で、誰でも再現度高く実行できる集客術が書かれた一冊でした。
この記事では、そんな「ひとり社長の最強の集客術」の4ステップを簡単にまとめて紹介していきます。
では、いってみましょう!

本書の概要

ページ数
あとがき含めず202ページ、全206ページでした。
読むのにかかった時間
大体2時間くらいで読み切ることができました。
構成
集客できない人がやっているNG行動から始まり、成功する人の4ステップの集客方法、実際の4ステップの詳細が紹介される構成でした。
最後には社長に対してのメッセージが書かれていました。
おすすめ度

今井孝さんの「ひとり社長の最強の集客術」のおすすめ度は、5点満点中3.5点です。
結構ピンポイントでおすすめできる人は限られてくる印象でした。
まず集客に携わっている方が大前提となってきます。
これは社長はもちろん、営業の方も含んでいますが、複数ある集客の方法を選択できる方に合っていることは間違い無いです。
逆に方法を選べず、とにかく足で客を増やす必要がある方については役に立ちそうにありません。
また、集客するステップの詳細も決して目新しい方法では無い気がしました。
一言でまとめると、出会いを増やせ!というものなので既に出会いがあるという方についてはそこまでの有用性がある内容だとは思えません。
ただ、集客に関する本を読んだことがないという方にはブチ刺さる内容だと思います。
確実にやれば伸びる方法ではあるので、試してみる価値は十分にある方法なのです。
ぜひ、この機会に集客力を伸ばす方法の一つとして取り入れてみてください。
集客の4ステップとは

成功する人は集客を4ステップに噛み砕いて実践しています。
ズバリ、①出会う②仲良くなる③検討する④買う。です。
この四ステップに噛み砕いて考えることで、どこが足りなくて最終的な売り上げにつながっていないかの分析もできるようになります。
また、これらがしっかりとできていれば、売り上げは安定するのでこれだけやっているから大丈夫という安心感にも繋げることができるのです。
SNSもセミナーでの出会いも全てがこの四ステップのいずれかに当てはまることを便利にしているツールにすぎません。
どのツールをやればいいのかよりも、何をするためにどのツールを選ぶのか使いこなすのかという観点が重要です。
4ステップ詳細
ここからはそれぞれのステップの詳細を紹介していきます。
出会う
とにもかくにも、出会うことが集客の上では重要です。
そのためにSNSやビラ配り、似たセミナーへの参加など、方法はたくさんあります。
その方法たちを使って、とにかく出会う数を増やそうと考えるのが出会いのステップです。
交換した名刺の数も大事ですが、そこから連絡ができる人の数を一つの指標として増やしていきます。
ここで絶対数を稼ぐことによって、この後のステップへの移行が楽になっていくのです。
また、ここの数が一番自分でコントロールすることができる数字でもあるので、集客で一番力を入れるべきところとも言えます。
紹介や口コミ、ジョイントベンチャー、広告と出会いの場面を増やす方法はたくさんあります。
それらを効率的に使うことこそが、集客へとつながる第一ステップです。
仲良くなる
出会った人たちと仲良くなる!というのが第二ステップ。
出会いからうまくここに繋げていくのが、腕の見せどころとなってきます。
出会った人たちととにかく仲良くなることが次のステップへの道筋です。
仲良くなるために重要な考え方が「与える」
いかに相手にとってのプラスの存在になれるかを考えます。
貴重な情報を提供したり、専門的なアドバイスを無償でしたり、手伝いを買って出たり。相手の話をただ聞いてあげるというのも「与える」行動です。
これらの「与える」行動を行うことで、相手の信用を得ることができ、この人の話も聞きたい。この人に喜ばれたいという感情に顧客を持ってくることができます。
与える情報のアイデアとしては「問題の原因」「成功事例」「商品の選び方」「商品やサービスの使い方」「裏技やテクニック」「Q&A」「使えるツール」「業界動向」「統計やアンケート調査」「参考図書や映画」があります。
これらの情報を与えることにフォーカスするとSNSでも他の人との会話の中でも有り難がれることでしょう。
検討する
仲良くなるステップまできたら、あとは自分の売る商品を検討してもらうフェーズです。
決して買ってください。という言い方をしないのがコツで、「買いますか?」というYes、Noで答えやすい形にするのがポイント。
Noと言われれば、どうしてNoなのか不安な点や気になる点などを聞き出すのがいいでしょう。
そこから説得してもいいですし、不安点を今は払拭できないと思えば、今回は見送らせるのも手です。
押し売りしてしまうと、せっかく仲良くなった信頼関係が崩れてしまいます。
そうならないためにも、相手に判断を完全に任せる姿勢が大事です。
また、ちょっとしたおまけや値引きは個人間では良い方法でもあります。
検討してもらうために、買ってもらうために必要な情報を提供するのがこの検討するというフェーズです。
買う
最後に買ってもらうフェーズ。
これは説明不要でしょう。
お客さんに実際に買ってもらう段階で、あとは約束通りの提供を行うだけです。
ここまで来て、ようやく売り上げにつながり、集客からどれだけの人数が残っているかはそれぞれのステップの熟練度に関わってきます。
買ってもらう量を増やすために、どこのフェーズに力を入れるかなどはぜひ、自身の経験を積みながら考えていくと良いでしょう。
メンタルブロックを乗り越えろ!

四つのステップは決して難しいものではありません。
ですが、全ての会社が行えているわけではもちろんないです。
というのも、そこにはメンタルブロックと呼ばれる、心の障壁があるからです。断られたらどうしよう。失敗したら恥ずかしい。SNSをしているのはダサい。など
やらない理由を探してしまうのが人間というもの。
それは社長だって一緒です。
メンタルブロックを乗り越えられることこそ重要になってきます。
決して難しくない四つのステップをぜひ、取り入れてみてください。
確実にこの方法で集客力の可視化、売り上げアップを図れるはずです。
まとめ

今回は、今井孝さんの「ひとり社長の最強の集客術」を紹介してきました。
よくできた一冊で、集客を一から知りたい方にはぴったりの一冊だと思います。
若干聞いたことがあるような話だったのは残念でしたが、学びになる一冊ではあるでしょう。
ぜひ、気になる方は本書をお手に取ってみてください。
では、皆さんの集客力がアップすることを祈っています。

