妄想をもっとしろ!5分でわかる佐宗邦威「直感と論理をつなぐ思考法」書評&要約

それ、本当にあなたのやりたいことですか?

自分の中から湧き上がった気持ちに嘘をついてはいませんか?

今回紹介するのは、佐宗邦威さんの「直感と論理をつなぐ思考法」です。

自分の中から湧き上がった考えを形にしていく方法を紹介した内容。

先が見えない時代だからこそ、妄想力が重要になってきます。この記事ではそんな「直感と論理をつなぐ思考法」の内容を紹介します。

では、いってみましょう!

本の概要

ページ数

おわりにを含めず264ページ、全271ページです。

読むのにかかった時間

だいたい3時間ほどで読み切ることができました。

構成

直感や妄想がどうして必要なのか、これまでの思考法では時代に追いつけなくなっている理由が紹介されます。

そこから、直感や妄想をどう行なっていくかを知覚、組み換え、表現という章に分かれてまとめられる構成でした。

おすすめ度

佐宗邦威さんの「直感と論理をつなぐ思考法」のおすすめ度は、5点満点中3.5点です。

まぁおすすめできるかな。という評価。

全ての人に読んでほしい!というよりかは条件に当てはまったら読んだ方が良い。という感じです。

今の自分がPDCAという形にハマりすぎていて、脱したいと思う方。こちらにはぜひオススメしたい。

新しい考え方で妄想力によって、イーロンマスクのような新しい発想をしていく方法が書かれています。

次に新しい何かを生み出したいと考えている方。こちらの方にもぜひオススメしたいです。

自分の中に潜んでいる妄想やアイデアの種を育てていくというのが、基本的な「直感と論理をつなぐ思考法」のコンセプト。

そのため、新しいアイデアを発想させるにはもってこいの一冊です。

ただ、会社という枠組みがある場合には少し工夫が必要なので、ゼロから作るという点では非常に役に立つ内容ですが、すでにあるものから発展させるときには難しい内容だと思います。

これからの時代に必要な考え方ではありますが、必須科目というとそうでもないという印象でした。

気になる方はぜひ、チェックしてみてください。

PDCAは限界?

PDCAの世界は限界を迎えつつあります。

より早く、効率的に、大量に。というのに向いているのは確かにPDCAです。

ですが、効率化には限界があり、去年より1%増加しました。というのもすごくはありますが、人口が減りつつ選択肢の多い時代には合っていません。

さらに、AIやロボットの登場によりPDCAを実行する存在が自動化されつつもあります。

人間がそもそも必要なくなるPDCAとなる可能性だって十分にあるのです。

効率化には限界があり、さらにAIなどにより自動化されていく可能性が十分にある。

これがPDCAの限界という話につながります。

PDCAという考え方ではない、自分の中から生まれた妄想を形にして世界に届ける。これが佐宗邦威さんの「直感と論理をつなぐ思考法」の内容です。

自分らしく考える

PDCAでは限界が来るので、自分の中の妄想を形にしましょう。

イーロンマスクがとても良い例です。

「火星に移住しよう」これこそがイーロンの中の妄想を形にしてアウトプットしたアイデア。

それについていく人も大勢います。

決してPDCAから生まれたアイデアではなく、イーロンの中から妄想して生まれたアイデアが「火星に移住しよう」です。

突拍子もないことではありますが、今の時代こういったビジョンに人がついてきて、応援されお金が集まる構造というのも一つの真理。

つまりは自分の中から生まれた妄想、アイデアが必要不可欠です。

他人に評価されやすい時代だからこそ、ブレない自分の考え・妄想が必要。

他人を軸に置いた考えではなく、自分を軸に置いた考えを推奨します。

自分を軸に置くことで、アイデアはより突飛したものになり、アイデアを作っていくときのワクワクドキドキのストレスフルな体験もあります。

ぜひ、自分らしく妄想、考え、実現させていく楽しみを味わってください。

自分だけで考える力を取り戻す方法

実は人間は、もともと自分らしく考えるというのができていました。

子供の頃は皆が持っている能力が妄想力です。

しかし大人になるにつれ、失われていきました。

それを取り戻す。というのが自分らしく考えるのやり方です。

既に子供はできていることを大人がもう一度取り戻すために、以下のことをやっていきましょう。

余白の時間を作る

まずは余白の時間を作ります。

現代人は忙しすぎます。ちょっと時間が空いてもスマホを触ったりしてしまいます。

そこで、予定に何もしない時間を予約するのです。

こうすることで、スケジュールから時間を取ることで誰にも邪魔されず自分と向き合う時間が作ることができます。

まずは自分と向き合う時間を作り出してから、あとはノートを準備する。

たったこれだけで1ステップ目はクリアです。

知覚し直す・磨く

妄想をしていく上で大事な考え方として、そのまま知覚するというのがあります。

見たままを解釈するという技。無意識にわかりやすい形に要約したり簡単にしたりすることなくそのまま知覚するのです。

そのまま知覚することで、無意識に見落としていたものに再注目が行われ、これまでのアイデアとは別の角度から何かを思いつくこともあります。

そのために、デッサンすることが推奨されていました。

上手い下手に関わらず見たものをとにかくそのままアウトプットする力をつけます。

特に何か写真を逆さまにしてから、デッサンすることでより一層見たままをアウトプットする力がつきます。

子供は自分で見たものをそのまま、絵にしています。その力を取り戻すのです。

さらに、雲を見て何かを連想させるのも大事な訓練になります。

自由な発想で見たものを知覚する訓練となり、自分の中のアイデアのパーツたちを自由に組み合わせる力が伸びるのです。

出てきたアイデアは随時ノートに書いたり、デッサン自体ノートで実践します。

凡庸から脱出する

最後に凡庸から脱出するです。

ときには既存のものから新しいアイデアを生み出すことも必要になるでしょう。

そんな時は、まず既存のものの特徴を列挙します。

そして、その特徴から全く逆の特徴を列挙します。

例えば、スターバックスであれば「清潔感のあるカップ」「さわやかな店員」というのが既存の特徴だと言えるでしょう。

そこに逆の発想として「持ち帰りタンブラーのみ」「無人の店舗」というが対応させてアイデアを生み出します。

新しいアイデアを生み出す、逆転的な発想。

自分の中から生み出すのが妄想ではありますが、既存のものに手を貸してもらうのも技の一つです。

まとめ

今回は、佐宗邦威さんの「直感と論理をつなぐ思考法」を紹介してきました。

妄想によって自分から出たアイデアを抽出する技術は面白かったです。

子供の行動をヒントにしている点も、面白く、なるほどなと思わせてくれました。

今後はより、自分の中を見つめ直すきっかけにしたいと思います。

では、皆さんの読書ライフがより良いものになることを祈っています。

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