天才になるためのノート術と聞いて、あなたはどう思うでしょうか。
「胡散臭いなぁ」
「ほんとに!?やるやる」
「ゆうて、天才になれるわけない」
と色々感想があるだろうと思います。
僕ももちろんこのタイトルに魅力を惹かれたわけですが、疑いの目で読み始めました。
その結果、割とやってみようと思いましたので、今回はそんな感想に至った「あなたを天才にするスマートノート」に関して書評とともに紹介していきます。
では、いってみましょう!
趣旨
あらゆる自己啓発系の本でノートをとれ!と言うのをよく目にすると思います。
僕も何度となくノート術という本を読んでは、ノートやメモを取るようにトライしたものの、長続きせずいつの間にかノートに埃が被っているなんてことはよくありました。
まず大前提にこの「あなたを天才にするスマートノート」は、岡田斗司夫氏琉のノート術について書かれている本であり、従来のノート術に挫けた人たちに向けた本なのです。
僕も読後数週間ではありますが実践しており、続けていけそうな雰囲気を味わっています。
このステップをやれば天才になれるんだというモチベーションもありますので、数多くのノート術、メモ術に挫折してきた方々は参考にしてみてもいいかもしれないです。
また、「あなたを天才にするスマートノート」では天才という言葉がよく使われています。
なので、一度ここで「あなたを天才にするスマートノート」が示す天才というのをおさらいしておきます。
天才とは、発想力、表現力、論理力三つの能力を兼ね備えた人間のことを呼んでいます。
おおむね皆さんの想像と合致する意味合いで天才というのは定義されていることでしょう。
発想力とは文字通り発想する力で誰も思いつかないようなアイデアが考えつく力のこと。
表現力とは自分の中にある発想やアイデアを人に説明する力、表現する力のこと。
論理力とは順序立てた物事の捉え方ができ矛盾の少ない考えができる力のことです。
これら三つ全てが高い能力値にあるのを天才と呼ぶことと「あなたを天才にするスマートノート」ではありました。
どれか一つでも欠けると優秀ではあるが天才と呼べるものではないのだそうです。
実際かなり根拠があると僕は感じました。
詳細は本書を手に取ってもらいたいのですが、この天才という定義に向かってノート術のやり方がステップごとに明確に示されているので実に参考になると思います。
学べること
「あなたを天才にするスマートノート」は、しつこいほど言いますが、ノート術が書かれている本になります。
なので実践しなければ天才になることは不可能です!
この本を読めば頭が良くなる!だったり、この本一冊で明日からハッピーになれます。といったものとは全く違います。
あくまで本書は手順書や方法論を学ぶHow To本という位置付けなのです。
なので、ノート術を学んで実践した先に天才への道が広がっていると思って本書を読み始めてください。
僕も本書を読みましたが、決して天才になっているわけではありません。
ただし、この先このノート術によって天才になる可能性は十分にあるとだけ付け加えさせてください。
実践すべきステップ
実際のやり方が明確になっているのが本書のいいところです。
せっかく納得のいくノート術の本を読んでも、やり方がいまいち想像つかなかったり、長続きできる仕組みになっていなかったりすることはよくありますから。
簡単にステップについても紹介します。
やるべきステップは以下の4ステップです。
ステップ1:5行日記をつける
ステップ2:行動採点をする
ステップ3:論理訓練を行う
ステップ4:見せてお話しをする
一つのステップが滞りなくできたら次のステップに行くという方式を取っているので、挫折や続かないことはまずないと思います。
ステップ1の5行日記さえ習慣化できさえすれば、もうあなたは天才への道を歩むだけです。
もう少し詳細にノート術をお話しすると、
基本ノートはどういったノートでも良いですが(本書ではB5を推奨している)見開き1ページを1セットとして使います。
ステップ1では5行日記を見開き右側ページに日付とともに書きます。
次の日もまた、同ページに5行日記を書きます。
これを繰り返すだけです。
左側ページに関しては、気になったことを書いてもいいし、書かなくてもいいです。
ステップ2では、先ほどの5行日記に対してそれぞれ◯△□の採点をつけます。
ここは点数方式でもいいですし、自分の気に入った方式で採点を行えば良いとありました。
こうすることで自分の行動を客観的に見ることができるようになるそうです。
ステップ3では大きくステップアップします。
これまで1日を5行で表現していたものを右ページ丸々使うようになるのです。
気になったことや学んだことを事実ベースで右ページ全てを1日単位で書きます。
そして、思ったことであればさらに深く。なぜそう思ったのか。どうしてそうなったのか。まで考えて書き
左ページに関しては自由に使ってよくて、いたずら書きでも右ページの続きでも、右ページから考える結論を書いても良いそうです。
ステップ4はステップ3を続けながら、左ページを人に見せて説明したり一緒に議論するフェーズになります。
ここまで来ればもう人に説明する力もついてくるらしいです。
ここまでが一通りの天才になるためのノート術のステップと簡単なやり方の紹介になります。
お気づきかもしれませんが、ノートをかなり勿体無く消費するのが「あなたを天才にするスマートノート」のノート術です。
左ページ丸々書かなくてもいい!という斬新なアイデアだと僕は思いましたが、この勿体無いという感覚も大事なのだそう。
勿体無いから書く。書くからアイデアになる。面白いものが生まれる可能性がグッと上がるようです。
左側を書かずに右から書くというのは慣れるまでは大変そうな印象を受けたましたが、やってみれば大して気にならなくなるとのこと。
ちなみに僕が使っているノートは無印良品で買えるA5のノートです。
一応リンクも貼っておきますが、本当に基本どんなノートでもいいそう。
一番は続けることで、5行ごとにわかりやすいノートであれば何の問題もないと思います。
僕が感じた天才になるための流れ
ステップを実際に進んでいけば、確かに頭が良くなる実感があると思います。
僕はまだステップ1、2の5行日記と自己採点しかできていませんが、だんだんノートに1日を書く習慣ができてきました。
さらに、書くために色々なことに注目するようになったのです。
ブログを1記事書くと日記にも書けるので、ブログまで習慣になりつつあります。
日記のネタを探すために色々なことに挑戦も無意識レベルでやるようになってきて、映画を観たりも今まで注視してん来なかった事象について、観終わったら日記に書ける!というモチベーションで観るようになってきたのです。
今までより物語を考えながら観るようになっていると思います。
次のステップ3の1日で右ページ全部を使うのは僕にはまだ早いような気がして進めていないが、物事をなぜ、どうしてで深く考えていく習慣は実に素晴らしいです。
頭は使えば使うほど良くなっていきます。
逆に使わない限り劣化していく。
早くステップ3に行けるよう今以上にノートの習慣化を意識していきたいと思います。
ステップ2時点で既に自分の能力が向上する実感があるのでステップ3以降が楽しみでなりません。
着実に天才に近づけていると勝手に思っています。
思い込みでもとにかく、思い込むってのが最終的には大事なのです。
自信から来る実力。自信から来る天才力。
僕はもっと磨きをかけたいと思います。
まとめ
「あなたを天才にするためのスマートノート」は非常に読みやすい本だと思いました。
語り口調で書かれているので、すんなりと頭に入ってくるし、説明にも納得します。
おそらく作者の岡田斗司夫さん自身、このスマートノート術を実践してきた人物なので相当の天才です。
彼の発想力や表現力、論理力に近づくためにもこのスマートノート術はとても有効になります。
先人が実践してきたことを真似すれば大体が同じレベルにまで到達できる可能性があるのです。
もしかしたら先人よりももっと先に行ける可能性だって続けるだけであります。
こんな簡単かつ明確な天才のなり方がこれまであったでしょうか。
ノートを指定されたように書く。
これだけで天才に確実に近づくことができるのです。
ただし、もしあなたが天才になりたくない。もう今のままで十分天才だからいらない、と思うなら決してこの本はおすすめしません。
この本読んで実践を続ければ天才になってしまうからです。
ステップの詳細や実際のノートにどんなことを書けばいいかについては「あなたを天才にするスマートノート」の手にして読んでみてください。
中身としてもそんなに重くないので、すぐに読み切れると思います。
天才にノートの費用だけでなれるなんて、なんて贅沢な時代になったのでしょうか。
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